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2023年12月22日

【激戦に参戦せよ!】ASUS社ポータブルゲーム機「ROG Ally」をレビュー

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回ご紹介するのは2023年6月14日に発売されたASUS社 ポータブルゲーム機「ROG Ally Ryzen Z1 Extreme(RC71L-Z1E512)=以下、ROG Ally」です。

ラインナップは2種類あります。

❶ROG Ally Ryzen Z1 Extreme

価格は109,800円(税込)です。【ASUS様より貸出提供】

「ROG Ally」の詳細はこちら


下位モデル

❷ROG Ally Ryzen Z1

価格は89,800円(税込)です。

どんな人が「ROG Ally」を持っておいた方が良いの?


❶PCを持っていないけどPCゲームを楽しみたい人・・・様々なシーンで活躍する、「ROG Ally」の魅力を体験してください。

❷PC版しかないゲームがあるが、どこでもプレイしたい人・・・例えば、PCを持っていないけれどPCゲームがしたいという方にとって「ROG Ally」は理想的です。

PC版しかないゲームがある場合でも、「ROG Ally」を手に入れれば、どこでもそのゲームを楽しむことができます。

❸大きくて重い、熱くなるノートパソコンに不満を抱える人・・・ノートパソコンをお持ちの方にとっても、「ROG Ally」は大きくて重い、そして熱くなるといったノートパソコンの不満を解消します。

持ち運びが簡単で、どこでも快適なゲームプレイが可能です。

❹ノートパソコンのみを所有しているが、コントローラーを持っていない人・・・ノートパソコンしか持っていない人向けにも最適です。

コントローラーも「ROG Ally」に内蔵されているため、追加の機器を買わなくても手軽にゲームを楽しめます。

❺モニターやPCデスクトップ、コントローラー、キーボード、マウスを揃えることが面倒な人・・・モニターやPCデスクトップ、コントローラー、キーボード、マウスなどを揃えると場所を取り、費用もかかりますが、「ROG Ally」なら一つでこれらの機能を兼ね備え、手軽にゲーム環境を整えることができます。

「ROG Ally」を持つことで、どんな状況でもストレスなくゲームを楽しむことができます。

「ROG Ally」の特長


❶「約280mm×111mmのコンパクトな本体は、わずか608gの軽さで、どこでも気軽にゲームを楽しめます。

高輝度の120Hz高速駆動液晶を搭載し、精細で明るく、なめらかな表示を実現します。

❷AMD Ryzen Z1シリーズプロセッサーを搭載し、パワフルなパフォーマンスを提供します。

バッテリーだけで最長約10.2時間も遊び続けることができ、持ち運び先でのゲーム体験が一層広がります。

❸立体音響技術のDolby Atmosに対応し、臨場感あふれるサウンドでゲームの没入感を高めます。

熱くならないROGインテリジェントクーリングシステムを搭載し、長時間の使用でも快適な冷却性能を発揮します。

❹お得なXbox Games Pass Ultimateの3か月間無料使用権が付属し、多彩なゲームライブラリを存分に楽しむことができます。

ゲームの新しい次元を体験し、どこでもアクションに満ちたエンターテインメントをお楽しみください。

開封の儀


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内容物
マニュアル
ROGAllyスタンド
Type-C/65W ACアダプター (20V/3.25A)  

外観


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「ROG Ally」をチェックする


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ボディカラーは「ホワイト」で、材質はプラスチック製です。

本体は大きいですが、意外にも軽く、長時間のプレイでも疲れにくい重さを感じました。

スペック値では「608g」となっていますが、実測では「614g」となりました。

IMG_1598.jpg
重量は軽いものの、本体サイズが大きいため、外出時にはやや大きめのバッグを用意した方が良さそうです。

パッケージの上蓋の裏側に「ROG Ally スタンド」が付属しています。

「ROG Ally スタンド」は手持ちプレー以外に重宝します。

例えば立て掛けて「ROG Ally」をモニター代わりにする場合には、とても便利です。

IMG_1027.jpg
また緊急時にはキーボード、マウスを用意すればデスクトップPCのように使用することも可能です。

IMG_1613.jpg
「Bluetooth対応」の周辺機器を用意すれば、煩わしい配線なしでスマートにスペースを有効活用できます。

コントローラー周りを見てみます。

サイドには2つのボタンがあり、奥には「左トリガー」が備わっています。

IMG_0983.jpg
また親指には「左スティック」「方向ボタン」が備えており、すぐ近くに「表示ボタン」「コマンドセンターボタン」があります。

IMG_1421.jpgIMG_1435.jpg
自然な握り心地で、ニュートラル時には4つのボタンの中心に親指が置かれるため、操作性のポジションは非常に良いです。 

IMG_1366.jpg
「マクロボタン」が中指に配置され、握り心地が自然で快適です。

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右側も自然な握り心地です。 

IMG_1416.jpgIMG_1441.jpg
「ROG Ally」の上部には通気口があり、背面にも通気口が設けられています。

IMG_1005.1.jpg
IMG_0969.jpgIMG_0978.jpg
「ROGデザイン」を施した通気口がユニークで面白いです。

本体上部のインターフェース周りを見てみます。

右から「ヘッドホン / ヘッドセット / マイクジャック」、「microSDカードスロット(最大UHS-IIに対応)」、「ROG XG Mobileインターフェース」、「USB3.2 GEN Type-C / DisPlayPort1.4 / 電源入力」が備えています。

IMG_1046.1.jpg
また、右から「音量ボタン」、「2色バッテリーインジケーター」、「電源ボタン / 指紋センサー」が配置されています。 

IMG_1053.1.jpg
「USB3.2 GEN Type-Cポート」は1基のみで、複数のUSBを接続したい場合は別途「USB C ハブ」を用意する必要があります。

一般的な「USB C ハブ」でも問題なく対応します。 

IMG_1013.jpg
それでは「ROG Ally」を起動してみます。

「ROG Ally」を起動!


「電源ボタン」を長押しして起動します。

IMG_1079.1.jpgIMG_1094.1.jpg
いつも通り「Windows 11」のインストール手順に従います。

IMG_1124.1.jpgIMG_1129.1.jpg
インストールが完了しました。

デスクトップ画面は以下のようになります。

IMG_1152.1.jpg
マイクロソフトのアカウントにログインしておくと、システムが同期され、通常通りご利用いただけます。

そのままASUS独自ゲーミングユーティリティーアプリ「Armoury Crate SE」もインストールしておきましょう。

IMG_1155.1.jpgIMG_1162.1.jpg
「Game Library」は、現在インストールされているゲームやアプリを表示し、素早く起動できます。

IMG_1174.1.jpgIMG_1180.2.jpg
後ほど「鉄拳7」をプレイしたいのでインストールしておきます。

「Steam」のライブラリ画面はこのようになります。

IMG_1243.1.jpg
画面の左側に「コマンドセンター」があるので押してみます。

IMG_1190.2.jpg
IMG_1278.1.jpgIMG_1296.1.jpg
各設定項目には、「コントロールモード」や「コマンドセンターの編集」、そして「ROG Allyのセットアップ」があります。

IMG_1304.1.jpgIMG_1310.1.jpg
IMG_1312.1.jpgIMG_1317.1.jpg
IMG_1321.1.jpgIMG_1325.1.jpg
コントロールモードでは、パッドの操作に関するカスタマイズが可能で、「ゲームパッドモード」と「デスクトップモード」でそれぞれ異なる設定ができます。

キーマッピングやトリガー感度などが自由に調整できます。

コマンドセンターの編集では、表示項目に関する設定が行えます。

項目の増減や順序の変更がシンプルに行えます。

ライティング設定を見てみます。

IMG_1281.1.jpgIMG_1284.1.jpg
IMG_1299.1.jpg
「左右スティック」のLEDはお好みのカラーを選ぶことができます。

IMG_1451.1.jpg
本体の概要、設定の準備が終わったところで「ROG Ally」のパフォーマンスを見ていきます。

「ROG Ally」のパフォーマンスを検証!


