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2023年12月19日
四字熟語書写 No.491/No.488
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四字熟語書写の2回分のお題を書いてみました。
第491回
「兵者凶器(へいはきょうき)」
https://x.com/yojisyosya/status/1732837378543288508?s=20
第488回
「深諮掲(しんれいせんけい)」
https://x.com/yojisyosya/status/1731750216976458057?s=20
Apple Pencilで書いています。
価格:1080円 |
字を美しく書くのは難しいです。本当に。
私は極力全体に対しての個々のパーツの配置を等間隔になるように気を使って書いていますが、なかなか思うように点画を配置できずに残念な気持ちになることばかりです。
私が注意する点は以下の通りで、今回書いた2回分についてどのような意識で書いたか解説してみたいと思います。いろいろ考えながら書いていくので段階的に更新していくと思いますが、「書いている途中なんだな」と思ってください。
(1)起筆と線の方向性
主に縦画において、最初にペンを置いた際の打ち込み、起筆は強めに入れています。これによって全体の印象が締まってシャープな造形になるように思います。ただ、横画も入れてしまうとくどくなるので、横については伸びやかな線を心掛けています。
また、空間や位置関係が対称的になるような位置取りを意識しています。
線を引くことによって空間が分断されるわけですが、分断された部分部分の比率が均等、または比率が規則的になるようにすることを注意して線をどこに引くかを考えています。
次の漢字の「者」も同様に起筆とバランスを考えています。
横画はのびやかに、そして縦画は打ち込みをいれて起筆を強調、払いがあるところは他の画線に影響がないところはどこまでも滑らかに払う感じです。
点画のバランスは長さの対称性もさることながら、空間の対称性もできる限り考えるようにします。者については、右上と左下の空間で対称性を表現できるように思います。