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2024年01月18日

【ゲーム要素皆無!】Fractal Design社 小型PCケース「Terra」をレビュー

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今回ご紹介するのは2023年6月9日に発売されたFractal Design社 小型PCケース「Terra」です。

価格は37,400円です。(税込)

対応マザーボードは「Mini-ITX」になります。

terra.2.jpg
カラーバリエーションは「Jade」「Graphite」「Silver」の3色を用意しています。

「Terra」の詳細はこちら


「Terra」の特長


❶デザインと素材・・・アルマイト加工厚板やウォルナット無垢材を使用し、ブティックデザインの特徴を備えています。

8mm厚のアルマイト加工フロントパネルとウォルナット無垢材製フロントパネルがエレガントな外観を提供します。

❷GPUの収納・・・最大322mmの高性能GPUを10.4Lケースの省スペースに搭載可能です。 (ブラケットは含まれません)

❸内部アクセスと操作性・・・内部はアクセスしやすく、スライド式の中仕切りと高性能GPUを搭載するスペースが確保されています。

サイドパネルを扉のように開いたり、内蔵のつまみで上部をスライドさせて簡単に内部を操作できます。

❹冷却効果と通気性・・・トップ、サイド、ボトムパネルに通気孔があり、自然な空気の流れを取り込むように設計されています。

内部に通気孔があり、PCに簡単にアクセスできます。

❺ゲーム環境とデザイン・・・SFF(スモールフォームファクタ)ゲーミング向けのデザイン。

ウォルナット無垢材を使用したフロントパネルがナチュラルな空間を演出します。

❻拡張性と機能・・・PCIe 4.0ライザーケーブルが付属し、環境構築を迅速に開始できます。

2.5インチ専用ドライブマウントで最大2台のSSDを収納可能。

調整可能なマザーボードプレートで理想のバランスを実現します。

❼フロントI/Oと安全性・・・アルミニウム製の電源ボタンとUSB Type-C 20Gbps×1を含むフロントI/Oが搭載されています。

トップパネルとサイドパネルはロック可能で、組み立て後も安全に持ち運べます。

開封の儀


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内容物
Terra, 付属品ボックス , ユーザーマニュアル

外観


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「Terra」をチェックする


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早速、本体のウッド部分を触ってみます。

「Terra」は「アルマイト加工厚板」や本物の天然木材「ウォルナット無垢材」など、洗練されたブティックデザインの素材を組み合わせています。

「ウォルナット無垢材」は金属製にはない温かみを感じられます。

塗装は「マットブラック」で、触感として、しっとりした肌触りなので汚れが付着しやすい表面に思います。

類似するFormD社「T1 v2」と並べてみます。

もしも、よろしければ、目を通していただけると幸いです。

【こういうので良いんだよ!】FormD社 PCケース「T1 v2」をレビュー


実物を見ると思ったよりも小さく感じます。

それでは、本体のサイズを見てみます。

「Terra」のサイズはW153mm ×D343mm×H218mmになります。

右側はFormD社の「T1 v2」で、サイズはW135mm × D335mm × H220mmです。

IMG_0536.1.jpg
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「FormdT1」よりも「Terra」の方が全高は低く横に広いですが、容量はほぼ同じです。 

IMG_0167.1.jpg
フロントI/Oには「USB Type-C 20Gbps(USB3.2 Gen 2x2)」、「USB Type-A 5Gbps(USB 3.0)」、「電源ボタン」を備えています。

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各コネクタは「Power SW」「USB Type-A 5Gbps」「USB Type-C 20Gbps」を備えています。

フロントパネルを外します。

IMG_0171.1.jpgIMG_0181.jpg
外し方は「フロントパネル」に革製の取っ手があるので引っ張ると外せます。

IMG_0195.jpg
サイドパネルはパネル真ん中を下から上へ持ち上げると開きます。

開くとこのようになります。

IMG_0207.jpg
「ガルウィング」のように開きます。

IMG_0214.1.jpg
「サイドパネル」を上げるとヒンジ部分にレバーがあり、横に「スライド」させると外せます。

IMG_0232.1.jpgIMG_0238.1.jpg
「トップパネル」と「サイドパネル」を外すとこのようになります。

「フロントパネル」の裏側に「SSD2.5インチ」を換装することができます。

IMG_0251.jpg
また、「ボトム」にも「SSD2.5インチ」を1基、備えることができます。

IMG_0334.jpg
さらに、「SSD2.5インチ」に代わって「120mmファン」も取り付けることができます。

IMG_0344.jpg
次は「可動式マザーボードトレイ」を設定します。

IMG_0263.jpg
「オレンジキャップ」の「ネジ」を外すと「ゲージ」が表示されています。

「可動式マザーボードトレイ」の目安は以下の通りです。

terra.マザーボードトレイ.1.jpg
【PCケース】Fractal Design社「Terra」
【CPU】AMD社「Ryzen 5 7600X」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX B650E-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】NVIDIA社「GeForce RTX 4060 Ti 8GB」
【PSU】CORSAIR社「SF600」
【CPUクーラー】Noctua社「NH-L12 Ghost S1 Edition」