システムデバイスの仕様は以下の通りです。

ROG ALLY.temp.4.jpg
早速ベンチマークアプリ「3D-MARK」を起動します。

IMG_1329.1.jpg
IMG_1334.1.jpg
「SpeedWay」はレイトレーシングスコア(光源処理)を測定するもので、スコアは「340」と低い結果となりました。

動作中は非常に重く、「ROG Ally」の単体では処理しきれないようです。 

快適にレイトレ対応ゲームをプレイしたい場合は、別途「ROG XG Mobile」の拡張を試してみると良いでしょう。

引き続きベンチマーク測定を行います。(過去データを参考にしています)

IMG_1340.1.jpg
ROG ALLY 3D-MARK.jpg
GPU性能は「GTX1050Ti」クラスとなりました。

CPU性能を検証するために、「Cinebench R23」を使用します。

IMG_1344.1.jpgIMG_1349.1.jpg
ROG ALLY R23.jpg
その結果、「Core i5-13400F」と比較してわずかに性能が劣り、一方でゲーミングCPUに特化した「Ryzen 7 5800X3D」よりも高いスコアを出すことができました。 

ゲーム性能を見てみます。

SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
shadow title.jpg
「平均フレームレート」 
IMG_1352.1.jpg
ROG ALLY シャドウ.jpg
「3D-MARK」と同様に、ゲーム性能は「GTX 1050 Ti」と同等になりました。 

使ってみた感想


「ROG Ally」で「鉄拳7」を試しました。

IMG_1194.1.jpgIMG_1233.1.jpg
画面はわずか「7インチ」ですが、フルHDでも充分な鮮明さがあり、120Hzの高速駆動液晶が非常に滑らかで快適です。

IMG_1525.jpg
画面に近づけても粗さは気になりません。

繊細で文字も読みやすく、仕事の際にも対応可能な解像度です。

オプションにて解像度を「1080P」または「720P」のいずれかを選択することができます。 

IMG_1534.1.jpg
実際にゲーム画面で違いを見てみます。

上「1080P」

IMG_1541.3.jpg
IMG_1541.6.jpg
下「720P」

IMG_1556.3.jpg
IMG_1556.6.jpg
バッテリーの持ちやフレームレートのカクツキが気になる場合は、「720P」でのプレイをオススメします。

静止画像では粗が目立ちますが、実際のプレイ中には不思議とそれが気にならないと感じることでしょう。

ゲームの音はラジオのようにうるさくなく、中高音が程よく感じられ、聴き疲れがありません。 

IMG_1484.jpgIMG_1491.jpg
「鉄拳7」をプレイ中に気になった点が、「ROG Ally」の背面にある「M2=マクロボタン2」がプレイに大きな支障をきたします。

具体的な症状としては、「マクロボタン2」と「方向ボタン」を同時に「誤押し」した瞬間に、「デスクトップ画面」へ強制的に切り替わります。

この際、音声のみが聞こえ、バックグラウンドには「プレイ続行」されている状態になります。 

左右の「マクロボタン」を無効に設定しましたが、ゲーム中では「無効」が反映されないため、仕方なく「マクロボタン」を避けながらプレイしました。

せっかくの自然な握り心地が、逆に不自然な握り方に変わってしまうので、プレイに大きな支障をきたします。 

次は「Cinebench R23」のベンチマークを「10分間連続」で実行します。

ベンチマーク測定中の本体の温度を見てみます。(室温15℃)

ROG ALLY.temp.3.jpg
スタート直後、急激に「96℃台」まで上昇しますが、しばらくすると「平均77℃前後」で安定します。

ROG ALLY.temp.1.jpg
本体の外部の様子をサーモグラフィ画像で確認します。

上部の「通気口」は「50℃」を超えますが、背面の「通気口周辺」は「37℃」程度で、人肌に近い温度となりました。

したがって、ゲーム中に本体が熱くなりすぎて持ちにくくなるといった事態はなく、手袋が必要とされることもありません。

安心してプレイに集中できます。

ROG ALLY.temp.5.jpg
緊急時に「仕事」として活用できるか試してみました。

「USB Type-Cケーブル」を1本使用して、「ポータブルモニター」を接続することができます。

IMG_1585.jpg
写真では「ROG Ally」と「ポータブルモニター」が同じ画面で映っていますが、「デスクトップ画面」では「ポータブルモニター」が優先され、「ROG Ally」の画面は映らなくなります。

IMG_1591.3.jpg
また、「大きな画面」や「拡張」といった機能を活用する場合は、「HDMIケーブル」を接続して効率性を高めることができます。

良かったところ


❶ 画面は美しく、繊細で滑らかです。

「7インチディスプレイ」は輝度500nitと120Hzを採用し、ゲームと仕事の両方に対応していますが、指での操作により指紋がつきやすい点には注意が必要です。

❷ 操作性は非常に良好で、自然な握り心地が快適です。

ただし、一部のゲームでは「マクロボタン」と「方向ボタン」を同時に誤って押すと、強制的にデスクトップ画面に戻る可能性があるため、注意が必要です。

❸ 本体の重量は軽いです。(実測614g) 

ノートパソコンや10インチタブレットと比較しても軽量で、気軽に持ち運べます。

❹ 「Windows11搭載」でPCと同様の使用感があります。

Armoury Crate SEが推奨されていますが、Windows 11デスクトップ画面としても使用可能で、新しい機能や配置を覚える必要がありません。

Armoury Crate SEは直感的でわかりやすいため、すぐに馴染めます。

❺ 高負荷時でも本体は熱くなりません。

外部通気口の上部は50℃を超えますが、背面周辺は37℃程度で、ゲームプレイ中に本体が過熱して持ちにくくなる心配はありません。

❻ ポータブルゲーム機としては十分な性能を備えています。

最大性能を引き出すには充電器に接続する必要がありますが、処理性能を最大限に利用するために接続したまま使用できます。

残念な点、注意する点


❶ バッテリーの持ちが悪いです。

特に「Turboモード時」には急速に残量が低下します。

解像度を下げたり省エネモードに切り替えるなど、個別に調整が必要です。

❷ 左右のマクロボタンを完全に無効化できません。

「ROG Ally」のゲームプレイ中に問題が発生します。

背面の「マクロボタン」と「方向ボタン」を同時に誤って押すと「デスクトップ画面」に切り替わり、バックグラウンドでプレイが続行される状態になります。

❸ ストレージとメモリの不足感があります。

「512GB」のストレージは最新の大容量ゲームに対して不足を感じます。

「16GB」のメモリモデルしかないため、特に「VRAM」に不安があります。

❹「Bluetoothマウス」が必要です。

「指での操作」が主体なのでないと操作が難しいです。

❺ 単体では拡張性が低いです。

「USB Type-C ハブ」などの別売りアクセサリーを使用しない限り機能の拡張が難しいです。

総評


「ROG Ally」は「美しい画面」、「優れた操作性」、「軽量で持ち運びが簡単」なポータブルゲーム機としての強みがあります。

「Windows11搭載」で直感的な操作が可能で、高負荷時でも本体が過熱することはありません。

ただし、バッテリーの持ちが悪く、「Turboモード時」には注意が必要です。

また、「マクロボタン」の「無効化」が完全でないため、ゲームプレイ中に問題が発生することがあります。

「ストレージ」、「メモリ不足」、「Bluetoothマウス」の必要性には留意が必要ですが、外部アクセサリーを駆使することでこれらの課題を解決できます。

さあ、年末年始の休暇は「ROG Ally」と共に過ごしてみませんか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

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主な仕様


インチ : 7.0型(120Hz)
CPU : Ryzen Z1
OS : Windows 11 Home
メモリ : 16GB/16GB(標準/最大)
ストレージ : SSD : 512GB 
無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E)
Bluetooth 機能:Bluetooth 5.1
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消費電力消費電力:最大約65W
サイズ幅280.0mm×奥行き111.38mm×高さ21.22〜32.43mm

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2023年12月11日

【耳が痒くならない!】SOUNDPEATS JAPAN社「GoFree2」をレビュー

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今回ご紹介するのは2023年11月22日に発売されたSOUNDPEATS JAPAN社「GoFree2」です。

価格は7,880円です。【SOUNDPEATS JAPAN様より、ご提供】

「GoFree2」の詳細はこちら


「GoFree2」の特長


❶オープンイヤー設計の究極のフィット感・・・軽量で耳にしっかりフィットする新しいオープンイヤーデザインが、抜群の快適さを提供します。

❷ながら聴きイヤホンで自由な使い方・・・ 周囲の音を感じながらも、快適な「ながら聴き」が可能で、自由な動きをサポートします。

❸専用アプリ・マルチポイント接続の利便性・・・イヤホンを専用アプリでカスタマイズし、マルチポイント接続によりスムーズな切り替えが可能です。

❹最大35時間の長時間再生・・・イヤホン単体で最大9時間、充電ケースを併用すれば最大35時間の長時間再生が可能で、一日中音楽を楽しむことができます。

❺Hi-Res認証取得の進化した音質・・・Hi-Res認証を受けたオープンイヤーが、高品質な音質で楽曲を提供し、一層の聴き応えを実現しました。

開封の儀


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パッケージ内容
SOUNDPEATS GoFree2
充電ケース
TYPE-C充電ケーブル
取扱説明書
アプリガイド

