2015年03月09日
子供を育てやすい安心な社会を望んではいけないのだろうか
見過ごされる「小1の壁」 子育て支援新制度は働く女性の助けになるか
(出典:産経ニュース)
わたしが居住する地区の小学校にも放課後児童クラブ(学童保育)があり、
共働きや母子家庭や父子家庭の子供達が通っています。
昔わたしの育った環境では母親はいつでも家に居るというのが普通でしたから、
「○○ちゃんのお家に行って来る」といって友達の家に遊びに行ったり、
「○○ちゃん遊ぼー」といって友達が自宅に遊びにきていました。
皆がそんな風だったので母親同士もお互い様って感じで、
友達の家にお邪魔する事は特別な事ではありませんでした。
また近所の公園や原っぱ、学校の運動場では沢山の子供達が元気一杯で遊んでいましたから、
夕方6時近くまで公園で遊んでいても平気でしたし、
親が付いて来て遊ぶなんて事も絶対ありませんでした。
さらに、上級生が下級生の面倒を見るのも当たり前で、
低学年の小学生でも1年生や幼稚園児の面倒を見るというのもごくありふれた事でした。
そして、ちょっとぐらいの擦り傷や切り傷程度のケガなんかは日常茶飯事で、
「唾塗っときゃ治る」って感じで、蜂に刺された時なんかは、
友達におしっこをかけてもらうってのが常套手段でした。
ある時、ミミズにおしっこをかけたら「ち○ちん」が腫れ上がるって噂が学校中で広まり、
それならばって事で有志数人で巨大ミミズにおしっこをかけてみたところ、
本当に腫れ上がって大騒ぎになりました。痛みは3日間程続き、本当に痛かったです。
ちなみにわたしと友人の間では、
ミミズはおしっこを逆流して攻撃をしてくるという認識で意見は一致しました。
今でもそう思っていますが、本当のところどうなんでしょうね。
家に帰ってミミズ事件を母親に説明すると、
「あんた何アホな事してんだい!赤チンでも塗っときな!」って言って
赤チンを塗りたくられ、パンツが真っ赤になって恥ずかしかった事を覚えています。
ミミズ事件以降、わたしと友人達の間でデカち○軍団というのを結成し、
「俺達のち○こでかいぜ!」って言っては、女子を追い掛け回して喜んでいたのですが、
ある時先生に見つかりこっ酷く叱られました。
叱られた際に先生(ちなみに女性)から「あんた達のち○こなんて全然小さい!!」って言われ、
かなりショックを受けたのを覚えています。
かなり話が逸れましたが、
昔はこういった環境が当たり前でしたので、
子供をどこかに預けるって事は不要でした。
しかし今の世のように、子供を狙っての犯罪や、
未成年者による性質の悪い犯罪など物騒になってくると、
待機児童対策、子育ての支援の制度はとても重要だと感じます。
子供達が犯罪に巻き込まれる危険性をできるだけ減らす必要性があると思います
母親の職業も多様化してきており、
男性と同等以上の労働をされている方も多くいらっしゃいます。
社会が母親の労働を求めている以上、
子供達および、これまで母親がこなしてきた部分を社会全体で補完するのは当然のことであり、
義務なんじゃないかなと思います。
そして、子供達、母親達の心のケアも大切です。
本来なら母親からたくさんの愛情を受けて育つべき時期に
十分な愛情を受けれられないというのは、
子供達が大人になった時にどのような影響を及ぼすのかも未知数です。
未成年者による犯罪の原因のひとつに、
幼少時代に親からの愛情を十分に受けていなかった
というのをよく耳にします。
例えば、児童虐待で殺人・同未遂で逮捕された人(1999年)の動機の第1位は「育児の悩み。疲れ」であり、
共働きの親が利用できる保育園などの不足が育児負担を増大させていると指摘されています。
また、保護責任者遺棄・同致死で逮捕された人(1999年)の動機の1位は「生活苦」であり、
貧困が犯罪に繋がるとも指摘されています。
さらに、幼児期に虐待された人が成長してから自らの子供を虐待する現象である
「世代間伝達」が39.6%とする調査結果もあり、
被虐待者が将来において虐待者になってしまうという最悪のケースを避ける為にも、
幼少時代に親からの愛情を十分に受けるということはとても大切なことです。
また、労働+育児+家事と相当な負担を受けている母親の心身のケアも重要で、
子育て支援は大きな枠組みでなされるべきだと考えます。
高齢化社会の到来で高齢者ばかりが優遇される社会になってきていますが、
高齢者だけでなく、世代を問わず平等になされるべきことが沢山あります。
資産や貯蓄も無く将来への不安を抱える人は沢山いますので、
必然的に働かざる得ないというのが実情です。
働く人がいなくなると社会は益々荒れ、
増え続ける高齢者も今のように安心して暮らせなくなるでしょう。
いわば若者が働かねば国は成り立たず、働けば子供が増えなくなり高齢化社会は一層加速化する。
子供が増えなければ将来高齢者を養う為の国の資産もなくなり、
やがて国が滅んでいく。こういった状況ではないかなと思います。
高齢者がちょっとした事で病院に行き、
効くかどうかもわからない無駄な大量の薬を処方してもらい、
その医療費負担を国民の税金で賄うというのもおかしな話です。
高齢者は食事や運動によって自前で健康維持を図り、
社会への負担を減らす努力が必要です。
されに、自分達の贅沢な為だけにお金をつかわず、
多くの子供や子育て世代、若者の育成や生活維持にお金をつかうべきです。
これが後々自分達が安心して暮らせる社会に繋がっていくのです。
政治家は選挙に勝つ為だけに、選挙権を持つ多くの高齢者ばかりに目を向けず、
全ての国民の為の国家を創るといった高い志を持ち政治を行って欲しいものです。
我善しの考え方だけでは成り立たなくなるのは目に見えています。
土壇場でジタバタしたって遅いのです。
最近の犯罪がそれを物語っています。
タグ:子育て
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この記事へのコメント
物騒な犯罪の数は統計的には年々減っていますよ。「体感治安」は「実際の治安」を反映していません。
Posted by kiya2015 at 2015年03月09日 19:37
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