筆者は「3番」の構成に合わせます。

IMG_0294.jpgIMG_0290.jpg
IMG_0278.1.jpg
「オレンジキャップ」はトップに2か所、ボトムに2か所のネジを緩めて水平にスライドさせます。

IMG_0301.1.jpgIMG_0308.jpg
IMG_0320.jpgIMG_0314.jpg
可動幅が大きく調整できるため、将来的に大きめのグラフィックボードを換装する場合でも、その都度、「サイズ」に合わせて換装できるので非常に便利です。 

「電源ユニット」を取り付けます。

「SFX / SFX-L」に対応します。 

IMG_0373.1.jpg
2か所の「ネジ」を外して「ブラケット」を外します。

IMG_0386.jpgIMG_0378.1.jpg
そして、「ブラケット」に「電源ユニット」を取り付けたら元に戻します。

IMG_0393.jpg
IMG_0411.jpg
もし「120mmファン」を取り付けている場合は、あらかじめケーブルを束ねておくと良いでしょう。

次に「マザーボード」を取り付けます。

IMG_0414.jpgIMG_0364.jpg
マザーボードを取り付けたら、「PCIeライザーケーブル」を挿しておきます。

IMG_0426.jpg
「PCIeライザーケーブル」の裏側には「SSD M.2」ソケットの位置があるので、交換時には、わざわざ「マザーボード」を外すことなく「SSD M.2」を取り付けることができます。

IMG_0447.jpgIMG_0454.jpg
「グラフィックボード」を取り付けます。

IMG_0441.jpg
IMG_0462.jpg
terra.VGAトレイ.1.jpg
状況によっては「VGAブラケット」を外すことができます。 

「グラフィックボード」のサイズ表をご参照ください。

terra.VGA.1.2.jpgterra.VGA.2.2.jpg
terra.VGA.3.2.jpgterra.VGA.4.2.jpg


IMG_0468.jpg
「グラフィックボード」を取り付けると、このようになります。

IMG_0478.jpg
最後に「トップパネル」「サイドパネル」を取り付けて組み立て完了です。

IMG_0499.1.jpgIMG_0487.1.jpg
IMG_0505.1.jpgIMG_0494.1.jpg
「リア」と「トップ」はこのようになります。
IMG_0516.jpg
IMG_0526.jpg
ケースは小さいながら内枠と外枠の隙間(スペース)に余裕があるので「トップパネル」、「サイドパネル」が閉まらないといったトラブルはありません。

所々に「デッドスペース」が存在するので、「創意工夫」をこらしながら理想的なエアフローを創り上げる楽しさがあります。

使ってみた感想


CINE2024.TOP.1.jpg
早速、ベンチマークソフト「Cinebench 2024」を使ってPC内部の温度を測ってみます。

PC構成

【PCケース】Fractal Design社「Terra」
【CPU】AMD社「Ryzen 5 7600X」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX B650E-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】NVIDIA社「GeForce RTX 4060 Ti 8GB」
【PSU】CORSAIR社「SF600」
【CPUクーラー】Noctua社「NH-L12 Ghost S1 Edition」
【Ver】GeForce 550.09

「Resizable BAR」は有効にしています。(室温12℃)

「パネル」の有無が冷却性能に与える影響を検証します。 

r24-CPU-terra-7600X-RTX4060Ti-パネルあり-cine2024.jpg
GPUスコアは「11802」、CPUマルチスコア「799」、CPUシングルスコア「113」となりました。

3D MARK
speed way.jpg
パネル別スコア
3Dmark.panel.jpg
パネル別スコア-「CPU」
Terra.temp.CPU.画像.jpg
パネル別スコア-「GPU」
Terra.temp.GPU.画像.jpg
パネル別スコアを見てみますと「パネルなし」の方が若干、温度が下がりスコアも上がります。

スコア差が大きく開いていない結果を見るとパネルを閉じてPCを稼働してもエアフローが適切に処理されて冷却性能に大きな影響を与えないことが分かりました。

次はサーモグラフィ画像で見てみます。

「GPU側」

r24-GPU-terra-7600X-RTX4060Ti-パネルあり-サーモグラフィ画像.3dmark-result.jpg
「CPU側」

r24-CPU-terra-7600X-RTX4060Ti-パネルあり-サーモグラフィ画像.3dmark-result.jpg
「トップ」

r24-GPU-terra-7600X-RTX4060Ti-パネルあり-サーモグラフィ画像.トップ.3dmark-result.jpg
十分なエアフローが適切に処理されているせいか、「騒音」が気になります。

