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トシヒコ
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2022年06月02日

「これはただの指導」企業で自覚のないパワハラが生まれてしまうワケ

2020年6月1日から大企業を対象に「労働施策総合推進法(通称:パワハラ防止法)」が施行され、丸二年が経ちます。今年4月1日からは中小企業も含めて全面施行され、今や“パワハラ対策”はすべての企業にとって避けられない問題です。20年以上企業の労働問題に向き合い、現在は退職代行業務も行っている弁護士の嵩原安三郎さんは、「パワハラを行っている本人は、部下に業務の“指導”をしているつもりの場合が多い」と言います。そのような自覚のないパワハラはなぜ生まれてしまうのか、話を聞きました。
退職代行依頼 約75%はパワハラが原因
私はもう20年以上弁護士をしているのですが、うち17年ほどは企業法務として労働問題を扱ってきました。退職を希望する社員の申し出を受け、その処理をすることもありました。ほとんどの場合、みなさん一身上の都合、もしくは家庭の都合などで辞めていくんですね。ところが、3年ほど前から「社員側の話も聞きたい」と退職代行の仕事を始め、相談を受けて詳しい事情を聞いていくと、かなり多くの方が「パワハラが原因で」とか「上司からこんなことを言われてつらくて」という理由で退職したいと言うんです。

私がこの3年間に対応した退職代行の件数は、およそ7000件です。改めて直近の1000件について分析をした結果、パワハラや、それに近い人間関係の問題が退職のきっかけになっているケースは、約75%にものぼるということが分かりました。
パワハラの原因は、指導者が“パワハラによる指導法”しか知らないこと

私は多くの企業で、パワハラ研修を行ってきました。研修で「こういう言動はパワハラに該当しますよ」「こういう時、気を付けてくださいね」と話をしても、ほとんどの人は心当たりがなさそうに、ふーんという顔で研修を受けています。しかし、その会社でパワハラが確認されていて、問題になっていると分かった上で研修を行っているので、心当たりがないはずがありません。

じゃあこの反応はどういうことか。当の本人達は自分の振る舞いをパワハラだと思っておらず、部下に業務の指導をしているに過ぎないと考えているんですね。「たまに行き過ぎたとしても、基本的には指導しているだけだし、言うことを聞かない従業員が悪いんじゃない?」と捉えている。このように、指導者が“パワハラによる指導法”しか知らないということが、パワハラが起こってしまう原因なのです。これは経営者や管理職によるものが非常に多いです。

また、2年目の社員から新入社員へ対するパワハラも、実は多く起こっています。新人指導に2年目の社員を使うというケースは少なくありません。2年目の社員は急に立場が変わり、人を指導する側になるので、自分が少し偉くなった気持ちに変わってしまうんですね。

とある営業部門の離職率が高いということで、1年目の新入社員に詳しい話を聞いてみたことがあります。すると「先輩が立っているとき、自分の立つ位置が左右まできっちり決まっている」「エレベーターのドアを押さえる高さも決まっている」など、会社独自のルールがあり大変だと言うんです。実際にそのルールを教えた2年目の先輩に話を聞いてみると「私も先輩に習ったんです。間違えると先輩に怒られたから、私も同じように1年目を叱りつけています。これは指導です」と言っていました。2年目の社員は、自分が意味も分からずに身につけてきた理不尽なルールを、同じように理不尽に新入社員に教えているんです。これも、誤った指導からパワハラが生まれる瞬間だと言えるでしょう。

さらに厄介なのは、「仕事は俺の背中を見て覚えろ」と職人気質な社員によるパワハラのパターンです。私の経験上、昔なら納得していた部分もありましたが、今の若い世代は非常に効率というのを重視します。基礎的な部分はきちんと教えてもらい、その上で自分なりに工夫していく方が早いという考えから「なぜこれをやるのですか?」と聞き、そこでハレーションが起きてしまいます。「背中を見て覚えろ」と言われて育ってきた人は、自分が人から教えてもらったことがないので、人に教えることもできません。「そんなことも分からないのか、自分で考えろ!」と、勢いで強めな言葉を言ってしまっても、悪気は一切ない。これもまさに、指導法を知らないがゆえに起こってしまうパワハラの一例です。
スポーツ界はすでに気付きはじめている“指導の重要性”

会社以外にも、同じようにパワハラが起こってきた世界があります。それはスポーツの世界です。共通するのは指導が感覚で行われているところです。スポーツは、チームや個人で勝つことを目標にして、会社は利益や利潤をあげることを目標にして、一生懸命に頑張っています。双方、目標ははっきり分かっているのに、指導する側は自分の経験に基づく感覚論で指導をしているわけです。

ただ、スポーツの世界はその指導法の間違いに気付きました。声を荒らげて怒ったり、体罰を加えることで鍛えても、あんまり伸びないぞと。それよりも、指導者が指導法をきちんと勉強することが大切じゃないか。プロの指導者がいるチームの方が成績が上がやすいんだと分かってきたんですね。ところが、会社はいまだに気付いていません。パワハラによって人が辞めても「あいつは根性がなかったんだ」で片付けてしまいます。

スポーツの世界では、指導者の役割、個性に合わせた教え方、人それぞれのモチベーションの上げ方など、様々な科目を指導者が勉強します。会社では、指導する側がこれらを全く意識せずに、自分がやってきたことを言っているだけ。それが昨今の会社の状況であり、改善するべきポイントです。
指導が変われば、自然とパワハラはなくなる

研修で「これがパワハラですよ」「パワハラはやめてくださいね」と注意喚起すればパワハラはなくなるものだと、昔は無邪気に信じていたこともあります。しかし、パワハラをなくすことを目的にしてしまうと、方針を誤ってしまうのではないかと私は考えています。

パワハラは、“正しい指導”という概念が抜けているせいで発生してしまいます。つまり、指導さえしっかりしていけば、結果として自然にパワハラがなくなっていくんです。「あれ?気付いたらうちの会社パワハラなくなったよね。2年目3年目の社員も生き生きとしてるよね」という状況が理想であり、一番重要なことです。

4月から自分の部下・後輩が初めてできた人、新しい部署に配属されて責任者になった人、普段から指導したりアドバイスしようと思っているけどもなかなか上手くいかないと感じている人は、数多くいらっしゃるかもしれません。「うちの部下、全然ダメだな」「俺の言う通り動いてくれないな」と思うのではなく、「自分はいい指導者になろう」と意識を改革してみるのはどうでしょうか。色々勉強して、人を育て、動かしていく。自分に求められているのはそういう仕事なんだと頭を切り替えてみると、ガラッと変わってくるんじゃないかと思います。

好きなスポーツを思い出してみてください。監督やコーチが変わることで、チームの成績や雰囲気が大きく変わることはありますよね。会社も同じなんです。自分の指導しだいで、自分のチーム(会社)が生まれ変わるかもしれないんだと、ぜひ前向きに捉えていただきたいです。
パワハラで退職代行使いたいけど不安とか、会社の悩みってたくさんあるけど、相談しづらいですよね。もしも、今あなたがパワハラや会社の事で悩んでいるなら、相談はココナラで相談してみては?お金はかかるけど、今の悩みに具体的にアドバイスがもらえるよ!









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