最強寒波到来という中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
僕はAmazonプライムで、東野圭吾さんの容疑者Xの献身と真夏の方程式を見たりYouTuberのヒカルさんのポケカ開封シリーズを見ながらトレードしている日々です。
間もなく2月に入り春に向けて間もなくと言った感じですが、今年は桜を皆で囲める年になればいいなと思います。そしてトレードしている個人投資家にとって良いスタートとなる年になって欲しいです。
来週以降の豪ドル円の動向について
来週はFOMCの発表を控え、再来週には、豪の金融政策金利発表もあるため発表前は動意が乏しいか・・・
豪ドルについては先日発表のCPIが市場予想を上回り、近頃の日銀絡みのショート分は全てカバーされた様な状況。
現在は週足ベースでの一目均衡表の基準線に阻まれている状態ですが、原則日足ベースで見る一目均衡表としての目線では買い方の完成形となっています。
CPIの結果を受けてターミナルレートの決定や金融引き締めの上昇が気になるところです。
それにしても約30年振りの高水準ということで、非常に力強いインフレとなっています。
出所:Australian Bureau Statistics
またこのところ、日銀の金融緩和継続姿勢が改めて明確化したこともあり通貨強弱としては豪ドルが最強、円が最弱ということで当然需給として豪ドルは上がりやすい傾向になっています。
1月31日(火)には日銀5年物共通担保資金供給オペを実施予定であり、ゴトー日の需給買いが重なれば円安の流れに向きそうなので注意したいところですね。
債券市場では、新発10年国債利回りが日本銀行の許容上限0.5%に対して、0.475%で取引された。日銀政策据え置き後の買い戻しが一巡する中、来週の10年国債入札に対する警戒感から再び上限に接近した。東京都区部の消費者物価の上振れなどを受けて中期ゾーンの金利が上昇し、日銀は31日に5年物の共通担保資金供給オペを実施することを通知した。
5年物の共通担保資金供給オペの実施は23日に続き2回目。前回は1兆円(金利入札方式)実施したことで金利低下を後押しした。
出所:ブルームバーグ
さて、今日のテーマは投資の原則とも言われるバイ・アンド・ホールドが投機と言われるFXにおいて活用できるのか考察したいと思います。コツコツドカンについて悩んでいる方はまた違う視点で役に立つ考えでもあると思うので是非最後までご一読ください!!
バイ・アンド・ホールドについて
バイ・アンド・ホールド(英語: Buy and hold)とは、投資家が証券を購入後、長期に渡り保有し続ける投資戦略の事である。 [1]
保有し続けている間、ある程度の価格変動(ボラティリティ)を受けつつも、長期的に見れば、金融市場は良い利率のリターンを与えるという考えに基づいている。
これは証券価格が下落した後にそれを売り払ってしまう場合、投資家は金融市場の長期的なリターンを得ることが無いと述べている。
市場のタイミングを見計らって売買する事、すなわち安値で買い、高値で売ろうとする事が出来ない、つまり、少なくとも小口または経験の浅い投資家にとっては、これを試みると良くない結果となるので、単にバイ・アンド・ホールドするのが良いという見方である。
出所: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バイ・アンド・ホールドについては株式投資のみならずその他の投資商品でも活用されている考え方であり投資の神様と言われるかの有名なウォーレンバフェットさんもこのバイ・アンド・ホールドに賛同されている見たいです。これは安く買って高く売れという相場の教えとも合致します。
今回何故、このバイ・アンド・ホールドについてFXでの有効性を考えたのかというと、お気づきの通り損切り設定をしないことがコツコツドカンの原因の1つであり、損失回避の本能がある中で真に損切りの重要性について考えるトレーダーの方も少なからずいるのではないかと考えたからです。
もちろん証拠金取引であるFXにおいては強制ロスカットをされなくても多くの場合は証拠金維持率が100%を下回った場合、追加の証拠金を入金しないとその時点で抱えている含み損は全て強制的にロスカットされてしまいます。
株式投資で言う塩漬けが出来ない訳なので、バイ・アンド・ホールドに向いていないと考えることも出来ると思います。
一方で何事も賛否両論がつきものでありバイ・アンド・ホールドについてもそれは例外ではないと思いますが、まずは自分の尊敬する人の言う事には耳を傾けて、考える必要はあるのかなと感じています。
そういう意味で、外為ドットコムさんの過去記事で与沢 翼さんがバイ・アンド・ホールドについてその時点での考えを語っておられたので少しご紹介したいと思います。
株式は「バイ・アンド・ホールド」が原理・原則で、一度資金をブチ込んだら、「含み損」になるくらいがありがたい。なぜなら、さらなる安値で追加投資して、平均取得単価を下げられるからです。中・長期投資というのは、「仕入れフェーズ」「待機フェーズ」「回収フェーズ」に分けて考えること。仕入れるときは、とにかく安くなったら、仕入れを積む。仕入れを経て、醸成させて、いずれかの未来において、一斉に収穫するのです。本気で長期保有目的の銘柄であれば含み損に一旦なるのは、嬉しいこと以外の何ものでもありません。結局、現物は"ノンレバ"なので、半値になろうと、その含み損はまったく怖くないわけですし。「だから何?」「枚数、増やせるじゃん」みたいな。それが"ひょうひょう"とできないなら、それは資本主義を信じていないということに近いから、中・長期投資なんて「止めたほうがいい」と、そんな感覚を持っています。
出所:外為ドットコム 為替相場に「絶対」はない。これが与沢翼流「働き方改革だ!
