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2022年03月11日

上司が嫌いでストレスがたまる!賢く付き合うコツとやってはいけないこと

誰しも苦手なタイプの人は居るものですが、それが毎日の仕事で顔を合わせる上司だと困る事も多いでしょう。上司が原因でストレスが溜まると仕事中も疲れやすく、業務効率も下がってしまいます。最悪の場合心身の調子を崩してプライベートにまで影響を及ぼし兼ねません。今回は嫌な上司の特徴や賢く付き合うためのコツ、やってはいけない行動などをご紹介します。
上司が嫌いな理由1:感情的に接してくる

上司を嫌いになってしまう理由としては、上司が自分に対して感情的に接してくる事が原因となるケースが多いです。こうした上司は理不尽な振る舞いをする事も多く、接しているだけでストレスが溜まってしまいがちになります。例えば、昨日はOKが出た仕事なのに翌日理由もなくやり直しを指示されるなど、気分の差が激しくその時々で言う事が変わるような気分屋の上司は要注意です。また、仕事の話をしていて自分が不利な状況になると怒り出すような上司もストレスの原因になります。

自分に甘く、人には厳しい態度を取る上司にも困りものです。こうした上司とは仕事の基本である報告・連絡・相談もやりにくくなってしまいます。仕事が上手く行かなかったり、プライベートで嫌な事があったりした時に八つ当たりしてくる上司というのも嫌われがちです。上司も人間なので、生きていれば機嫌の悪い時もあるでしょう。しかしそれを部下に対してあらわにしてしまうのは、上司としての立場が分かっていないと言えます。

上司が嫌いな理由2:体育会系でついていけない

職場の雰囲気というのは上司の人間性や思考が反映されるケースも多く、価値観の違いからどうしても馴染めないという人も少なくありません。こうした事例の中でも、上司が体育会系でノリについていけないという人は多いです。体育会系上司の特徴としては、まず上下関係を必要以上に重んじるという点が挙げられます。社会人として最低限の上下関係は守る事は大切ですが「先輩や上司の判断は絶対」といったように過剰な上下関係は職場の機能を低下させるだけです。また、職場ではコミュニケーションの一環として飲み会を企画するというところも多いでしょう。しかし誰もがお酒や飲み会が好きかと言えばそうではありません。例え上司が良かれと思ってセッティングした飲み会でも、強制参加になっているようであれば考えものです。

単純に上司の態度や言動が威圧的というケースもあります。このような状態を容認している風土であれば、ブラック企業である可能性も否めません。仕事についてのアドバイスや指示に根性論・精神論が多分に含まれているような場合にも、上司が嫌いになってしまう原因になるでしょう。このように理不尽さを感じるほどに上司が体育会系であれば、上手く付き合うために何らかの工夫が必要になるケースが多いです。

上司が嫌いな理由3:責任を押し付けられる

仕事をする上で重要な事の1つに「責任」というものがあります。その責任を部下に押し付けるような上司であれば、嫌いになってしまっても仕方がないと言えるでしょう。部下のミスは上司も一緒になって責任を取るというのが一般的です。しかし自分が出した指示のミスや失敗の責任を部下に押し付ける上司というのも稀に存在します。こうした上司はプライドが高く、自分のミスを認めようとしないのです。仕事が上手くいった時には手柄を自分のものにしてしまうので、部下としてはやりきれないところでしょう。中には自分の社内評価を守るために嘘をつくような上司も居ます。管理者としての自覚がなく、部下の模範となるような振る舞いを出来ない上司は誰しも好きにはなれないでしょう。

上司が嫌いな理由4:冷たすぎる

シンプルな理由ですが、上司にあまりにも冷たくされて嫌いになってしまうというケースも少なくありません。中には単純にコミュニケーションが苦手な人が上司だったというパターンもありますが、せめて仕事上のやり取りはスムーズにこなして欲しいと思う人も多いでしょう。また、そもそも上司の性格が悪いという事も考えられるので、冷たくされる原因は一概には言えません。部下が優秀な場合は嫉妬して冷たくあたるという上司も居るほどです。

