茜色、オレンジ、紫。ラベンダー色
、インディゴブルー、、、猫の目のように、グラデーションの空がくるくると色を変えて、夜があける。。。
最後。。。デザートを食べる為に、ヴィーナスは、夏の夜明けを醸し出しました。
シーン、シーンという美しい、
夏の目覚めの蝉時雨。。そして、ヴィーナスの大好きなヒグラシの鳴き声を、、、みんなが、橋の向こうの茶室に渡ると、
滝のあちら側からは、何個か、ドンブラコとスイカが流れてきました。
「蝉が鳴いてるー、夏、なんだねー。」誰かが言うと、
「ヒグラシヨー。ワタシハ、オトーサンガタコダカラ、チキューニ、ウチュージンノオカアサンガキマグレニアソビニキタトキニコイヲシテ。デ、、、エンキョリレンアイ。テ、イッテモ。オカーサンハ。キッスイナウチュージンノムスメサンダカラ。チキューニテレポートワープデスグコレタミタイダケドサー。
デ。ワタシハ、ヒグラシノナクマナツノチキューデウマレタラシイシ。」
それから、ヴィーナスは、お母さんに、金星に連れて帰って、地球の事は覚えていませんでしたが、
だから、地球に来て、話しに聞いていたヒグラシが鳴くのが好きなんだ、ヴィーナスが言います。
「わー、スイカたろー。ももたろー、じゃない。」ボタンが、はしゃぎスイカをひろいました。
あたしが、切るー笑〜が、
茶室で、冷えたスイカを切ると、チリンチリン、風鈴が風にそよぎます。
降るような蝉時雨です。
「シュナ坊も、ヴィーナスのおかげさんだわー、シュナ坊ぐらいの男の子って、やたらと虫をかまうけど、ヴィーナスのおかげで、命の短い蝉をつかまえたり、しないし。」笑〜が感心に、ヴィーナスを褒めると、
シュナ坊が、「だけど、丸ムシはかまうよ。丸ムシ、まるむしー。」シュナ坊が、ダンゴムシをつかまえて、家に持って帰るので、
いつも、
笑〜やラブには。怒られます。
「遊ぶだけだよー、いじめるわけじゃないしー。つっつくと丸くなるから丸くするだけー、」「外でかまいなさいよ、家に連れてくるなー、」
学校でも、友達と、虫は、かわいそうなのでつかまえませんが、まるむしー。だけは、じゃれるためにつかまえて遊んでから逃がします。
「それにしても、どっから、こんな。魔法をだすのー、スゴイね、ヴィーナスは、」スイカを食べながら、茶目コは言います。
「ソンナノナンデモアリノ、ウチューノヒキダシカラ、ナンデモヒキダセバイイダケジャン、カンタン、カンタン。。。ウチューノヒキダシハ、ナンデモアルノニ。ミンナダサナイダケー。」ヴィーナスは、サラッと言います。
プッ。プップププ。スイカの種を吐き出すと、空が、ギラギラ暑くなり、ヴィーナスは、パチン、と、冷房を入れました。
相変わらず、福ちゃん。元気がないなー。さっちゃんって女の子の話題が出てからだけど。ヴィーナスは、ちょっと気になっていました。
マナツのギラギラから、空がだんだん曇り、夕立です。ゴロゴロ雷が鳴り出したので
「ヤダー、ちょっと、こんな演出あるのー、」雷嫌いのラブとボタンがヴィーナスに、怒り始めます。
対して、他の子どもは、わー、雷だ、雷だ、ザーッ、スコールな雨とともに稲光が光り、
はしゃぎまくります。
ヴィーナスは、涼しい顔で、
「ナツハ、ヘンカガタノシーノ、」と言いながら、引き出しから、タチバナの差し入れのケーキと、ヴィーナスの大好きな桃を出します。
「ゲストサンカラネー、グリカラエラブノヨー、アトハジャンケンネー」タチバナのケーキは、宝石のように色とりどりの種類でした。みんな子どもなんだから、というように、ヴィーナスはいいました。
2019年02月06日
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