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2024年11月03日

【断乳の仕方】「おっぱい」をやめる時期は子どもが決める!

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断乳の時期は、様々な意見があります。



母乳育児の世界的団体が、ラ・レーチェ・リーグです。

ラ・レーチェ・リーグでは、卒乳の時期を三、四歳〜五歳と寛容な立場をとっています。

かわって欧米では、乳離れを急がせる傾向にあります。


あなたは、どちらを信用しますか?


乳離れは、何歳が正しいのかを判断する方法を知りたいですよね。

じつは、卒乳時期を決める方法は、一つです。

子ども自身が決めます。



と言いますか、卒乳の時期は、自然界が決めています。

子どもは、自然界に素直に従おうとします。

卒乳の時期は、自然に任せるのが答えでした。




母親の多くは、断乳の時期がきたとして無理やり辞めさようとします。

子どもが、嫌がって泣いているにもかかわらずです。

卒乳を強行した場合、子どもの心には、苦痛を体感させて傷を残します。




卒乳は、ゆっくりと、子どもに任せるスタイルが自然流です。

現在、世の中の常識、大人の事情や都合で卒乳時期が決められています。

万が一、乳離れしないうちに次の子どもが生まれた場合は、二人に飲ませてあげるのが本筋です。




多くの母親は、哺乳瓶の粉ミルクです。

みんながやっているから?

社会の常識だから?




ペットの猫には、カリカリの餌を与えて終わり。

赤ちゃんには、粉ミルクを与えて終わり。

赤ちゃんは、どう思っているでしょうか。




目の前に、「搾りたての生ジュース」と「粉ジュース」があったとします。

どちらが、美味しいですか。

どちらが、栄養価が高いですか。

どちらが、健康的ですか。

どちらが、本来飲むべきジュースですか。




赤ちゃんが、文句一つ言わないのは、母乳の味を知らないからです。

最初から粉ミルクを飲んでいるからです。

混合育児だった場合は、赤ちゃんは、毎回粉ミルクが出てきたら怒ります。




世界的に有名な助産師さんがいらっしゃいます。

桶谷(おけたに)式母乳育児の桶谷そとみ先生です。

桶谷先生は、断乳の時期を特定していませんでした。



子どもが断乳を受け入れる目安は、一歳二、三ヶ月〜二歳ころまでの間と申しています。

中には、二歳をすぎる子もいれば、三歳までの子もいます。




自立への情緒的要素を含む卒乳は、判断が難しいです。

しかし、卒乳の時期は、自然が決めるのが正しい答えです。

「なんとなく、いつの間にか止めていた」が本当の卒乳です。




子どもが、母乳を欲しなくなった時期は、いずれ、やってきます。




長く、本人目線に寄り添ってあげるのが自然流の卒乳です。



自然界は、卒乳の時期を決めています。

理由は、初乳→次乳→母乳→成熟乳→離乳乳と成分が変化しているからです。



ママは何もしなくても大丈夫です。

自然界は、赤ちゃんの成長に合わせて成分を最適化してくれます。



<初乳→次乳→母乳→成熟乳→離乳乳の流れ>

 ⑴ 出産

 ⑵ 2、3時間後 → 初乳1回目
  (約 1〜3g)

 ⑶ 2、3時間後 → 初乳 2回目

 ⑷ 2、3時間後 → 初乳 3回目

 ⑸ 2、3時間後 → 初乳 4回目

 ⑹ 2、3時間後 → 初乳 5回目 

 ⑺ 約 2日目から → 次乳
 (乳糖分解:脳、神経の栄養素)

 ⑻ 約 3〜10日 → 母乳
(免疫抗体:ウイルスや菌にたいする抵抗力)

 ⑼ 3、4歳   → 成熟乳〜離乳乳
  (乳糖分解作用:終了) 



赤ちゃんが、母乳を飲んで下痢や消化不良を起こすのは、乳糖不耐症です。

乳糖不耐症の原因は、ラクターゼです。

ラクターゼは、乳糖分解作用をする物質です。



乳糖分解作用は、赤ちゃんの脳と神経に関係しています。



乳糖は、ラクトースといって、母乳に含まれる甘味料です。

母乳には、約7%含まれます。

母乳は、やさしい甘さです。



乳糖分解作用は、ラクターゼ酵素が、乳糖(ラクトース)を加水分解します。



ラクターゼ酵素によって加水分解された乳糖(ラクトース)は、ガラクトースとグリコースに分かれます。

グリコースは、ブドウ糖です。

ガラクトースは、甘味のない単糖類です。



赤ちゃんが産まれてからは、約二日目から乳糖分解作用が始まります。



じつは、3、4歳で乳糖分解作用が終了します。

脳神経細胞に栄養素を供給する乳糖分解が終わります。

乳糖分解が終わる理由は、3、4歳で大人と同じ脳機能が完成するからです。



大人と同じ脳機能が完成 = 母乳を終える時期(乳糖分解作用終了)



大自然は、卒乳の時期を3、4歳と決めています。

嫌がる子どもを無理やり卒乳させることは、自然に逆らう行為です。

自然が、せっかく母乳で脳に栄養素を供給しています。



世の中の常識にゆだねる卒乳は、脳の成長をストップさせる行為でした。

しかし、大自然が卒乳の時期を3、4歳と決まているといっても、約1年間の開きがあります。

正確な卒乳時期の特定は、子どもに聞くことです。



子どもが「おっぱいを吸いたい」or「おっぱいを吸わなくてもいい」。

自然界は、子どもに指令を出しています。

脳は、大人と同じ機能が完成したか?、まだ完成していないか?を判断しています。



卒乳時期の答えは、子どもが知っています。




ーまとめー


赤ちゃんが産まれてからは、2、3時間後に初乳1回目が出ます。

初乳は、約 1〜3gです。

初乳は、胎便を出し切る役目です。


下剤の初乳は、うんちを沢山出して新生児黄疸(しんせいじ・おうだん)を防ぎます。

黄疸は、ビリルビンによって発生します。

ビリルビンとは、古くなった赤血球にあるヘモグロビンが壊れてできる黄色い色素です。


赤ちゃんは、肝機能が未完成です。

ビリルビンを処理できません。

そこで、初乳という下剤で、便といっしょにビリルビンを排泄します。


生後2日目からは、次乳です。
脳、神経の栄養素である乳糖分解が始まります。

生後3〜10日からは、母乳に変わります。
母乳は、ウイルスや菌にたいする抵抗力をもった免疫抗体を含みます。

生後3、4歳は、成熟乳に変わります。
乳糖分解作用が終了です。
大人と同じ脳が完成した合図です。
もう、いつ卒乳してもかまいません。



卒乳は、自然の仕組みが決めていました。



自然界「脳が完成したよ」
 ↓
子ども「もう、母乳は飲まない!」
 ↓
母親「そういえば、母乳が成熟乳→離乳乳へと変わっているわ」



<成熟乳→離乳乳の特長>

■成熟乳:
・淡い青みがかった色
・さらっとした質感の液体

■離乳乳:
・淡い白色または、薄い青色
・透明感が増した液体、
・サラサラと水っぽい



離乳時期が来ると、お乳の供給が減少します。

赤ちゃんは、自然に母乳から離れていきます。

「お乳供給量が減る」&「もういらない」は、同時に起こります。



なぜならば、母親と子どもに卒乳指令を出しているのが、自然界だからです。




posted by taki13 at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 母乳育児
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