徒然草子

季節の変わり目に出る片頭痛。春先は花粉症と複合で来るから余計につらいけど、梅雨から夏は低気圧と寒暖差（正確に言うと冷房室内と外気温の差）や湿気過多でやられることが多し。
遡ると中学生の頃からよく頭痛にはなっていて、20歳過ぎまではストレスや寝不足、あとは首や肩のこりが原因で発症していたと思う。その時はバファリンで効いてた。けど、ある日バファリンが効かなくなり、ひどいと吐き気まで出て仕事や日常生活に支障が出るようになった。ので焦る「こりゃ何か脳の病気なんじゃないか？」と不安になり、ネットで調べて出て来たのが、頭痛外来。いきなり脳外科だと敷居が高かったので、当時あまり聞き馴染みのなかった頭痛外来なるものへ罹ってみることにした。

それが「秋葉原駅クリニック」です。当時はまだ開院して間もなかったと思う。職場から電車で10分くらいで行けるし駅近だってことでここにしたのですが、行って良かったです。救われた
私の話をじっくり聞いてくれて先生は一言「片頭痛です」同時に、片頭痛は普通の鎮痛薬は効かない。
あなたが思春期になっていた頭痛は緊張型頭痛というもので発症原因が異なっていたから市販の鎮痛薬が効いていたけど、最近、片頭痛に変容した。これはよくあること。片頭痛は緊張型頭痛とは発症要因や痛みの出る仕組みが異なるから、ただ痛みを和らげる鎮痛薬ではなく、その発症要因に働きかける薬を処方することで痛みを抑えることができる。といったことを図解で分かりやすく教えてくださいました。

で、処方してくれた薬がスマトリプタン製剤の”イミグラン”という薬でした。恐る恐る飲んでみたら、魔法のように痛みがスッと引く。もうホント先生が”神に思えました。
もちろん、ちゃんと処方の仕方や約束事は守ります。痛みの出始め又は痛みが出ている時に飲む。予防として飲んではいけない。
ただ、一回に20回分までしか処方できないことと、当時はまだ後発がなく薬価が高かったのが少々痛かった。まだ独身で働いていて、実家暮らしだったこともあり自由に自分のお金が使えたので良かったけど。
（２）へ続く