パーツの選定次第ですので、騒音が気になったら、なるべく「静音重視パーツ」を使用すると良いでしょう。

組み立て難易度については、ケーブルマネジメントにおいては少し苦労します。

ボトムファンを取り付けないのであれば、さほど難しくはないですが、「ボトムファン」の有無がエアフローに大きな影響を与えるので、「ボトムファン」の設置をお勧めします。

ケーブルの取り回しのコツとして、なるべく「遠回り」もしくは「折り重ね」が望ましいです。

もしもケーブルマネジメントに悩んだ場合、図解を添えて分かりやすく綺麗にまとめることができます。

良かったところ


❶ コンパクトなデザインとスリムな外観・・・「Terra」は小型でコンパクトなデザインを備え、ユーザーのデスク環境に圧迫感を与えません。

特に「mini-ITX」の中でも小さい部類に入り、デスク上に設置してもスタイリッシュな外観を保ちます。

❷ 簡単なオープン機構・・・ケースの上左右がねじ不要で簡単にオープンできるため、内部へのアクセスが容易です。

作業性を向上させ、パーツの交換やメンテナンスが簡単に行える点は良いです。

❸ 高いデザイン品質と素材の選定・・・「ウォルナット無垢材」などのブティックデザインの素材を使用し、洗練された外観を実現しています。

木材のパネルはおしゃれで、デザインにこだわりを感じます。

❹ 冷却対策と大容量GPU対応・・・「冷却スリット」の設計により、冷却性能が向上しています。

また、奥行きがあるため大きめのグラフィックボードを搭載でき、ハイエンドなグラフィック性能を持つPCを構築できます。

❺ 作業しやすい内部構造・・・ケース内部のスペースが限られていますが、「SATA」の「SSD」や「HDD」を組み込まない限り、作業しやすいと思います。

狭い空間でも工夫された設計により、組み立てがスムーズです。

❻ 外観デザインのバリエーション・・・カラーバリエーションが「Jade」、「Graphite」、「Silver」の3色用意されており、ユーザーの好みに合わせて選択できます。 

❼ケーブルマネジメントに悩んだ場合、図解を添えて分かりやすく綺麗にまとめることができます。

terra.cable.1.1.jpgterra.cable.2.1.jpg
terra.cable.3.1.jpgterra.cable.4.1.jpg

残念な点、注意する点


❶ 価格の高さ・・・「Terra」の価格は他の同様の製品よりも高いです。

筆者は「セール時」で「29,800円」で購入しましたが、一般的なMini-ITXケースの中では高めです。

❷ 静音性の課題・・・「トップフロー型」のCPUクーラーと「小さいファン」により、パーツの選定次第ですがケースのスリットが大きい分、騒音が顕著に表れます。

❸ グラボの配線が難しい・・・「グラフィックボード」の差口からの配線や、電源からの配線が難しいです。

特に「24PINケーブル」が「30cm」を使っている場合、あえて遠回りして「電源ユニット」と下部の「120mmファン」の隙間(かなり狭い)を確保する必要があります。

初めての自作PCのユーザーや初心者にとっては、構築の難易度を上げる可能性があります。

❺ ファンの大きさによる冷却の制約・・・小型ながらも強力な冷却が求められる場合、「トップフロー型」のCPUクーラーと小さいファンでは十分な冷却が難しいかもしれません。

「240mm簡易水冷クーラー」が換装できれば完璧でした。 

総評


「Terra」は「Formd T1」とは外観は似ているものの内部構成が大きく異なり個性が強く出ていて組み立てて楽しかったです。

塗装面も「Formd T1」は「サラサラ」しているのに対し「Terra」は「しっとり」していてます。

「Terra」は「キズ」や「汚れ」が付着しやすい点には、かなり気を遣います。

メンテナンス性は圧倒的に「Terra」の方が工具が不要で、パーツの入れ替えに対する気軽さがあります。

冷却機構としては「簡易水冷クーラー」を取り付けること前提としていないため「空冷専用ケース」と割り切る必要があります。

フレームと内壁に僅かながらスペースがあるため、ファンを取り付けるなど創意工夫ができます。

よって「Terra」は「ミッドレンジ」の構成が良いと感じました。

理由として、「240mm簡易水冷クーラー」を取り付けられない点や「RTX 4090」や「i9 14900K」のような超ハイエンドのパーツを選ぶ場合、冷却に配慮する必要があり、バランスの取れた構成が求められます。

