2016年10月27日
モバP「今日は全員休みだ」凛「おはよ」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 22:57:32.69 ID:xZJ3HO7O0
P「……っておい、今日は休みなのに何で事務所に来てるんだ」
凛「いいじゃん別に、ちょっと気が向いただけ」
P「向いただけってなぁ……」
凛「プロデューサーこそ、今日は休みじゃないの?」
P「俺は溜まった書類があるからな、ちょっとそれを片付けようと」
P「まぁそんなに多くないから、ぱぱっと片付けて帰るけどな」
凛「そっか」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:11:45.04 ID:w6f5NW710
渋谷凛(15)
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:00:59.52 ID:xZJ3HO7O0
P「凛もこんな所に居るより、どっか遊びにでも行ったらいいんじゃないか?」
P「たまの休みなんだし、他の連中とさ」
凛「みんな予定が入ってるみたいでさ、今日は捕まらなかった」
P「加蓮……は定期健診か」
凛「うん、加蓮はちょっとぼやいてたよ?」
P「んー?」
凛「『ここのところは体の調子もいいから病院なんていいのに』って」
P「まぁそうはいっても気を抜くと調子崩したりするからなぁ」
P「特に今は寒い季節だし、十分……それ以上に気を付けんと」
凛「まぁね……でもそのせいで『外に出られないー!』って」
P「今度加蓮にはもう少し休みをあげるようにするか……」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:11:45.04 ID:w6f5NW710
北条加蓮(16)
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:04:12.94 ID:xZJ3HO7O0
P「あと他には……奈緒とかはどうした?」
凛「奈緒は久しぶりの休みだからって『溜まってたアニメ消化する!』って」
凛「学校終わったら一直線に家に帰っていったよ」
P「どんだけ溜まってたんだ……それで今日は一人ってことか」
凛「うん、だからこのまま家に帰るのも……って思って寄ってみた」
P「まぁ……俺は仕事がちょっとあるからあんまり相手にしてやれないけど」
凛「別に大丈夫だよ」 ゴソゴソ……
P「ん、どうした?」
凛「宿題、出されたからここでやってく」
P「それこそ家でやればいいんじゃ……」
凛「別に、私は静かな所ならどこでも勉強できるし」
P「ま、まぁそれならいいけど……まぁ頑張れ」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:11:45.04 ID:w6f5NW710
神谷奈緒(17)
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:07:39.74 ID:xZJ3HO7O0
凛「うん。隣の机、借りていい?」
P「ちひろさんのデスクか? まぁ開けたりしなけりゃいいんじゃないかな、今日はちひろさんも居ないし」
凛「ん」
P「んじゃ俺も仕事の続きやるぞ」
カタカタ……カタッカタカタッ
カリカリ……カリ……ンー……カリカリカリ……
カタッ……ターン……
P(普段皆が居る時は騒がしいもんだが、二人程度だと静かなモンだな……)
カタカタ……カタッ……
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:10:52.27 ID:xZJ3HO7O0
凛「……………」
P「……………」
凛「………」
P「……ん」チラッ
カリカリ………カリカリカリ……
P「……ほぉ、随分と綺麗な字、書くんだな」
凛「!」バッ
凛「ちょっと、何見てるの?」
P「そりゃ隣でノート広げてれば見えるだろ」
凛「見ちゃだめ」
P「宿題なんだから別に恥かしいもんじゃないだろ?」
凛「宿題でも女の子のノート見るなんて駄目に決まってるでしょ?」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:13:31.55 ID:xZJ3HO7O0
P「そういうもんかねぇ……」
凛「そういうもんなの、だから見ちゃだめ」
P「だったら、あっちのテーブルソファーでやれば俺は見えないぞ」
凛「プロデューサーが横を見なけりゃいいじゃん、私はここで宿題やる」
P「静かならどこでも勉強できるんだろ?」
凛「だからとなr……んんっ……だからど、どんな所でやっても私の勝手だよ」
P「へいへい……じゃあ横見ないでおくから」
P「二人で残りの宿題と仕事やっつけようか」
凛「ん……」
カタカタ……カタッカタカタッ……ヤベッ……
カリカリ……カリ……マチガエタ……カリカリカリ……
カタッ……ターン……
―――――――
――――――
―――――
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:16:51.02 ID:xZJ3HO7O0
P(……と、まぁ黙って仕事を続けてるが)
P(もう片付いちゃったんだよな……でも凛はまだみたいだし)
P(まぁ先の分もやっといて損は無いから、進めておくか)
凛(……どうしよう、もうすぐ宿題終わっちゃう……)
凛(……もうちょっと………ぁ……あと1問)
カタカタ……カタッカタカタッ
カリ…カリ…カリ…
カタッ……ターン……ターン……ターン…………スッ……
コトッ
凛「?」
P「ほれ。お茶でも飲んで一息つくか」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:19:14.10 ID:xZJ3HO7O0
凛「……ありがと。そっちはコーヒー?」