ただし、上司に冷たくされる原因は上司だけにあるとは限りません。上司も同じ人間、好きになれない部下の一人や二人居てもおかしくはないでしょう。だからと言って冷たく接しても良いという理由にはなりませんが、原因が自分にあるとなれば考えや振る舞いを改める必要も出てくるかも知れません。例えば、同じミスを何度も繰り返してしまう部下というのは上司からすると「注意しても話を聞いていない」という風に映ります。注意された時に言い訳が多い部下も、上司から見ればマイナスイメージが大きく残るでしょう。普段の勤務態度が悪いという例も同様です。また、上司とうまくコミュニケーションが取れずお互いの事を誤解しているという状態も、上司を好きになれない原因になる事があります。上司が冷たい場合には、自分の振る舞いも一度見直してみると良いでしょう。

上司が嫌いな理由5:部下の好き嫌いを表に出す

部下の好き嫌いをハッキリと表に出す上司は、部下から見れば好きになれたものではないでしょう。具体的には好きな部下には手厚いサポートや積極的なコミュニケーションを行うものの、嫌いな部下に対しては露骨に嫌な顔をしたり無視したりなどパワハラしてくる上司です。こういったケースの上司は器が小さく、些細な事で嫌いな部下を理不尽に責め立てる事も珍しくありません。かといって部下が下手に出ると逆に付け上がってしまうため、難しいところなのです。

また、部下の好き嫌いが激しい上司は自分の周りに従順なイエスマンばかりを置く傾向にあります。こうなると、部署や会社全体の業績に関わる事態を招く可能性もあるでしょう。本来、チームや企業は様々なスタッフの多様性によって成り立っています。しかし部下が上司のイエスマンばかりでは議論の余地がなく、ワンパターンな仕事しか出来なくなるのです。このような状況は組織崩壊の前兆なので十分に注意しておきましょう。

上司が嫌いな理由6:仕事ができなくて尊敬できない

自分の上司だからといって、その人が仕事が出来るとは限りません。部下として仕事が出来ない上司を尊敬出来ないというパターンは意外にも多いのです。例えば年功序列という風習がまだ色濃く残る日本では、勤続年数の長さだけで管理職になったという人も珍しくありません。実力で出世していない上司の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

上司の特徴
上の人間にだけはいい顔をする
部下の話は聞かないし、意見は聞入れない
自分の武勇伝ばかり話す
話が長い
愚痴が多い
態度が偉そう
すぐ感情的になる
仕事に私情を挟む
指示やアドバイスが矛盾している
何度も同じ事を聞いてくる
こうした上司は次のように部下の扱いにも難がある場合が多く、一緒に仕事をする上で苦労するでしょう。

苦労点
新人の教育が出来ず、部下にも具体的な指示を出さない
責任を部下になすり付けがち
部下の手柄は自分の手柄
部署内の事情を把握していない
部下には残業させるが、自分は定時退社
部下ばかりに仕事をふり、繁忙期でも自分だけはのんびりしている
コミュニケーションを取ろうとしない
な上司と賢く付き合うコツを3つご紹介!

嫌いな上司と付き合うコツ1:いいところを見つける

自分では気をつけているつもりでも、苦手意識が強いと態度や表情に現れてしまうものです。嫌いな上司と我慢して付き合い続けるよりも、賢く立ち回る事でストレスやトラブルを避けられる可能性もあります。まずは嫌いな上司をよく観察して、いいところを見つける努力をしてみましょう。嫌いな上司でも良いところを見つける事が出来れば、相手を見る目や苦手意識が変わる可能性は十分あります。色々な視点から上司の人間性を分析してみてください。

新しく長所を見つける事が難しい場合には、嫌いだと感じていた短所を長所に言い換えてみるのが効果的です。例えば「無口でコミュニケーションが取りにくい」という短所は「冷静で思慮深い」と言い換える事が出来るでしょう。「頑固・人の意見を聞かない」といった短所も「意思が強い・真面目」と捉える事が出来ます。見方を変える事で嫌いな一面も上司の長所になり得るケースも多いのです。言い換える事も難しい短所は自分の反面教師として意識しておけば、幾分ストレスを和らげられます。短所とは別に、良いところはしっかり認めていく姿勢も重要です。

嫌いな上司と付き合うコツ2:無理に仲良くなろうとしない

逆説的になりますが、嫌いな上司と上手く付き合うコツは「無理に仲良くなろうとしない」事であると言えます。本心では嫌いな人と上辺だけでも仲の良い関係を取り繕う事は、心に大きな負担を強いてしまうでしょう。職場は友達を作る場所ではなく、仕事をするための場所です。嫌いな上司と雰囲気を悪くしない最低限の関係を取り持って、仕事をスムーズにこなす事が出来れば問題ないでしょう。無理に相手の心へ寄り添おうとせず、割り切ってある程度距離を保ったまま付き合うというのも賢い選択なのです。