改善のための最も明白なポイントは、騒音プロファイルを改善するためには、スラット(細長い開口部)からベント(通気口)の形状を変更することが最も効果的です。

「サーマルパフォーマンス」は概ね良好で、シャーシの通気口は十分に設計されています。

「Terra」は主に「 空冷ケース 」として設計されており、熱気を排出するための少なくとも1つの排気ファンの追加をして欲しいです。

デザインは「ミニマリスト向け」にピッタリなサイズ感、インテリアに相応しいPCケースです。

またゲーミング要素が一切なく誰にでも受け入れやすいデザインは「Terra」の一択です。

共に「Terra」のコーディネートについて語りませんか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

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主な仕様


ドライブマウント: 2.5インチ専用ドライブマウントが2つ(付属)
拡張スロット: GPUに対応した構成では3つ、MaxCPU-Coolerに対応した構成では2つ
フロントインターフェース: USB Type-C 20Gbps(USB3.2 Gen 2x2)1つ、USB Type-A 5Gbps(USB 3.0)1つ、電源ボタン1つ
ファンマウント: 合計1x 120 mm、ボトムに1x 120 mm
ロックメカニズム: 工具不要のプッシュ式ロック、サイドとトップはネジでロック可能。
互換性: mITXマザーボードと互換性あり。
電源: SFX-LまたはSFX形式の電源が利用可能で、最大長は130 mm
サイドラジエーター: 120mmのサイズ(200mm GPUでSSDを搭載しない場合は121mm幅)
GPUサイズ: 最大322 mmの長さ、最大幅は2つの異なる設定に依存(72 mmまたは62 mm)
GPU高さ: 最大高さは145 mmまたは131 mm、設定により異なる。
CPUクーラー高さ: 最大高さは77 mmまたは48 mm、設定により異なる。
マザーボード調整: マザーボード "Spine" は調整可能で、GPUの幅とCPUクーラーの高さに影響を与える。
組み立てパターン: 2つの組み立てパターンがあり、詳細はマニュアルを参照
寸法: ケース寸法(LxWxH)は343 x 153 x 218 mm、脚/突起/ネジを含まないケース寸法は343 x 153 x 198 mm
パッケージ寸法: 394 x 215 x 292 mm
重量: 正味重量は3.1 kg、総重量は4.0 kg
容積: 10.4リットル

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2024年01月11日

【これぞ!エントリーモデル!】AMD社「Radeon RX 7600 XT」が1月24日に発売!

RADEON.ロゴ.1.jpg
AMD社より「Radeon RX 7600 XT」が1月24日に発売することを発表しました。

RX7600XT.jpg
「Radeon RX 7600 XT」

発売日 1月24日

価格・・・329ドル

スペックは以下の通りです。

GPURX7600XTRX7600RX6600RX6600XTRTX3060
コア数20482048179220483584
ベースクロック2470 MHz2250 MHz2044 MHz2359 MHz1320 MHz
ブーストクロック2755 MHz2655 MHz2491 MHz2589 MHz1780 MHz
メモリ16GB8GB8GB8GB12GB
メモリ種類GDDR6GDDR6GDDR6GDDR6GDDR6
バス幅128-bit128-bit128-bit128-bit192-bit
メモリ帯域幅288 GB/S288 GB/S224 GB/S256 GB/S360 GB/S
TDP/BP190 W165 W132 W160 W170 W

「Radeon RX 7600 XT」の詳細はこちら


既存の「Radeon RX 7600」と共通する「32基」のCU数と「2,048基」のSP数に加え、「ゲームクロック」は「2.25GH」zから「2.47GHz」、「ブーストクロック」は「2.66GH」zから「2.76GHz」に微増しました。

注目すべきポイントは「ビデオメモリ」の増量がもたらすポテンシャルです。

「16GB」の「ビデオメモリ」は、レイトレーシングを採用したタイトルの快適なプレイを実現し、更には「1440p解像度」にも対応しています。

「ビデオメモリ」がボトルネックになりがちだった場面でのパフォーマンス向上が期待されます。

増加したメモリ容量により、「AIワークロード」にも対応可能となりました。

「AMD Fluid Motion Frames」のサポートも見逃せません。

「AMD Fluid Motion Frames」はフレーム生成と補完を行う技術であり、AMD HYPR-RX技術に含まれています。

動画やゲームのフレームレートが向上し、より滑らかな映像体験が実現可能になりました。

改良された「AMD Software: Adrenaline Edition」は、ビデオエンコーディング時の画質を向上させ、解像度を2倍に高めるアップスケーリングもサポートしています。

筆者が気になるポイント


対抗するグラフィックボードはNVIDIA社「RTX3060 12GB」となるそうです。

まさに「エントリー向け」に相応しいスペックです。

「Radeon RX 7600 XT」が発売時にゲームをバンドルしてくれるとお得感があり、需要が高くなりそうです。

「ビデオメモリ」が「16GB」もあるので、「フルHD」で遊ぶには十分満足できるグラフィックボードになるでしょう。

自作PC初心者にも組みやすい構成なので、この機会に是非、チャレンジして欲しいです。


お目通し戴き、ありがとうございました。 

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2024年01月09日

【適正価格に戻る?!】NVIDIA社「GeForce RTX 4080 SUPER」「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」「GeForce RTX 4070 SUPER」の3機種を発表!

NVIDIAロゴ.png
NVIDIA社より2024年1月9日(日本時間)、「GeForce RTX 4080 SUPER」「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」「GeForce RTX 4070 SUPER」の3機種を発表しました。

RTX4000SUPER.1.jpg
❶「GeForce RTX 4080 SUPER」

発売日 1月31日

価格・・・999ドル

❷「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」

発売日 1月24日

価格・・・799ドル

❸「GeForce RTX 4070 SUPER」

発売日 1月17日

価格・・・599ドル

スペックを見てみます。

GPURTX 4080 SUPERRTX4070 Ti SUPERRTX4070 SUPER
コア数1024084487168
ベースクロック2210 Mhz2210 Mhz1980 Mhz
ブーストクロック2550 MHz2550 MHz2480 MHz
メモリ16 GB16 GB12 GB
メモリ種類GDDR6XGDDR6XGDDR6X
バス幅256-bit256-bit192-bit
メモリ帯域幅736 GB/S672 GB/S504 GB/S
TDP320 W385 W220 W


GPURTX 4080 SUPERRTX 4080 16GBRTX 4080 12GBRTX 4090RTX 3090
コア数10240972876801638410496
ベースクロック2210 Mhz2210 MHz2310 MHz2230 MHz1400 MHz
ブーストクロック2550 MHz2510 MHz2610 MHz2520 MHz1700 MHz
メモリ16 GB16 GB12 GB24 GB24 GB
メモリ種類GDDR6XGDDR6XGDDR6XGDDR6XGDDR6X
バス幅256-bit256-bit192-bit384-bit384-bit
メモリ帯域幅736 GB/S736 GB/S504 GB/S1008 GB/S936 GB/S
TDP320 W320 W285 W450 W350 W


GPURTX4070 Ti SUPERRTX 4070 TiRTX4070 SUPERRTX 4070RTX 3070 TiRTX 2080 Ti
コア数844876807168588861444352
ベースクロック2210 Mhz2310 MHz1980 Mhz1920 MHz1580 MHz1350 MHz
ブーストクロック2550 MHz2610 MHz2480 MHz2480 MHz1770 MHz1545 MHz
メモリ16 GB12GB12 GB12GB8GB11GB
メモリ種類GDDR6XGDDR6XGDDR6XGDDR6XGDDR6XGDDR6
バス幅256-bit192-bit192-bit192-bit256-bit352-bit
メモリ帯域幅672 GB/S504 GB/S504 GB/S504 GB/S608 GB/S616 GB/S
TDP385 W285 W220 W200 W290 W250 W

筆者が気になるポイント


RTX4000SUPER.jpg
「RTX 4080 SUPER」は「RTX 4080 無印」と比較して、わずかにパフォーマンスが向上していると言われています。

特に「4Kゲーム/AI」を重視するユーザー向けに設計されています。

「RTX 4070 Ti SUPER」は「RTX 3090」よりも優れたパフォーマンスを誇り、その上でコンパクトなサイズが売りとされています。

「RTX 4070 Ti SUPER」は高性能でありながらもコンパクトなデザインで取り回しやすく、扱いやすいのがメリットです。

また、「WQHD=1440P」で高いフレームレートを楽しみたいユーザーには、「RTX 4070 Ti SUPER」が狙い目です。

さらに、「メモリ」が「12GB」から「16GB」に増強されているのも魅力の一つです。

ただし、「RTX 4070 Ti SUPER」は「Founders Edition」が提供されないとのことで、「コンパクトサイズ」に注力しつつ価格を抑えて導入する傾向があります。

「RTX 4070 SUPER」は「RTX 3090」と同等のパフォーマンスを持ちながら「価格」と「サイズ」のバランスが良いため、最新のゲームを気軽に楽しむことができます。

また、「FHD=1080P」を最高設定で遊びたいユーザーには「RTX 4070 SUPER」を検討すると良いでしょう。

これらの機種の価格は既に比較的良心的とされており、国内販売価格に期待が寄せられています。

その上で、既存のグラフィックボードが「適正価格」に戻ることを期待したいです。


お目通し戴き、ありがとうございました。

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2024年01月02日

【激重ゲームラッシュ到来?!】2024年!新年あけましておめでとうございます!

BooStudio.TOP.png
新年あけましておめでとうございます!

皆様の温かいコメントや有益なアドバイスのおかげで、2024年を乗り越えることができました。

心より感謝申し上げます。

「BooStudio」では昨年、主に「PC関連」、「オーディオ」、そして「ゲーム」に焦点を当てたコンテンツを紹介してまいりました。

2024年も、引き続きハードウェアとゲームにフォーカスを当てて、新しい視点で情報をお届けしてまいります。

今年も皆様のお役に立てられる情報など日々精進していく所存でございます。

2024年のゲームはハードウェアを酷使する?!


新しい年が始まり、2023年の後半には「Cities: Skylines II」や「Starfield(スターフィールド)」など、要求スペックの高いゲームタイトルが市場に一挙に登場しました。

そして、2024年に入ると、ゲーム業界では「新生ゲームグラフィックエンジン」を駆使した新しいタイトルが続々とリリースされています。

この進化によって、臨場感や視覚体験が飛躍的に向上し、プレイヤーに新たなゲーム体験が可能になると期待されています。

「GeForce RTX4090」を搭載しても「4K60fps」を安定して維持することが難しいほどの高い性能が求められ、その結果として次なる進化を遂げた「RTX5090(仮名)」が噂されています。

これが実現すれば「激重ゲームタイトル」でも高解像度で快適なゲームプレイが可能になるでしょう。

2024年はゲームの進化が「ハードウェア」と「ソフトウェア」の双方で著しく感じられる年になりそうです。

これに対応し「 BooStudio 」では、あらゆる「ハードウェア」と「ソフトウェア」の魅力を可能な限り伝え、これらが身近に感じられるようお手伝いしてまいります。

新たな一年も「BooStudio」を宜しくお願い致します。 


お目通し戴き、ありがとうございました。

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2023年12月30日

【最上位CPUに拘るな!】インテル社 第14世代 Raptor Lake Refresh「Core i7-14700K」をレビュー

IMG_1904.1.JPG
今回ご紹介するのは2023年10月17日に発売されたインテル社 第14世代 Raptor Lake Refresh「Core i7-14700K=以下、14700K」 です。

価格は78,800円(税込)です。

「Core i7-14700K」の他に5種類のラインナップを用意しています。

❶Core i9-14900K

価格・・・109,800円(税込)

❷Core i9-14900KF

価格・・・105,800円(税込)

❸Core i7-14700K

価格・・・78,800円(税込)

❹Core i7-14700KF

価格・・・74,800円(税込)

❺Core i5-14600K

価格・・・59,800円(税込)

❻Core i5-14600KF

価格・・・55,800円(税込)

*Fは内蔵GPUなし 

スペックは以下の通りです。

CPU14700K14900K14600K
コア数20 (8P+12E)24 (8P+16E)14 (6P+8E)
スレッド数283232
ベースクロック3.4 GHz (P)3.2 GHz (P)3.5 GHz (P)
ブーストクロック5.6 GHz (TVB)6 GHz (TVB)5.3 GHz (TVB)
L2/L3 cache24/33 MB32/36 MB20/24 MB
対応メモリDDR5-5600 / DDR4-3200DDR5-5600 / DDR4-3200DDR5-5600 / DDR4-3200
TDP125W125W125W

性能差は現行フラッグシップと変わらない!


CPU14700K13700K14900K13900KRyzen7 7800X3d
コア数20 (8P+12E)16(8P+8E)24 (8P+16E)24 (8P+16E)8
スレッド数2824323216
ベースクロック3.4 GHz (P)3.4 GHz (P)3.2 GHz (P)3.0 GHz (P)4.2 GHz
ブーストクロック5.6 GHz (TVB)5.4 GHz (TVB)6 GHz (TVB)5.8 GHz (TVB)最大 5.0 GHz
L2/L3 cache24/33 MB24/30 MB32/36 MB32/36 MB8 MB
対応メモリDDR5-5600 / DDR4-3200DDR5-5600 / DDR4-3200DDR5-5600 / DDR4-3200DDR5-5600 / DDR4-320096 MB
TDP125W125W125W125W5200 MHz

「14700K」はインテルCPUの中で最もパフォーマンス性能が良いと言われています。

「××700Kシリーズ」と言えば「旧世代フラッグシップCPU」と同等性能を毎度キープしています。

「14700K」のスペックと性能ベンチマーク検証を通じて、この新しいプロセッサの特徴と性能について詳しく見ていきます。

まず「Raptor Lake Refresh世代」は、インテル第13世代の「リフレッシュモデル」であるため、基本的なアーキテクチャは変更されていません。

「14700K」は、この新しいラインナップの中で注目すべき存在です。

なぜなら、このモデルだけが「従来モデル」よりもスペックが強化されているからです。

「Eコア」が4つ増加し「16コア24スレッド」から「20コア28スレッド」に向上しています。

この増加により「Core i9シリーズ」との性能差が縮まり、フラグシップモデルに匹敵する強力な処理能力を備えています。

具体的には、ゲームプレイにおいても「14700K」は優れたパフォーマンスを発揮しています。

特に「Core i9-14900K」との比較では、ゲームプレイにおいては「14700K」がより魅力的なモデルと言えます。

総合的に見ると「14700K」は高い処理能力とゲームプレイの向上を備えた、第14世代の傑作プロセッサと言えるでしょう。

将来のアーキテクチャの進化にも期待がかかる中、「14700K」がどれだけのユーザーに支持されるかが注目されます。

ソケット「LGA1700」は最終形態へ!


Coreプロセッサは「第14世代」に進化しており、これは「Raptor Lake Refresh」という名の世界最速のデスクトップ向けCPUの登場を意味しています。

「Raptor Lake Refresh」は旧世代の「マイナーチェンジ版」で、既存の「Z690」や「Z790」マザーボードで運用できる最後のCPUとなります。

一方、「Arrow Lake」はソケットが変更されるため、既存のマザーボードで使用する際には「BIOSの更新」が必要です。

しかし、2023年6月から8月にかけてリリースされるBIOSアップデートにより「第14世代」のCPUに対応するマザーボードが多く登場するでしょう。

この進化により、デスクトップPCの性能向上と拡張性が期待されます。

「Core i7-14700K」は「APO」が使えない?!


「14700K」は「APO」はサポートされてませんが「14900K」との大きな違いの特権でありますので「APO」について説明しておきます。 

「APO」(Intel Application Performance Optimizer)は「第14世代」のIntel Coreプロセッサ向けの特別な機能で特定のゲームの性能向上を提供します。

この機能の主な目的はゲームの「フレームレート向上」です。

「APO」を有効にするには「BIOSとドライバー」の設定が必要で現在は「Rainbow Six Siege」と「Metro Exodus」の2つのゲームでのみ利用できます。

「APO」はゲーム処理を「Pコア」に重点的に割り当てて性能を向上させる役割を果たします。

ただし既存の最適化を備えたゲームでは「APO」の効果が制限される可能性があります。

「Ryzen」も同様の技術を提供しCPU市場での競争が激化しています。 

開封の儀


IMG_0840.jpgIMG_0859.jpg

外観


IMG_0875.1.jpgIMG_0886.1.jpg

「Core i7-14700K」のスコア検証


14700K-spec.jpg
PC構成

【PCケース】「JONSBO D31 メッシュ SC」

【CPU】INTEL社「Core i7-14700K」

【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」

【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)」

【GPU】ASUS社「TUF-RTX4090-O24G-GAMING」

【PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e」

【AIO】ASUS社「ROG RYUJIN II 240」

【Ver】GeForce 555.09

3D MARK
speed way.jpg
CPU別スコア
14700K-RTX4090スコア比較表(3D-MARK)画像.jpg

Cinebench R23ー「CPU」
cine r23 画像.1.jpg
「CPU別」
14700K-RTX4090スコア比較表(CINE-R23)画像.jpg

blender(V3.4.0)ー「CPU」
blender.rogo.1.jpg
CPU別スコア
14700K-RTX4090スコア比較表(blender3.4.0)画像.jpg

「フォースポークン」−「プリセットー最高」
フォースポークン.3.jpg
「平均フレームレート」
14700K-RTX4090スコア比較表(フォースポークン)画像.jpg

「Call of Duty: Modern Warfare 2」−「プリセットー極限」
cod mw2 画像.8.3.jpg
「平均フレームレート」
14700k-RTX4090スコア比較表(COD)画像.jpg

Horizon Zero Dawn−「プリセットー最高」
HZD.3.jpg
「平均フレームレート」
14700k-RTX4090スコア比較表(HZD)画像.jpg

「zombie army 4」−「プリセットーウルトラ」
ZA4-TOP.png
「平均フレームレート」
14700k-RTX4090スコア比較表(ZA4)画像.jpg

「アサシン クリード ヴァルハラ」−「プリセットー最高」
アサシン-ヴァルハラ画像.png
「平均フレームレート」
14700k-RT4090スコア比較表(アサシンクリード−ヴァルハラ)画像.jpg

「ファークライ5」−「プリセットー最高」
ファークライ5.タイトル.png
「平均フレームレート」
14700K-RTX4090スコア比較表(ファークライ5)画像.jpg

ゴーストリコン・ブレイクポイント−「プリセットーウルトラ」
ゴーストリコン・ブレイクポイント・タイトル.png
「平均フレームレート」
14700k-RTX4090スコア比較表(ブレイクポイント)画像.jpg

SHADOW OF THE TOMB RADER−「プリセットー最高」
shadow title.jpg
「平均フレームレート」
14700K-RTX4090スコア比較表(シャドウ)画像.jpg

デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「プリセットーウルトラ」
deus sc.png
「平均フレームレート」
14700K-RTX4090スコア比較表(DEUS)画像.jpg

strange brigade−「プリセットーウルトラ」「スケール150%」
StrangeBrigade.ロゴ.jpg
「平均フレームレート」
14700k-RTX4090スコア比較表(ST)画像.jpg

ゴーストリコン ワイルドランズ−「プリセットーウルトラ」
ゴーストリコン ワイルドランズ.1.png
「平均フレームレート」
14700k-RT4090スコア比較表(ゴーストリコン)画像.jpg

トータルスコア・ゲームスコア(3D MARK、R23、blender-省略)
14700K-RTX4090スコア比較表(トータル.ゲームスコア)画像.jpg
以上「Core i7-14700K」のスコアでした。

使ってみた感想


「14700K」を「6万円台」で購入しましたが「14900K」に迫るパフォーマンス性能に驚きました。

ベンチマークタイトル「3D-MARK」の「FireStrike」では約「10,000」ほど高いスコアを出しており「トータルスコア」においては突出した印象がありますが「14900K」との性能差は僅かです。

体感的には「14900K」と大きな変化はありませんが「高い消費電力」と「熱量」もほぼ同等になるため「強力な冷却性能」も備える必要があります。

「14700K」の「CPU温度」を見てみます。(室温11℃)

「Cinebench R23」を「10分起動」してみます。

14700K-temp.2.1.jpg
14700K-temp.1.jpg
「Cinebench R23」を起動してもすぐに「100℃」に達することはありませんが、「サーマルスロットリング」が作動し「90℃台」で安定します。

14700K-temp.2.2.jpg
「14900K」とは異なり、やや「熱量」が高めですが「クリエイティブ性能」「ゲーム性能」の面ではバランスが良く、パフォーマンス性能が活かされています。

「14900K」と比べて性能差は僅かなので無理に「14900K」を購入しなくても十分に満足できるパフォーマンス性能を持っています。

良かったところ


❶「Eコア」が増えた・・・「14700K」には4つの追加「Eコア」が搭載されており、これにより多くのタスクを同時に処理でき、全体的な性能向上が期待できます。

❷リーズナブルな価格・・・性能向上がリーズナブルな価格で提供されているため、ユーザーはコスト効果的に新しいテクノロジーを利用できます。

❸「Core i9」に近いゲーム性能・・・ゲーマーにとっては「14700K」が「Core i9」に非常に近いゲーム性能を発揮し、高い処理能力が求められるゲームでもスムーズなプレイが可能になりました。

❹高速なアプリケーション実行・・・アプリケーションの実行速度が向上し、特に「13900K」よりも高速なアプリケーション実行が可能です。

❺ゲームパフォーマンスの優越性・・・ 「X3D Ryzen以外」のすべての「Ryzenモデル」を凌駕し、広範なゲームタイトルで高い性能を発揮します。

「PCI-Express 5.0」のサポートも追加され、高速なデータ転送が可能です。

❻「オーバークロックの柔軟性」・・・オーバークロッカーにとっては、マルチプライヤーのロック解除が可能であり、パフォーマンスの最大限の引き出しが行えます。

ユーザーは自身のニーズに合わせてプロセッサを調整しパーソナライズされた性能を得ることができます。

❼先進的なマザーボードサポート・・・「600/700シリーズ」のチップセットマザーボードに対応しており、豊富な拡張性と先進的な機能を提供するマザーボードを利用できます。

「DDR4 / DDR5メモリ」のサポート・・・ 「DDR4 / DDR5メモリ」のサポートが備わっており高速で大容量のメモリを活用して快適なコンピューティング体験が期待できます。

残念な点、注意する点


❶非常に高い電力使用量・・・効率的なエネルギー利用が求められる現代のコンピューティング環境においては懸念される点です。

❷ゲーム性能においては「Ryzen 7800X3D」が優れています。

❸厳しい冷却要件/高温・・・ 「14700K」は非常に厳しい冷却要件を求め高温になりやすい傾向があります。

冷却システムの選択やケースの通気性を重視する必要があります。

❹「PCIex8グラフィックス」のみ (Gen 5 M.2 スロット使用時)・・・「PCI Express x8スロット」はグラフィックスに対してのみ利用可能であり「Gen 5 M.2スロット」を使用する場合に制限が生じます。

❺AI Assist / APO はサポートされていません・・・現時点では「14700K」は「AI Assist」や「APO」などの先進的な機能はサポートされていません。

対応しているCPUは「Core i9-14900K」のみです。

❻ 「14700K」は「AVX512」をサポートしていません。

総評


「第14世代」と「第13世代」との進化は全般的に僅かです。

「高い電力使用」、「厳しい冷却要件」などのデメリットがありますが、「14700K」はコスト効果的で、追加された「Eコア」や「優れたゲーム性能」、「高速なアプリケーション実行」などのメリットが多く挙げられます。

「第14世代」のラインナップでは「14700K」が「14900K」に近い性能を持ちつつ、価格は「6万円台」というパフォーマンスを考慮するとトータルバランスが優れています。

また、最新のマザーボードやメモリとの互換性もあります。

「第14世代 Raptor Lake Refresh」は「Core iシリーズ」最後のCPUとなりました。

次世代のインテルCPUは「Intel4」および「Intel7」のようなネーミングに変わるようです。

「第12世代シリーズ」、「Ryzen5000シリーズ」以前のコンポをお持ちの方は、ぜひ「第14世代 Raptor Lake Refresh」を記念に導入してみてはいかがでしょうか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

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主な仕様


ソケット形状 -LGA1700
コア数-20コア スレッド数-28
クロック周波数-3.4GHz(P)
最大動作クロック周波数-5.6GHz(TVB)

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