現在はドバイに在住でSNSなどでもその達観した考えで投資家・インフルエンサーとして活躍されている与沢さんですが、この様に中・長期投資をするために株式投資を選択しているのであれば含み損や含み益に対して一喜一憂することが如何に取り越し苦労なのか分かりますね。
これは401系などの企業型確定拠出年金に対しても同じことが言えます。
そしてレバレッジをかけない現物の投資商品であればこそバイ・アンド・ホールドが有効と仰っています。
個人的にこの記事は何回も読み直ししたいと思っていますが、やはりFXに対してはバイ・アンド・ホールドは有効ではないという考えですね。
レバレッジが仇となることは本末転倒と言うことで納得できます。あえて自分の考えを言うとコツコツドカンってコツコツの間は間違いなく勝ててるんですね。
lotによって自分が納得できる利益をあげられているかはストレスなども含めて検討するべきですが…
実は僕もコツコツドカンの常習犯でして(笑)これまで資金を数倍にした後にドカンをやってしまった中で損切りの必要性について考えたからなんです。
現時点で認識して行動しないと行けないと考えていることは3つ。
- 利益を積み重ねた場合、一度利益分を出金する
- 勝ち続けている期間が長くなれば損切りを入れる
- 行動経済学を意識して相場を休むを実践する
1と2については僕が大好きなトレーダー。
努力・情熱に感銘を受けているテクニカル分析の始祖と言われるギャン(W・D・Gann)のルールを意識したものになっています。
まず、利益を積み重なるほど損失した後の気分の落ち込みが大きい(プロスペクト理論)ため
それを見越して勝ち分で慎重にトレードすることが望ましいというのがコツコツドカンに関する反省です。
短期間で資金を増やす場合に必ずしもバイ・アンド・ホールドが悪とは限らないと思うからです。
ただし、ある程度相場が高止まりして、尚且つ過熱感が落ち着いていると感じられる時が良いと思います。
具体的には200日移動平均の上で週・月足でトレンドが出ている時にはそれに追従しつつバイ・アンド・ホールドするといった感じです。
3つ目は自分に心理的な負担がかかる可能性が大きいだろうと思う相場は勇気を持って見送ること。
ここは負けが続いた際にそれを取り返そうとして大きくロットを張らないこと、また資金が減っている状態ではバイ・アンド・ホールドはしないことにすると言った感じです。
ただしこれまでブログに紹介した本、オリバーベレスさんのデイトレード、ゾーン最終章でも損切りは必要であることが書かれていますし、ギャンの価値ある28のルールでも損切りが必要と書かれています。
フラッシュクラッシュの様な突発的かつボラティリティが大きいものは多くのトレーダーを焼き尽くしている事からも、損切りで一回の負けを少なくすること、また急落に耐えうる資金管理が必要であることは押さえておく必要があります。
ここで損切りについて考えるきっかけを与えてくれて尚且つバイ・アンド・ホールドに近いなと感じられた考えが書いてある本をご紹介したいと思います。その本は午堂 登紀雄(ごどう ときお)さんのオキテ破りのFXです。
牛堂さんは他にも年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人などを書いておられますが非常に合理的かつ面白い考え方をされており今回改めて読み返してところ凄いなと感銘を受けました。
僕がバイ・アンド・ホールドを完全否定しないのは本能的に損失回避をしたいという経済行動学に準じたものだと感じたからです。とは言え絶対に損切りをしないというものではなく、イフダン注文などで機械的に
トレードすることで本業や投資以外のことに時間をしっかりと割きつつ利益を上げること
これを実現するための資金管理やナンピンを戦略的に行っていくという内容になります。
イメージしやすい方だと投資YouTuberのJIN(ジン)さんも莫大な資金で含み損を抱えても回復を待つトレードをしているイメージがあります。
損切り設定をしないというオキテ破りのトレードをするからには、資金管理が戦略の肝であることに加えてルール(ナンピンをどの程度の幅で幾つ置いていくか)の順守が必要です。
つまり完全な自動売買とは異なり裁量トレードである限り自分の感情をコントロールすることが求められることについては他のトレード手法と何ら変わりません。
もしコツコツドカンに悩んでいる、損切りの必要性について考えている方は手に取って見てはいかがでしょうか。
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