外観


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「GoFree2」をチェックする


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充電ケースの表面は少しザラザラしており、マットな仕上がりで高級感があります。


手に取った感じは、イヤホンが入った状態でも軽く感じます。

イヤホンを含んでも実測で「74g」と非常に軽量です。

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蓋を開けてみます。

タッチ部分がエレガントに銀で彩られ、これが控えめながらも洗練されたアクセントとなり、全体的に上品で気品ある印象を作り出しています。

また、先端が銀色で仕上げられており、これがまたスタイリッシュです。

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イヤホンを取り外すと、以下のようになります。

左右それぞれに2つの充電端子が見えます。

使用しないときは、充電ケースに収納してください。

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イヤホン単体の重量は「9g」と非常に軽いです。

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早速、耳に装着してみます。

IMG_0802.1.jpg
耳に装着してみると、確かに耳を塞がないため、圧迫感はなく、ホールド感も同時に緩く感じます。

少し強めに頭を動かすと外れそうな感触があり、意外にも外れないのが驚きです。

DSC_4037.jpg
「iPad」と「GoFree2」をペアリングします。

ペアリングの方法は、「iPad」の「設定」から「Bluetooth」を選択し、「GoFree2」の充電ケースを開けることで「認証」します。 

操作方法は以下の通りです。

・電源オン・・・自動:充電ケースを開く
・手動:タッチボタンを約 . sほど長押しする
・電源オフ・・・自動:イヤホンを充電ケースに入れてフタを閉じる
・手動:タッチボタンを約10sほど長押しする
・再生/一時停止・・・任意側イヤホンのボタンをダブルタップ
・音量-左側・・・イヤホンのボタンを1回タップする
・音量+右側・・・イヤホンのボタンを1回タップする
・曲送り右側・・・イヤホンのボタンを約1.5sほど長押しする
・曲戻し左側・・・イヤホンのボタンを約1.5sほど長押しする
・電話を受ける/切る・・・任意側イヤホンのボタンをダブルタップ
・受信拒否・・・任意側イヤホンのボタンを約 . sほど長押しする
・通話切替・・・(通話中)任意側イヤホンのボタンを約1.5sほど長押しする
・手動でペアリング・・・任意側イヤホンのボタンを約6sほど長押しする
・音声アシスタント機能を起動・・・右側イヤホンのボタンを3回連続にタップする
・ゲームモードオン/オフ・・・左側イヤホンのボタンを3回連続にタップする

「GoFree2」の操作方法はこちら


使ってみた感想


早速、2つのアルバムを聴いてみました。

❶宇多田ヒカル

Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1

❷ホイットニー・ヒューストン

オールウェイズ・ラヴ・ユー~ベスト・オブ・ホイットニー・ヒューストン(デラックス・エディション)

パソコンの音源で「WAVEファイル」形式で試聴しました。

音の印象としては最初、耳穴から離れているのに音がしっかりとしていると思いました。

しかし、耳に密着して聴いてみると、「中高音」が強調されています。

耳穴から少し距離を離して加味されたイコライジングされており、それが丁度良い具合にバランスが取れています。

ただし、目を閉じて真剣に聴くよりも、「気軽にBGMを楽しむ」という感覚に合っているようです。

良かったところ


❶マルチポイントに対応し、音量調整や曲送りがイヤホンだけで操作が可能です。

❷バッテリーライフが長く、軽量かつフィット感があり、長時間の装着が自然です。

残念な点、注意する点


❶眼鏡との相性が悪いです。

眼鏡をかけたまま「GoFree2」を装着すると、著しくホールド感が低下し、外れやすくなります。

また、音質面ではスピーカーが耳穴から離れるため、外界の音が入り込み、音が漏れやすくなります。

❷低音が弱いです。

物理的に耳穴に密着していないため、「重低音」はほぼ聴き取れません。

❸通話時の音拾いが難しいです。

通話中に相手の声を拾いにくく、大きな声で話さないと相手に聞き取りづらいという通話性能の不満があります。 

❹片側のみの認識する。

イヤホンを取り出す順番に依存してしまい、片方を先に取り出さないと正常に認識されないという問題があります。

またタッチ操作によって突然、片側しか音が聴こえなくなることがあります。

❺LDAC利用時のまとまり不足と感じます。

LDACを使用した場合、音が抜けや伸びは向上するものの、まとまりがあまり良くないです。

❻屋外での利用時に音が小さく感じるため、通常は音量を「最大」に設定しています。

そのため個人差はありますが、音量の調整によって電池持ちが変わります。

総評


製品はデザインや軽さ、アプリの機能などにおいては気に入りました。

ただし、ハードウェアの面では不具合が目立ちます。

特に片側のみの認識や充電LEDの問題、通話時の音拾いの難しさが改善が必要な要点です。

これらの問題が製品の利便性やパフォーマンスに大きな影響を与えています。

セール時(ブラックフライデー)には高いコストパフォーマンスを発揮し、用途によっては満足のいく選択肢となる製品と言えます。

特にマルチポイント機能が他の同価格帯の製品と比べて際立っており、軽量かつ自然な装着感も好評です。

音質は他の一部の製品に劣るとされつつも、コストを考えると合理的な水準であると考えます。

改善すべき点としては、操作性の向上やハードウェアの改善が挙げられます。

音質面に関しては、耳に密着していないことから、本格オーディオ並みの音質は期待できませんが、一般的なカナルイヤホンに近い音質が楽しめるのが「GoFree2」の強みです。

「耳を塞がない」という用途を最大限に活かすのが「ながら作業」のBGMと相性が良いと思います。 

年末、年始の休暇に「GoFree2」と共に過ごしてみませんか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

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約9g(イヤホン/片側) 約71g(充電ケース+イヤホン両側)
防水規格:IPX5

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2023年12月04日

【小さなトランスフォーマー】NCASE社「M1 EVO v1.0」をレビュー

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今回ご紹介するのは2023年7月に発売されたMini-Itx小型PCケースNCASE社「M1 evo v1.0=以下、M1 evo」です。

価格は265ドルです。(発売当初)

現在は「v1.0」が生産終了して「V1.1」にバージョンアップしました。

対応マザーボードは「Micro-ATX / Mini-ITX / DTX / Deep-ITX」になります。

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NCASE社「M1 evo 」のHPはこちら


ラインナップは以下の通りです。

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ケースラインアップは全4種類用意しています。

カラーバリエーションは「ブラック」「シルバー」の2種類です。

レイアウトは1台でライザーケーブルを用いた「サンドウィッチ」と「リファレンスレイアウト=直挿し」の2パターン構成が可能です。

また上下反転などパーツに応じて様々なエアフローを最適化することができます。

「M1 evo」の特長


「M1EVO」はSmall Form Factor(SFF)のアイコンである「M1 Classic」のリマスター版です。

「FormD」の製造支援により実現されたこの製品は、「M1 Classic」よりも素材がアップグレードされ、3つのレイアウトをサポートするように設計されています。

「互換性」、「熱天井」と製造品質において大きな改善がされています。

主な仕様としては「3-15mm」のアルミニウム素材を使用し「CNC加工」および「アノダイズ処理」が施された製品本体と「1.0mm」の鋼材を使用し「パウダーコート仕上げ」のサイドパネルが含まれます。

サイズは「366×160×256mm(長さ×幅×高さ)」、容積は「14.99リットル=約15L」です。

開封の儀


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外観(完成)


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Formd T1のDNAを引き継ぐ!


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フロントパネルの塗装はサラサラしており、色むらのない高品質な塗装技術が感じ取れます。

また、アルミパネルの厚みが増し、ボディの剛性がFormd社「T1 v2」と比べて向上したと感じます。

完成形ですが大きさを見てみます。

「M1 evo」の容量は「15L」です。

「M1 evo」のサイズは「W16mm x H25.6mm x D36.6mm」になります。

ちょっと並べてみます。

右、Formd社「T1 v2」・・・W135mm×D335mm×H220mm

IMG_0463.jpgIMG_0484.jpg
この比較から「T1 v2」と比べると、約二回り大きく感じます。

ASUS社の「TUF-RTX4090-O24G-GAMING」など、標準的なサイズの「RTX4090」が収まることを考慮すると、「M1 evo」はウルトラハイエンドVGAが収まる最小ケースと言えるでしょう。

右、「C4-SFX」・・・W216mm ×D398mm×H311mm

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「C4-SFX」と比較すると「M1 evo」はわずかに背が低く、全長がわずかに長くなります。

それではパーツを1つずつ組み立てていきます。

組み立て作業開始!


