暇つぶしの読書

椎名くんの鳥獣百科(1) (アヴァルスコミックス) 新品価格 ￥617から (2015/4/29 16:54時点)

　山裾大学の超平常心助教・椎名了と大学職員たちの陰謀渦巻くドタバタ日常コメディー。

第1話　椎名くんの選択
　派手好きの上司・飛鳥教授に研究室の中では地味目な椎名は栄転と言う名目で追い出されそうになる。しかしとてもいい栄転話で、椎名君どうする！？

第2話　椎名くんの策略
　山裾動物園からの依頼で、白いカラスを南准教授、花准教授、院生・森と共に探しにでるが、苛められがちなアルビノであるにもかかわらずどうやらボスっぽい。捕まえるのもどうかということになり…。

第3話　椎名くんの一言
　助教のまま昇進できず年を重ねてしまった佐川。ペリカン研究をしていたが、ある日餌をやりにいくとペリカンはいなくなっている。逃がしてしまったことを知られないように探す佐川、異変に気づいた椎名と花は佐川に助言をする。
　そして大学を辞めてしまう佐川。しかし新しい職場での彼は…。

第4話　椎名くんの夜話
　真冬の怪談話。夜の構内に現れるという女の霊。しかしてその実態は。

第5話　椎名くんの憂鬱
　４話で南准教授の陥れに失敗した飛鳥研究室を目の敵にする教授とその一派。次の標的にされた椎名君。研究室内で孤立するよう仕掛けられていく。

　動物の描写がすばらしくリアルでかわいい。動物の生態についても色々でてきます。花准教授がペンギン研究をしている関係でよく連れて散歩している図も和む。
　幼馴染の椎名と花が子供だったころの話がところどころに入っていて二人の絆を感じつつ、天才なのに天然ぽくて虚弱体質のほぼおじいちゃん扱いされる花がおもしろいです。