嫌いな上司と付き合うコツ3:表向きは丁寧に接する

内心ではどれほど上司を嫌っていても、表面上は割り切って丁寧に接する事を心がけましょう。無理に心を込めず、表向きの態度だけで良いのです。性格の悪い上司だとしても、丁寧に接してくれる部下に対しては強く当たる事はあまりないでしょう。表面上の受け答えを丁寧にする際は「この上司による被害者は自分だけではない」と意識を持つ事です。「みんな我慢しているのだから」という認識が芽生えれば、多少の事には目をつむる事も出来るようになるでしょう。なるべく上司を敵視せず、冷静に対処する心構えが大切です。

丁寧な接し方を実践するには、まず上司への挨拶や返事を意識的に変えてみましょう。なるべく目を見て笑顔を心がけるのがポイントです。上司の話は途中で遮らず最後まで「傾聴する」というスタンスを取るとやりやすいでしょう。反論があってもグッとこらえ、最後まで話を聴いたら「おっしゃるとおりです」などと同意を示す相槌を打つと効果的です。コミュニケーションが取りづらい上司の場合には積極的に「ほう・れん・そう」を行い、認識の違いが生じる事へのリスクヘッジを徹底しましょう。

上司が嫌いでもしてはいけないこと2選

してはいけないこと1:嫌いなことを態度に出す

嫌いな上司に対してやってはいけない事、それは「嫌いだという事を態度に出す事」です。これには様々なパターンが存在しますが、以下のような振る舞いはどれだけ上司が嫌いでも避けるようにしましょう。

上司の陰口を言う
SNSに上司に対するマイナスイメージの書き込み・投稿を行う
上司を無視する
上司に嫌がらせをする
表情に出して嫌悪感を示す
上司と目を合わせない
距離を取ってわざとコミュニケーションを取らない
上記のような振る舞いをしてしまうと、上司との関係性は悪くなる一方です。もちろん上司からは「社会的な常識がない人間だ」という風に評価されるでしょう。それどころか、雰囲気が悪くなれば周囲の同僚にも迷惑がかかる事が予想されます。仕事に支障が出るようになってしまえば、関係修復には多大な労力と時間が必要になるでしょう。

してはいけないこと2:感情的に反抗する

嫌いな上司に対してしてはいけない事としてもう一つ「感情的に反抗する」というのも覚えておきましょう。仕事の指示や考え方に対して反論する事も時には必要かも知れませんが、嫌いな上司が相手だと反論ではなくつい「反抗」してしまいがちになります。必要のない暴言を吐いたり、感情的にキレたりするのは御法度です。理屈の欠けた反論も、上司からすれば反抗的な態度に映ってしまうので避けるようにしましょう。このような態度を取ってしまうと、上司からは「反抗的」「自制心がない」「キレやすい」など様々なレッテルを貼られてしまう可能性があります。上司に厄介者扱いされれば関係性は悪くなる一方で、何も解決しない悪循環を生んでしまうのです。
イライラでストレス限界、最終手段は異動や転職

「上司が嫌いだ」という感情を抱え続けたまま仕事を続けていると、様々な弊害が生じる可能性が高いです。初期症状としては仕事に対するモチベーションが下がり、職場に行きたくなくなります。この状態が続くと業務のパフォーマンスが下がり、自分の成績を落とすばかりか所属部署の同僚達にも迷惑がかかってしまうでしょう。こうなるとストレスで気分的にも落ち込んでしまい、体調や心のバランスを崩すという悪循環に陥ってしまう危険性もあるのです。

自分の努力だけで上司との関係性や嫌いな気持ちが解決しない場合には、嫌いな上司の上司や人事部に相談して嫌いな上司を指導してもらうというのも一つの手段です。第三者による客観的な意見の介入によって、嫌いな上司との関係性が解決する事例も少なくありません。匿名で相談出来る窓口も多いので、後から仕返しされるといった心配も少ないでしょう。根本的に上司の人間性が問題で解決が難しく、ストレスも限界であれば自分が異動するという事も視野に入ります。思い切って転職して勤め先ごと変えてしまうというのも場合によっては効果的になるでしょう。






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