取扱説明書は同梱されていませんが、NCASE社のサイトに組み立てマニュアルが用意されていますので、順番に組み立てていきます。

ただし、作業説明のため、パーツの手順が前後する場合がありますので、ご了承ください。

まず最初に決めておかなければならないのは・・・

@「空冷クーラー / 簡易水冷」+「4スロットVGA」

A「大型空冷クーラー」+「4スロットVGA」

B「本格水冷」+「4スロットVGA」

C「本格水冷」+「水冷VGA」 

の構成によって使うパーツや順番が変わってきますので、あらかじめ構成を決めてから組み立てていくと良いでしょう。

筆者は@「簡易水冷」+「3スロットVGA」の構成で組み立てていきます。 

PC構成

【PCケース】「M1 evo v1.0」

【CPU】AMD社「7950X3D」

【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX X670E-I GAMING WIFI」

【メモリ】CORSAIR社「DOMINATOR PLATINUM RGB 32GB 2x16GB DDR5 DRAM 6200MHz」

【GPU】ASUS社「TUF-RTX4090-O24G-GAMING」

【PSU】コルセア社「SF750 Platinum」

【AIO】EK社「EK-AIO Basic 240」

【ファン】Thermalright社「TL―B12 120mm」

組み立てマニュアルはこちら


「T1 v2」とは異なり、あらかじめ複数のパーツが最初から組み込まれているので、パーツの点数がさらに減り、組み立てがより簡単になりました。 

最初に「フロントパネル」「リアパネル」「マザーボードトレイ」を固定します。

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4か所のネジを締めると、このようになります。

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「フロントIO」に4本のケーブルを並べて固定します。

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このアダプターは外部のType Cメスからオスへのケーブルに接続するために設計されています。

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前面に4つもUSBを備えているので頻繁な抜き差しが楽です。

「電源ユニット」に「ブラケット」を取り付けます。

IMG_0160.jpg
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「電源ユニット」を固定する際には、あらかじめ「ファンブラケット」を外しておきます。

IMG_0177.1.jpgIMG_0171.jpg
取り付けると、このようになります。

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「電源延長ケーブル」を取り付けます。

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簡易水冷クーラーは以下の写真のように取り付けます。

IMG_0238.jpg
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「ファンブラケット」は組み立てパターンによって使い分けます。 

「マザーボードトレイ」には2つの追加固定ネジを取り付けます。

IMG_0200.1.jpg
「空冷クーラー」の場合は、上の位置で固定します。

IMG_0208.jpg
「簡易水冷クーラー」の場合は、「ファン+ラジエーター」のスペースを確保するため、下の位置で固定します。
 
IMG_0220.jpg
グラフィックボードを垂直に設置する場合は、プレートを取り外してください。 

IMG_0257.1.jpg
IMG_0250.jpgIMG_0241.1.jpg
「ボトムパネル」に「ゴム足」を取り付けます。

IMG_0277.jpgIMG_0266.jpg
「PCIeブラケット」と「PCIeケーブル」を取り付けます。

IMG_0296.jpgIMG_0292.jpg
「PCIeブラケット」と「PCIeケーブル」の取り付けは最後に行うと、位置が分かりやすくなります。

ひと通り組み立てると、このようになります。

IMG_0309.jpg
「RTX4090」を換装する前に「柵」を外します。

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「グラフィックボード」との接触を防ぐために、マスキングテープを貼り付けて傷をつけないようにしましょう。

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「柵」を外すことで、グラフィックボードを簡単に取り付けることができます。

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マザーボードのVGAスロットに「PCIeケーブル」を挿し込み、同時に「PCIeブラケット」も取り付けてください。

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「電源ケーブル類」を整理しながらまとめて収納します。

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「ボトムパネル」を取り付けて、組み立てが完了しました!

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「電源ユニット」のスペースに余裕があるため、全長130mmの「SFX-L」も簡単に取り付けることができます。 

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最後に「サイドメッシュパネル」をはめて完成です!

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細かなパーツはあらかじめ組み込まれていたため、組み立てにかかる所要時間は約3時間ほどでした。

使ってみた感想


組み立てが完成して気づいたことですが、「全方位メッシュパネル」を採用しているにもかかわらず、リアの開口部が大きく開いており、これによってエアフロー効率が向上しました。

最初はインテリア的には開口部をDIYで塞ごうと考えましたが、ハイエンドパーツを最大限に活かすために、そのままにして冷却性能を重視することにしました。

早速、冷却性能を検証してみます。

「Cinebench 2024」ベンチマークを使用して「M1 EVO v1.0」の冷却性能を確認してみます。

「Cinebench 2024」のベンチマークを「10分間連続」で実行します。

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GPUスコアは「32982」、マルチスコアは「1904」、シングルコアは「108」となりました。

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m1.evo.R2024.CPU.Temp.2.jpgm1.evo.R2024.GPU.Temp.jpg
「CPU」の温度は「MAX:79.3℃」で、平均は「75℃」となり、十分に冷却されていることが確認されました。

驚くことに、「GPUホットスポット温度」は「MAX:51.3℃」で、平均は40℃台前半という、ほとんど熱くならないほどエアフロー効果が活かされています。

PC外部の様子はこのようになります。

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リアパネルの広大な開口部による効果が大きく反映されていると考えられます。

良かったところ


❶CNCアルミニウムシャーシは堅牢で高品質なCNCアルミニウムシャーシが特徴で、耐久性があります。

❷空冷と液冷の両方のサポートしている。

空冷および液冷システムのどちらでも利用可能で、冷却の柔軟性があります。

❸ITXとmATXの両方のマザーボードサポートしている。

ITXおよびmATXの両方のマザーボードをサポートすることで、異なる構成オプションを提供しています。

❹ボディの塗装はなめらかで、各アルミニウムパーツがしっかりとした厚みで全体的にボディの剛性を向上させています。

❺パーツの数は「Formd T1」と比較してさらに少なく、組み立てにかかる時間を大幅に短縮できます。

❻ 大容量のストレージが換装可能です。

最大9台の2.5インチドライブまたは3台の3.5インチドライブの構成・・・この場合、使用するコンポーネントに応じて、最大で9台の2.5インチドライブまたは3台の3.5インチドライブを取り付けることができます。

最大15台の2.5インチドライブまたは5台の3.5インチドライブの構成(別途キットが必要)・・・別途キットが必要ですが、特定の構成においては、より多くのドライブを追加できます。

最大で15台の2.5インチドライブまたは5台の3.5インチドライブをサポートしています。

このオプションにより、ストレージの拡張性が向上します。

残念な点、注意する点


❶ mATXマザーボードを搭載する際にはいくつかの制約が生じます。

主なものはリファレンスレイアウトと空冷であり、これにより拡張性が制限されます。

❷ 「PCIeケーブル」を使用する際、CPUクーラーの総高は「50mm以内」に制限されます。

特に「Low Profile Cooler(低プロファイルクーラー)」の場合はサイズ確認が必須です。

❸ 「反転 / 反転レイアウト」は注意が必要です。

「反転 / 反転レイアウト」では「全高135mmサイドクーラー」の真上にファンブラケットを取り付けることができず、慎重な取り扱いが必要です。

❹ サイドケースファンの制約があります。

サイドケースファンを取り付ける場合、「全高135mmサイドクーラー」の真上に取り付けることができず、制約が生じます。

総評


「M1EVO」は優れたブティックITXケースですが、mATXマザーボードの使用時に一部制約が生じ、冷却設定の選択によってはパフォーマンスに影響があります。

高品質な製造材料、冷却オプションの柔軟性、異なるマザーボードフォーマットのサポートを組み合わせ、M1EVOはユーザーに優れた選択肢を提供します。

特にエントリー価格のITXマザーボードの需要が高まる中、競争力のある製品と言えます。

ただし、現時点では海外サイトのみでの販売となっており、国内での入手が難しいです。

それでも「M1 EVO」は個人輸入の一環として検討する価値があります。

年末年始は「M1 EVO」と共に過ごしてみませんか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

AD: N.K

主な仕様


寸法・・・W160mm ×D366mm×H256mm
重量・・・3.5kg
容量・・・14.9L
GPUサイズ・・・M1構成:142 x 359mmまで、4スロット対応(Nvidia 4090 Founders Editionは180度のアダプターが必要)
M1反転構成:142 x 359mmまで、4スロット対応(Nvidia 4090 Founders Editionは180度のアダプターが必要)
M1垂直GPU構成:165 x 359mmまで、4スロット対応(別途キットが必要)
CPUクーラーサイズ・・・M1構成:4スロットGPUで最大高さ135mmまで
M1反転構成:4スロットGPUで最大高さ135mmまで
M1垂直GPU構成:4スロットGPUで最大高さ50mmまで

Power Supply・・・
❶SFX電源
❷SFX-L電源
❸ATX電源(別途キットが必要で、270mmより長いGPUに対しては最大140mmの深さのATX電源に制限があります)

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2023年11月26日

【美しき最終進化形】ASUS社「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO」をレビュー

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今回ご紹介するのは2023年10月20日に発売されたASUS社のINTEL社チップセットZ790 Refreshを搭載したATX「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO=以下Z790 DARK HERO」のフラッグシップ、ゲーミングマザーボードです。

「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO」の詳細はこちら


価格は109,800円です。(税込)【ASUS様より貸出提供】

「Z790 Refresh」の大きな進化は2つ!


外観は前モデル「HERO」とほぼ同じですが主な変更点はチップセットに関連しています。

チップセットは「M.2スロット」と「ヒートシンク」を共有し、特に「PCIe 5.0 x4」をサポートする専用の「M.2_1ヒートシンク」を備えています。

これらの微調整により、マザーボードは前モデル「HERO」の「VRM設計」を保持しつつ、より洗練された外観を持つようになりました。

❶新しい「Z790 DARK HERO」は「WiFi-6E」から「WiFi-7標準」にアップグレードされており、「Wi-Fi 7」は速さが「Wi-Fi 6」と比べて約5倍速くなりました

ASUS WiFi Q-Antenna指向性アンテナも再設計され、アンテナを取り付ける際に留め具を回す手間が省かれ、簡単に取り付けられるようになりました。

❷「Bluetooth」も「Bluetooth 5.3」から「Bluetooth 5.4」にアップグレードされました。

これから第14世代インテルCPUを導入する予定の場合、第12世代から第14世代までサポートする『Z790 Refresh』を選択することがオススメします。

「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO」の特長


❶Intel Z790チップセット搭載・・・このマザーボードは最新のIntel Z790チップセットを採用しており、高性能な機能を提供します。

❷第14世代Intel Coreプロセッサー対応・・・このマザーボードは第14世代のIntel Coreプロセッサーと互換性があり、最新の処理能力を活用できます。

❸ATXフォームファクター・・・マザーボードのフォームファクターはATXで、多くの拡張スロットとコネクターを提供しています。

❹定格90Aの20+1パワーステージ・・・高電力の要求に対応するために、このマザーボードは90Aのパワーステージを20+1個備えており、高性能な電力供給を実現します。

❺合金チョーク、プレミアム金属コンデンサー、および ProCool II 電源コネクター・・・マザーボードの電源部分には、合金チョークやプレミアム金属コンデンサーが使用され、信頼性の高い電力供給を提供します。また、ProCool II 電源コネクターも搭載されています。

❻拡大されたVRMヒートシンクとアルミ製I/Oカバー、高伝導サーマルパッド、M.2ヒートシンク、M.2バックプレートがシステムを強力に冷却・・・冷却性能が向上しており、高い負荷下でも安定した動作をサポートします。

❼DDR5-8000+(OC)・・・DDR5メモリに対応し、高速メモリをサポートします。さらに、オーバークロックによりDDR5-8000以上の速度が実珸できます。

❽PCIe 5.0 スロット、PCIe 5.0 M.2スロット装備・・・PCIe 5.0規格に対応するスロットを搭載しており、高速な拡張カードやM.2 SSDの接続が可能です。

❾オンボードThunderbolt 4 (USB Type-C) 搭載・・・Thunderbolt 4ポートがオンボードで提供され、高速データ転送や外部デバイスの接続が容易です。

❿最大60WのQuick Charge 4+に対応したUSB 20Gbps Type-Cフロントパネルコネクター搭載・・・フロントパネルには高速充電をサポートするUSB Type-Cコネクターが搭載されており、便利な充電オプションを提供します。

⓫Intel 2.5G LAN + Wi-Fi 7・・・高速なネットワーク接続を実現するために、Intel 2.5G LANとWi-Fi 7が搭載されています。

⓬Q-Antenna、PCIe Slot Q-Release、M.2 Q-Latch、事前取り付け済みI/Oシールド・・・インストールと接続の簡素化を図るため、さまざまな便利な機能が組み込まれています。

⓭AI Cooling、AI Networking、双方向AIノイズキャンセル・・・人工知能を活用した冷却、ネットワーキング、ノイズキャンセル機能が提供され、システムの最適なパフォーマンスと信頼性を実現します。

開封の儀


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内容物
Cables
1 x ARGB RGB extension cable
4 x SATA 6Gb/s cables
Additional Cooling Kit
1 x Thermal pad for M.2
1 x DDR5 fan holder
Miscellaneous
1 x ASUS WiFi Q-Antenna
3 x M.2 backplate Q-Latch packages
3 x M.2 backplate Rubber Packages
1 x Q-connector
1 x ROG stickers
1 x ROG key chain
1 x M.2 rubber package
1 x ROG VIP card
Installation Media
1 x USB drive with utilities and drivers Documentation
1 x Quick start guide

外観


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「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO」をチェックする


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「Z790 DARK HERO」は信頼性の高い電源供給、高速なストレージとメモリ、そして効果的な冷却機能により優れたパフォーマンスを実現します。

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美しい鏡面状の「VRM」と「アルミ製I/Oヒートシンク」はMOSFETとチョークに取り付けられており埋め込みヒートパイプを介してアルミ製I/Oカバーに接続されています。

これにより熱を放散するための質量と表面積が増加します。

またチップセットは「M.2スロット」と「ヒートシンク」を共有しており「PCIe 5.0 x4」をサポートする専用の「M.2_1ヒートシンク」を備えています。
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「20+1+2基」のパワーステージ(各105A)は電力供給を管理するために20個のフェーズと1個の補助フェーズを組み合わせています。

これにより電力供給が安定し高負荷のワークロードに対応できます。

ハイサイドとローサイドの「MOSEFT」と「ドライバ」を1つにまとめることで、より強力な電源VRMが搭載されているため起動の安定性が向上しオーバークロックなどの耐性も高まります。

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「電源端子」は第14世代CPUの最大24コアのオーバークロックにも対応するために「8PIN×2」が装備されています。

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最大で4つのDDR5メモリモジュールを換装することができます。

最大192GBの容量で、8000MHz(OC)までのデュアルチャネルメモリキットに対応しています。

「DIMM FLEX」はDDR5メモリのオーバークロックをサポートし温度に応じてパフォーマンスを調整します。

一方、「AEMP II」はXMPやEXPOプロファイルを持たないPMIC制限メモリモジュールで最高のメモリパフォーマンスを提供します。

どちらもシステムの安定性を確保しながら柔軟なメモリ調整を可能にし異なるメモリモジュールを組み合わせた4-DIMM DDR5 RAM構成の最適化が容易です。

「Z790 DARK HERO」には緊急時に役立つQ-CODE(エラーコード)が搭載されています。

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「Q-CODE」を使用して、マザーボードに一般的な部品の取り付けの問題やコンポーネントの問題を特定します。

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「電源ボタン」と「FlexKeyボタン」を備えています。

「FlexKeyボタン」は「リセット」「Safe Boot」「Auraオン/オフ」など任意の機能を割り当てることができます。

「FlexKeyボタン」は工場出荷時「リセット」ボタンに設定されています。

機能の割り当ては「UEFI BIOS Utility」で設定することができます。

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高速なデータ転送を実現する「USB3.2 Gen2 コネクタ」が装備されています。

また「SATA」ポートは「SSD m.2」の使用を前提としておりストレージ接続に関しては「4基」に減少しました。

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下部にはスイッチボタン「F-PANEL」「ファン / ポンプヘッダー」「液冷システムヘッダー」「USB 20Gbpsコネクター」「USB 2.0コネクター」「温度センサーヘッダー」「ストレージドライブアクティビティLED」が備えられています。

