2019年01月29日
苺。21メンフクロウのピピコと、奇妙なふたり。。。
シュナ坊。。。↑
ピピコ。。福の森。。。
「あっ、、、こ、こんにちは〜。」トウサンオウが、言います。
「観光ですか、、、」ピピコが言いました。死の旅で、死に場を探して、死ぬ前に、天国を見たいと願って、神楽町に来たトウサンオウです。
だから、、観光と言えば観光なんでしょう。確かに。。。神楽町民でもないし。
「はい、たまには、ユックリしたいと思いまして、仕事、仕事で、もうストレスばかりで、以前からずーっと憧れていた、この神楽町にこれたらなと、」
トウサンオウが言うと、ピピコは、「あら、お嬢さんですか、可愛いですねー。」
「お嬢さんとゆうか、あの、海辺で、この子が迷子になったようです、この子が、記憶をなくしているようでして。。。どこに住んでいるのか、全然覚えてないようですが、苺を食べたり、どうも、苺が大好きなようで、それで、その、無人販売所で、箱いっぱいの苺が、ありまして。。」
たどたどしく、トウサンオウがいうと、少女が、「うん、あたしは、なーーんにも、わかんない。迷子になっちゃった。このおじちゃんに助けられて、苺を食べたりしたことは、覚えてるけど、
、、でー、苺ちゃんてゆう名前にしたから、苺ちゃん、って言うの。」
「迷子になっちゃったの??!それにしても、神楽町では見かけない子だよね、観光客の方が、親御さんかなぁ〜、」ピピコが言うと、ピピコは、はっとしました。
神楽町は、特殊地域で、観光地になっていますが、国内でもパスポートがいります。福の神の納める聖域だからです。
トウサンオウは、一応パスポートは、なけなしのお金で、最後の死の旅としてきちんとこれだけは、と、取ってありました。
パスポート、問い合わせたら、この子の身元がわかるかも!
でも。。。観光客の方は、わりと、富裕層の方が多い傾向ですが、、、
子供がいなくなった場合は、すぐさま、通報があるはず。最後の最後として、この平和な神楽町に、なにかの事情で、子供を捨てたのかも。。
神楽町は、福の神の街。。。神楽町教会には孤児院があるし、福の神のサポートで、安心な暮らしが孤児院にも保証されているし。
ピピコは、トウサンオウに、パスポートの事務局に問い合わせてみようか、と提案しました。
トウサンオウは、もう、お金が尽きたので、財布を落としてしまったから、泊まる場所がないから、今日は、森の洞穴に泊まると、いうと、ピピコは、
夜まで、この辺りの、チーズやチョコレート工場は、見学者の方に試食もあるし、ワインやシャンパンや、酒蔵では、試飲があるから、それから、森の聖なる泉では、新鮮な湧き水が、美味しいし、と、観光案内をひと通りしてあげました。
パスポートで、女の子の身元不明の場合は、テレビジョンで、呼びかけるといいわ。
「あの、森の休憩所でも、テレビジョンで、行方不明の子供のニュースが流れてたね、神楽町では、そんなこと、、、珍しいんだね!」トウサンオウが言うので、ピピコは、
「うん、珍しいよ、物騒な事件なんて、神楽町には、前代未聞なの。。。」
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8513439
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック