ぶつよくさんの『言いたい放題』。

言葉で語る必要無し。その姿が、全てを物語る。

敵はスーパーヘヴィウェイト

ショウゴ、シモンと強豪の所属するチームを撃破し、勢いに乗る主人公チーム（主人公＝プレイヤーはほとんど戦って無いけど）。今回の相手は『シロイ・マスミ』である。
彼はチーム『AIRBRUSH OF Z』のリーダーであり、ガンブレ学園１の塗装技術をもっているそうな。チーム名が原型と留めていないのはご愛敬である。
ちなみにこのチーム名、劇中では何故か「エアブラッシュ」と読まれている（ようにしか聞こえない）。普通はそのまま「エアブラシ」のハズなのだが･･･ま、気にしないでおこう。
しかし今回のシロイの場合、話の流れ的に先の２人とは異なった展開になっている。

彼は、何一つ悪い事はしていないのだ。

先の２人は割と小悪党な振る舞いをしていたのだが、彼は塗装ブースを仕切っている責任者的な立場なだけで、小悪党めいた事はしていないのだ。むしろ主人公側のメンバーが難癖をつけているだけにしか見えないのである。
多少なりとも活動が学園内で認められつつある状況なのに、これではマイナスイメージに繋がるのでは？と余計な心配をしてしまう。もっとも、この学園は力こそ正義。問題が発生した場合、何でもかんでもガンプラバトルで決着をつければそれでよし、である。ヒデェ学校だよ。

シロイの機体は、頭と腕がドム、胴体はジ・Ｏ、脚部はブレイクディアス（「ガンダムブレイカー３」オリジナル機体のこと）、バックパックはＺガンダム、射撃武器は連邦製バズーカという構成となっている。重MS系のパーツを中心とした構成故に、これまで出てきたNPCの機体の中ではもっとも纏まっている機体と言えよう。

しかしこのペイントでリアル塗装派ってアナタ。

２色迷彩を施しているというのにチッピングをかけまくっている為、もう迷彩なんだか汚し塗装なんだか分からない。惜しい･･･もう少し受け止めやすいアプローチをしていれば、印象はもっと良かっただろうに･･･。

さてさて、今回のフィールドはまたも新しくなって砂漠である。しかし、単にだだっ広い砂漠が広がっているという訳では無く、思いっきりピラミッドとか谷とかがあるので色々と考えさせられるフィールドである。
今回も呑気にパーツ集めに勤しんでいたのだが、ここで『鉄血のオルフェンズ』より、MAハシュマルが登場！おおっ、今回新しく追加された大型ユニットだ！PVで見てたけど、初めて対峙することもあってちょっぴりワクワクした。
攻撃方法として、劇中にも使用していたビーム砲、超硬ワイヤーブレードは言うに及ばず、何とプルーマ（無数の随伴機）まで再現。おおお、なかなかいい再現じゃないか。やっぱりこういった大型の敵機を皆で攻撃するとか熱･･･コラ第三勢力の雑魚共ぉぉぉう！こんな時に横からハメてくるとは、無粋極まりないわ（爆散）ああぁぁぁ！！

勝利後、またしても説教モードに入るユイ嬢。いや、別に彼を責める必要はどこにも無いのでは･･･あ、何か胸に響いたっぽいリアクション！やはり力こそ正義な世界では、勝者の言葉は絶対とでもいうのか！？何だか彼が不憫に思えて仕方が無い。
その上、ストーリー的にこの後の塗装ブースがどうなってしまったのか色々と不安になる展開が。なるほど、これは主人公側が常に正義ではないというメッセージを込めたシナリオ･･･な訳は無いわなぁ。