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「アドレサブルGen2ヘッダー」「オーディオヘッダー」「PCIeモード変更スイッチ」が備えられています。

オーディオ周りを見てみます。

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SUPREMEFXはハードウェアとソフトウェアの融合により優れたオーディオを提供します。

「Z790 DARK HERO」にはALC4082コーデックが搭載され最大32ビット/384 kHzの高解像度再生が可能です。

フロントパネルの出力は統合されたSavitechアンプを経由してストリーミングされ、高品質なオーディオ再生が実現されます。

「ストレージ」の周りを見てみます。

2枚のパネルに合計5枚の「M.2ストレージ」が換装できます。

順番に外してみます。

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「M.2-1スロット」から「M.2-3スロット」までは、裏面に「M.2」を両面冷却する「冷却シート」が装備されています。

「M.2ストレージ」を5つ搭載することで煩わしい「SATAポート」の数を減らし時代に合わせたアップデートを実現します。 

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パネルの裏面にも「冷却シート」が装備されています。 

大型のアルミヒートシンクは、取り付けられたM.2ドライブの冷却に十分な表面積を備え、各オンボードスロットには効果的な熱除去をサポートするバックプレートが備えられています。 

「Q-Latch」という革新的な機能により「M.2 SSD」の装着が非常に簡単になりました。

この設計ではシンプルなロック機構を使用してドライブを固定するため従来のネジが不要となっています。

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PCIeスロットを見てみます。

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PCIeスロット.png
PCI Expressスロット部分には金属プレートが使用されています。

これにより、グラフィックボードの自重による垂れ下がりを防ぐだけでなく、グラフィックボードの交換時にも通常の1.6倍の強度を持つことが可能です。

ただし最近の大型のハイエンドグラフィックボードを支えるにはリスクが高いため十分な補強が必要です。

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グラフィックボードをマザーボードから取り外す際には「Q-Releaseボタン」を押して「ツメ=ロック」を横にスライドさせることで損壊を防ぎます。

下段の「PCIeスロット」は、デュアル使用時に「PCIe 5.0×8」に割り当てられます。

また、「PCIe 5.0×16スロット」と「M.2 Socket3」第1スロット(M.2-1)は帯域幅を共有しています。

「M.2-1スロット」にSSDを取り付けた場合、上段の「PCIe 5.0×16スロット」は×8モードに設定され、下段の「PCIeスロット」は無効になります。 

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ネットワーク周りを見てみます。

付属の「WiFi 7アンテナ」は安定して垂直に立てることができます。

「Q-アンテナ」が新しくなりました。

アンテナを取り付けるために2つの留め具をゆっくり回す必要はなく、留め具は簡単に取り付けられます。

「Q-アンテナ」を使用すると、PCにWiFiアンテナを取り付ける作業が迅速で簡単になります。

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対応するバンドは「2.4 / 5 / 6GHz」です。

*注意:Wi-Fi 7は現在、日本では対応していません。

Bluetoothは「バージョン5.4」まで対応します。

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2つのUSB Type-Cポートは、それぞれ「Thunderbolt 4」をサポートしています。

「BIOS FLASHBACKボタン」は簡単で安全なBIOSのアップデート方法です。

「UEFI BIOSファイル」をFAT32フォーマットのUSBメモリに保存し「USB BIOS FlashBackポート」に挿入してボタンを押すだけでアップデートが可能です。

「メモリ」や「CPU」が搭載されていなくても使えます。

「CMOSクリアボタン」は「BIOS設定」を瞬時に工場出荷時の状態に戻すために使用されます。

また不適切なBIOS設定によってPCが正しく起動しない場合にも、このボタンを押すことで問題を解決できます。

最後に、小さな変更があります。

「USBコネクタ」の表記が変更されました。

これからは「10G USB=赤」 と 「5G USB=青」と表記され、初めて見た際でもその能力が一目で分かるようになりました。

「14900K」を換装してレバーを下げて完成です。

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それでは起動して「BIOS画面」を見てみます。

「BIOS」の起動の仕方は電源投入時に「F2」を押し続けてください。

DARK HERO BIOS.1.jpg
トップ画面になりPCスペックが確認できます。

「F7」を押して「詳細設定モード」に切り替えます。

DARK HERO BIOS.2.jpg
メモリの「オーバークロック」は簡単操作で行えます。

DARK HERO BIOS.3.jpg
CPU温度によって内部ファンをコントロールする「Q-Fan」を使って回転数を変更したり複数のファンを一括設定することができます。

DARK HERO BIOS.5.jpg
もしも騒音が気になったら「サイレントモード」に設定おきましょう。 

DARK HERO BIOS.4.jpg
「Resizable BAR」は「UEFI」ならばデフォルト設定時では「有効」になっていますので、そのままお使いいただけます。

「Resizable BAR」の詳細はこちら!


デスクトップ画面になったらASUSユーティリティソフト「Armoury Crateがアナウンスされるのでダウンロードしておきましょう。

ユーティリティソフト.1.jpg
「トップ画面」では「CPU周波数」「CPU温度」「ファンスピード」「AURA照明」など一括管理できます。

またパフォーマンスの調整や関連するアプリや機能の設定やシステムの稼働状況の把握が可能です。

❶基本画面

ARC-DARK-HERO.1.jpg
❷温度 ❸使用率

ARC-DARK-HERO.2.jpgARC-DARK-HERO.3.jpg
❹ファン ❺電圧

ARC-DARK-HERO.4.jpgARC-DARK-HERO.5.jpg
ASUS製品では、「ゲーミングモニター」「キーボード」「ヘッドセット」といったデバイスも一括管理可能ですので、統一感を味わうことができます。

次はマザーボードの「内部温度」を見てみます。

「Z790 DARK HERO」のパフォーマンスを検証



「Cinebench R23」ベンチマークを使用して「Z790 DARK HERO」のパフォーマンスを確認してみます。

「14900K」は現行CPUの中で最も熱く電力も大きいのがデメリットです。

「Z790 DARK HERO」のポテンシャルを確かめるために敢えて厳しい条件下でテストを行います。

ASUS Z790 DARK HERO.spec.jpg
PC構成

【PCケース】「STREACOM BC1 V2 Open Benchtable Titanium」

【CPU】INTEL社「Core i9-14900K」

【マザーボード】ASUS社「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO」

【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)」

【GPU】ASUS社「TUF-RTX4090-O24G-GAMING」

【PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e」

【AIO】ASUS社「ROG RYUJIN III 360 ARGB」

【Ver】GeForce 546.01

「Resizable BAR」は有効にしています。(室温22℃)

「Cinebench R23」のベンチマークを「10分間連続」で実行します。

ARC-DARK-HERO.R23.jpg
マルチスコアは「34405」、シングルコアは「2228」となりました。

ARC-DARK-HERO.R23.temp.3.jpg
「CPUパッケージ」の温度は「MAX:100℃」で、平均は「75℃」と十分に冷却されている結果となりました。

また、「マザーボード」の温度は「MAX:35℃」、VRMは「MAX:60℃」で、十分に冷却されている結果となりました。

モニタリング中の状況は以下の通りです。

ARC-DARK-HERO.R23.temp.グラフ化.jpg
外部の様子をサーモグラフィ画像で確認します。

DARK HERO サーモグラフィ画像.2.jpg
「VRM」の周りの温度は約「56℃前後」になりました。

DARK HERO サーモグラフィ画像.1.jpg
注目すべきは「Cinebench R23」において「CPUコア」が「100℃」に達しているにもかかわらず、VRM周辺の頑丈なヒートシンクが効果的に冷却されている点です。

使ってみた感想


今回は、借り物のため、無茶な設定や改造を行わず、デフォルト設定の「工場出荷時」で検証をしていきます。

併せて手持ちの「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」を使用して、「反り防止固定プレート」も取り付けて「Cinebench R23」を再検証しました。

また「LGA1700ソケット」による「CPU反り」の効果は個体差はあると思いますが僅かながら微増しました。

「CPU反り」とは、「Core i9-14900K」のCPUを取り付ける際、CPUを交換するためのレバーを下げるのに非常に大きな力が必要で、これは「CPU反り」の一般的な問題です。

第12世代のCPUは正方形から長方形に変更されたため、中央部分が強く圧迫され「ヒートスプレッダ」が曲がる可能性があります。

その結果、「CPUクーラー」との接触面積が減少し、冷却性能に悪影響を及ぼす危険性があります。

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「LGA1700ソケット」の「CPU反り問題」を解消するために、別途「反り防止固定プレート」を購入できます。

ARC-DARK-HERO.R23.3.jpg
結果として「シングルコア」の性能はあまり変わりませんが、「マルチスコア」では「約700程度」の差が出ました。

また、「Z790 DARK HERO」と「Z790-I」では「約1500程度」の差が出たのは、フェーズの数とより強力な電源VRMが搭載されているため、起動の安定性が良くなり、オーバークロックなどの耐性も上がったと考えます。

よってメーカー保証対象外になりますが、「Z790 DARK HERO」のポテンシャルを最大限に引き出す必須アイテムとなります。(*自己責任でお願いします*)

このため「Z790 DARK HERO」のポテンシャルを最大限に引き出すために、この「反り防止固定プレート」を用いた上で思い切ったチューニングをすると、更なるスコアアップが期待できることでしょう。

美しい外観、高品質なビルド品質、そして豊富な機能を持つ「Z790 DARK HERO」を最大限に活用することは、このマザーボードの魅力の1つです。

良かったところ


❶旧世代バックプレート「LGA1200/115X互換」が使える!

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ASUS社の「独自設計」は特に「Z790 DARK HERO」では既存のCPUクーラーを流用できるため最大のメリットとなります。

よって「Z790 DARK HERO」は「LGA1700」と「LGA1200/115X互換」のCPUクーラーを両方使用できます。

写真は「LGA1200/115X互換バックプレート」です。

IMG_0447.1.jpg
「ASUS独自設計」によって「LGA1200/115X互換」を実現し「お気に入りのCPUクーラー」をそのまま使用できます。

❷「Q-アンテナ」が新しくなりました。

アンテナを取り付けるために2つの留め具をゆっくり回す必要はなく、留め具は簡単に取り付けられます。

❸「USBコネクタ」の表記が変更されました。

これからは「10G USB=赤」 と 「5G USB=青」と表記され、初めて見た際でもその能力が一目で分かるようになりました。

❹幻想的に美しい「VRM」は最新のトレンドである革新的なピラーレスPCケースにぴったり合っています。

残念な点、注意する点


❶日本では現在「Wi-Fi 7」が対応していない。

主に「Wi-Fi 7」と「Bluetooth 5.4」のサポートなど、機能の向上に焦点を当てたアップデートなので「第12・13世代マザーボード」を所有しているユーザーはあまり恩恵を受けられないでしょう。

総評


「Z790 DARK HERO」は、主に「Wi-Fi 7」と「Bluetooth 5.4」のサポートなど、機能の向上に焦点を当てたアップデートです。

残念ながら日本では「Wi-Fi 7」がまだ対応していないため、その恩恵を受けるのは将来のこととなりそうです。

既に「第12・13世代マザーボード」を所有しているユーザーは、ファームウェアのアップデートによって「Z790 Refresh」と同等のパフォーマンスを実現できます。

一方、現在「AMD Ryzenマザーボード」「第11世代」以前のマザーボードをお使いの方には、是非「Z790 DARK HERO」をオススメします。

この「Z790 DARK HERO」は高品質なビルドと多彩な機能を備え、最新のプロセッサとの互換性があり、高いパフォーマンスを提供します。

年末休みには「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO」と共に楽しい時間を過ごしてみてはいかがですか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

AD: N.K

主な仕様


チップセット-INTEL Z790 Refresh
CPUソケット-Soket LGA1700
フォームファクタ-ATX
メモリタイプ-DIMM DDR5
最大メモリ容量-192GB
メモリスロット数-4
幅×奥行-305mm×244mm

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2023年11月04日

【痒い所に手が届く!】ASUS社ゲーミングコントローラー「ROG Raikiri Pro」をレビュー

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今回ご紹介するのは2023年10月27日に発売されたASUS社ゲーミングコントローラー「ROG Raikiri Pro」です。

価格は20,520円(税込)です。)【ASUS様より貸出提供】

「ROG Raikiri Pro」の詳細はこちら


「ROG Raikiri Pro」の特長


❶内蔵有機ELディスプレイ・・・アニメーションをカスタマイズして自分好みの外観に調整可能です。

ステータスインジケーターの確認やプレイ中のプロファイル変更も行えます。

❷トライモード接続・・・有線USB-C、高速2.4GHz RF、Bluetoothの3つのモードに対応し、高い汎用性を提供します。

❸直感的な背面ボタン・・・左右の4つのボタンやジョイスティックの感度調整に割り当て可能です。

❹作動距離を選べるトリガー・・・左右のトリガーボタンはフル、ショートの2段階の作動距離を選択でき、Armoury Crateでデッドゾーンの設定も可能です。

❺最高峰のサウンド・・・内蔵のESS DACが没入感ある音響を演出し、3.5mmのイヤホンジャックとミュートボタンも搭載しています。

※USB有線接続時のみ、イヤホンジャックが使用可能です。

❻高度なカスタマイズ機能・・・Armoury Crateを使用して、ボタンのリマップ、ジョイスティックの感度調整、およびその他の設定の調整が可能です。

開封の儀


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内容物
1 x ROG Raikiri Pro gamepad
1 x USB Type-C to Type-A cable
1 x USB wireless dongle
1 x Warranty book
1 x Quick start guide

外観


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「ROG Raikiri Pro」をチェックする


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半透明のデザインに浮かぶROGロゴを持つ「ROG Raikiri Pro」はROGシリーズらしい未来的でサイバーパンク風の外観を演出しています。

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この特異な外観はゲーミングデバイスの新しい次元を切り拓きユーザーに洗練されたデザインと高度な性能を提供しています。

「1.3インチ」のディスプレイで解像度は128 x 40ピクセルで2階調です。

ボディーの材質は「プラスチック製」です。

手に取った感触は「純正XBOXコントローラー」と似たレイアウトを感じました。

重さは「純正XBOXコントローラー」に電池を含めた場合と比べても、特に重く感じません。

実際に並べてみます。

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「純正XBOXコントローラー(285g)」を現在お使いの場合、おそらく「ROG Raikiri Pro(330g)」をお使いいただいてもプレイに支障はないでしょう。

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ただし「PS4コントローラー(217g)」の場合、左側のスティック部分とデジタル方向キーが上下逆に配置されているため、慣れが必要かもしれません。

「ROG Raikiri Pro」は「トライモード接続」を提供しており「Bluetooth」、「2.4GHz RF」、「有線USB-C」の3つの接続オプションを提供します。

まず「有線USB-C」を見てみます。

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3メートルのUSB-CからAへの取り外し可能なケーブルです。

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コントローラーに接続すると、自動的に電源がオンになります。

特に設定を変更する必要なく、純正XBOXコントローラーと同じレイアウトでゲームを楽しむことができます。 

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キャップは磁石で固定されるようになっています。

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コントローラーの背面には「2.4GHz ドングル」の収納スペースが備わっており、外出先などで「2.4GHz ドングル」を紛失しないようにすることができます。

「Bluetooth」の場合、デスクトップ画面で「設定」を開き、「Bluetoothとデバイス」を選択します。

選択したら「コントローラー」の「XBOXボタン」を長押しして電源を入れ、同時に「PAIRボタン」を長押しするとコントローラーが「ペアリング」モードに入ります。

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コントローラーが「ROG Raikiri Pro」と認識されたらペアリングが完了です。

「Bluetooth」、「2.4GHz RF」、「有線USB-C」の切り替えは、コントローラーの上部にある右側のボタンを長押しします。

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操作方法はコントローラーの正面から行います。

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右ボタンを押すと、下に移動します。
右ボタンを長押しすると、選択します。
左ボタンを押すと、戻ります。

コントローラーディスプレイ部に「system」→「PC」→「Bluetooth」「RF 2.4GHz」「USB」と表示されるので使用したいデバイスを選択してください。

Bluetooth接続用のダウンロードはこちら



これにより「デスクトップPC」、「ノートパソコン」、「ROG Ally」など多くのデバイスとシームレスに統合できます。

さらに最新のXboxコンソールにも有線USB-C接続で使用可能です。

AFH(適応型周波数ホッピング)技術により他の機器との干渉を最小限に抑え高速なBluetooth接続がゲームプレイに大きなメリットをもたらします。

「PAIRボタン」左側に「Xbox」および「PC(Windows)」と互換性のある3.5mmアナログオーディオポートがあります。

ヘッドセットの接続は有線接続のみ可能です。

「3.5mmイヤホンジャック」にヘッドセットを接続すると内蔵の「ESS DAC」による臨場感あふれる最高の音響体験が楽しめます。

「ESS DAC」は高品質な音声再生を提供しゲームや音楽の細部までクリアに聞き取ることができます。

さらにボイスチャット中には便利な「ミュートボタン」が搭載されており、これを使用することで瞬時に音声をオフにし、コミュニケーションの際にプライバシーを守ることができます。

この機能は「音響体験」と「コミュニケーション」の両方で高い利便性を提供します。

接続準備が終わったところで各ボタンを見てきます。

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「X」「Y」「A」「B」ボタンはやや硬めの感触です。

左右の「アナログスティック」もやや硬いです。

IMG_0401.jpg
円形の8方向キー「D-pad」は硬めで、少し押し込む必要があります。

「D-pad」は「純正XBOXコントローラー」や「PS4コントローラー」と比較してひと回り大きいため、素早い操作に反応するかについて懸念があります。

特に「鉄拳シリーズ」や「ストリートファイターシリーズ」など急旋回の操作が必要な場合、若干の遅延が生じる可能性があります。

トリガーの作動距離を選択できます。

コントローラーの背面には「ロック」のつまみが備わっています。

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左右のトリガーボタンは多彩な操作に適応し、ショートトリガーのロックモードも備えています。

「ショート・トリガーモード」

IMG_0303.1.jpg
「フル・トリガーモード」

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「ショート・トリガーモード」を使用すると押し込み距離が短くなり例えば「FPS」などの射撃アクションゲームでのプレイが非常に効果的です。

射撃の反応が向上し通常2回の連射が3回に増えるなど非常に優れた性能を発揮します。

「Armoury Crate」を使用すればデッドゾーンを個人の好みに合わせてカスタマイズできます。

最後にPCに電源を入れて「ROG Raikiri Pro」を試してみます。

「Armoury Crate」をインストールします。

❶デバイス情報

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「Armoury Crateアプリ」を使用することでプレイスタイルや特定のゲームに合わせたカスタマイズが可能です。

このアプリは「ボタンのリマップ」「有機ELディスプレイの設定調整」「コントローラープロファイルの選択」、無線モード時の「バッテリー残量アラート」の設定など多くのカスタマイズオプションを提供しています。

さらに「振動強度」やトリガーの「デッドゾーンの調整」ジョイスティックの「反応曲線の変更」なども可能です。

これによりユーザーは自分の好みやゲームに最適な設定を調整できます。

❷設定

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❸LEDライト ❹電源

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鮮やかな「RGBライティング」が輝きます。

この「RGBライティング」はコントローラーの外観を美しく彩り魅力的な光の効果を提供します。

ユーザーは多彩な色やエフェクトから選択しコントローラーを個人の好みに合わせてカスタマイズできます。

また「RGBライティング」はゲームプレイやエンターテインメント体験に没入感を追加し独自の雰囲気を演出します。

この鮮やかな光のディスプレイは「ROG Raikiri Proコントローラー」の魅力的な外観の一部として際立ち、ユーザーに洗練されたゲームデバイスを提供します。

❺ファームウェアの更新 ❻OLED

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内蔵の「有機ELディスプレイ」は「Armoury Crateアプリ」を通じて「画像」「アニメーション」「テキスト」などを個人の好みに合わせて表示することができます。

これによりコントローラーの外観を自分らしくカスタマイズできます。

また、プレイ中にも有機ELディスプレイを活用しプロファイルの変更やコントローラーの設定を「リアルタイム」で管理することが可能です。

このディスプレイを通じてプレイ中に現在のプロファイルを簡単に変更したり充電ステータスを確認したり、マイクのステータスをチェックしたりすることもできます。

また、有機ELディスプレイの上部に配置された2つのボタンを使用することでディスプレイの表示内容を選択できます。

これによりゲームの最中でもコントローラーのプロファイルを変更して最適な設定を瞬時に切り替えることができます。
 

使ってみた感想


早速「D-pad」を試すために対戦格闘ゲーム「鉄拳7」をプレイしました。

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ところが「D-pad」が大きすぎてクイックな反応が悪く特に「右斜め上の方向キー」の入力が難しいことが分かりました。

結果として意図しない「垂直ジャンプ」が発生してしまいます。

さらに「右方向キー」もやや遠くに配置されているため「小さな手」のユーザーには入力が難しいかもしれません。

「D-pad」は通常、「機体の移動」などの頻繁な操作よりも「武器の呼び出し」などの使用頻度の低い操作に向いているようです。

レースゲームでは「シフトチェンジ」をコントローラーの「背面」で行うことができました。

特に「アクセル」と「ブレーキ」を「人差し指」で操作していたため、スムーズなシフトチェンジが可能になりました。

また「爽快アクション」など、トリガーを深く押し込まなくても良いゲームでは「ショート・トリガーモード」を使用することで押し込み距離が短くなりアクションの反応が向上しました。

「ROG Raikiri Pro」の本体重量は「純正XBOXコントローラー」と同様に重い部類に入りますが慣れているため特に気になりませんでした。

また「コントローラー背面」に「4つのボタン」が追加されたため、これまでボタン数が足りずにキーボードやマウスで操作していたゲームも「ROG Raikiri Pro」でも快適に遊ぶことができるようになりました。

またPCデスクに縛られず「リビング」の「ソファー」で快適にゲームを楽しむことができるようになり自由度が向上して大変満足しています。

良かったところ


❶バッテリー持ちが優れています。

個人的には照明と振動をオフにしています。

照明をオフにし振動をオフにした場合、「最大48時間」の使用が可能です。

❷レースゲームでは「シフトチェンジ」をコントローラーの背面で行うことができます。

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ゲームタイトルはSTEAMにてデモ版が配信中「Japanese Drift Master=JDM」で軽く流してみました。

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個人的には「アクセル」と「ブレーキ」を「人差し指」で操作していたため、スムーズなシフトチェンジが可能になりました。 

❸「爽快アクション」などトリガーを深く押し込まなくても良いゲームでは「ショート・トリガーモード」を使用すると押し込み距離が短くなりアクションの反応が向上します。

通常の2回の連射が3回に増加するなど非常に優れた性能を発揮します。

❹中央の「XBOXボタン」の下にあるボタンは「スクリーンショット」ボタンです。

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個人的に以前はプレイ中にキーボード操作で「スクリーンショット」を頻繁に撮っていましたが、このボタンがあると便利だと感じました。

残念な点、注意する点


❶ 「Bluetooth」の反応が不安定です。

個体差や個人の環境に影響されるかもしれませんが主な問題は接続がゲーム以外の場面で「オン・オフ」に切り替わることです。

これにより軽作業の際にも動作がカクついて不安定になることがあります。

他の「Bluetoothデバイス」の電波と干渉している可能性があります。

一時的な対処法としてドライバーの削除で問題が解決しましたが修正アップデートが提供されるまで「2.4GHz RF」や「有線USB-C」を使用することをオススメします。

❷対戦格闘ゲームでは「D-pad」が大きすぎて特に「右斜め上の方向キー」の入力が難しく意図しない「垂直ジャンプ」が起こることがあります。

また小さな手のユーザーにとって「右方向キー」は遠く感じられ「D-pad」は頻繁な操作には適していなようです。

❸「プロファイル切り替え」や「設定変更」にはPCの「有線接続」が必要で使い勝手に課題があります。

「ヘッドセット」や「AURA Sync」も「有線接続」が必要です。

総評


「ROG Raikiri Pro」は軽量で快適なゲームコントローラーで、バッテリー寿命が優れています。

ボタン配置は「純正XBOXコントローラー」に似ており、ジョイスティックのグリップ力も高く、ジョイスティックのドリフトの問題はほとんど発生しませんでした。

ただし「D-pad」の操作については少し不満があり価格が高額で他にも高品質な選択肢があるため「Raikiri Pro」の価値が価格に見合うかどうかについては疑念が生じます。

競合製品が優れた選択肢である可能性も考えられ、そのため「Raikiri Pro」が完璧なプレミアム体験を提供できない可能性があります。

購入前に慎重な検討が必要です。

ただし、これらのデメリットは「Raikiri Pro」の素晴らしい体験全体に大きな影響を及ぼすものではありません。

このコントローラーは卓越した性能と機能を提供し高級なPCゲームコントローラーの一つとして非常に価値があります。


お目通し戴き、ありがとうございました。

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