P「あぁ、ブラックのな。そっちは緑茶でよかったろ?」
凛「………同じじゃないんだ」
P「俺はいつもコーヒーのブラックだし、そっちは飲めないだろ」
P「この味はお子様にはわかるまいて」
凛「む……ちょっとそのコーヒーちょうだい」
P「ほぉ……飲めるのか?」
凛「飲めるよ私だってそれくらい」
ズズッ……
凛「……ぅぇっ、にがっ」
P「ははっ、だから言ったろ。すっごい渋そうな顔してるぞ」
凛「ぅー……うるさい……けほっ」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:22:44.97 ID:xZJ3HO7O0
P「大人しくお茶の方飲んどけ、なるべく渋みの無いようにいれたつもりだが」
P「おいしくなかったら言ってくれよな」
凛「……ん」ズズッ…
P「どうだ?」
凛「ん……ちょっと腹立つけど、こっちがいい……」
P「ははっ、それならよかった」
P「そっちの好みはわかってたつもりだけど、コーヒーが良いって言い出したからどうしようかと」
凛「…………ん、おいしい」
P「おう、火傷しないようにゆっくり飲めよ」
凛「また子ども扱いするんだから……それぐらい大丈夫」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:25:53.40 ID:xZJ3HO7O0
P「といっても凛はまだまだ15の子供だよ」
P「コーヒーを苦いって言う程度にはな」
凛「ふんっ……そのうちコーヒーぐらい飲めるようになってやるんだから」
P「そのうち、な」
凛「……そっちは、仕事終わりそう?」
P「ん? あぁほぼ片付いてるぞ」
凛「そっか……」
P「そっちは宿題まだなのか?」
凛「もうちょっと、かな」- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:27:38.51 ID:xZJ3HO7O0
P「ふむ……もうすぐ夕方になるし、宿題終わらせて帰るなら送ってやろうか?」
凛「……! いいの?」
P「俺も仕事片付けたらあとは何もないし、それぐらいだったら大丈夫だぞ」
凛「……じゃあ、残り片付ける、すぐ終わるから」
P「あいよ、俺ももうひと頑張りっと……」
―――――――
――――――
―――――
P「おーっし忘れ物はないな?」
凛「ん、大丈夫だよ」
P「じゃ、車乗った乗った」
…………ブロロロロ……
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:30:17.29 ID:xZJ3HO7O0
凛「これ……いつもの車じゃないね」
P「あぁ、いつものは社用車だからな、今日は休みだから俺の車で来たってワケさ」
凛「そうなんだ……初めて見るかな」
P「他の連中も見た事はー……うん、ないな」
凛「それじゃあ、私はこの車乗るの初めて?」
P「まぁ初めてだな、いつも一人で乗ってるし」
凛「……そっか」
P「そんな俺の車が物珍しいか? なんかニコニコしてるみたいだけど」
凛「そ……そんなんじゃないよ、気のせいだよ」
- 37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:33:19.79 ID:xZJ3HO7O0
P「気のせいかぁ? ……んん〜?」
凛「ちょっと……前向いて運転してよ」
P「今は赤信号だ」
凛「や、やだっ顔近づけないでよ」
P「……ははっ、悪い悪い、ちょっとからかっただけだ」
P「っと、信号変わったから行くか」
凛「………もうっ」
凛(ウチ……つくまでもうちょっとあるかな)
凛(……そうだ)
ゴソゴソ……ポチポチ
P「どうしたー? 何かあったか?」
凛「んーん、何でもない、ちょっと家に電話」
P「あいよ」
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:36:28.49 ID:xZJ3HO7O0
ピッピッ……プルルルル……………
凛「……あ、もしもし? お母さん? うん、私」
凛「これから帰るよ…うん、ちょっと事務所寄ってたの」
凛「それとさ……晩御飯、一人分多く作れない?」
P「んー……?」
凛「うん……今送ってもらってるの、プロデューサーに」
P「んんー…………?」
凛「大丈夫? よかった……ありがと、それじゃもう少ししたら着くから…うん、わかった」
……ピッ
凛「ということで、プロデューサーはウチでご飯食べること」
P「はぁっ!? な、なんでまた……今一人分とか言ってたのは俺の事かっ」
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:40:16.27 ID:xZJ3HO7O0
凛「そ、どうせそっちは帰ってもご飯とか無いんでしょ?」
凛「だったらウチで食べていこうよ」
P「しかしだなぁ……別にそういうつもりで送ってるワケじゃないが……」
凛「いいの、お母さんも全然オッケーって言ってたし」
凛「多分もう材料買い出しに言ったと思うよ」
凛「ね、だから食べてきなよ」
P「う、ううむ……いいのか?」
凛「お母さんも『是非来て下さい』って言ってたよ」
P「……じゃあ、ご馳走になろうかな」
凛「……うんっ」
P「因みに、今日のメニューは何なんだ?」
凛「さあてね、来てからのお楽しみだよ」
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:43:19.91 ID:xZJ3HO7O0
凛「……ふふっ」
P「今日のはご馳走なのか、随分と嬉しそうだが」
凛「そうじゃないけど……楽しみ」
P「ふむ……ま、あとは着いてからだな」
凛「うん、早く行こっ」
P「あんまり飛ばしたら危ないからこのまま安全運転だ」
凛「ウチでハナコも待ってるよ」
P「ぐっ……ハナコはいかん、撫でたくなる」
凛「ハナコもプロデューサーと一緒に居たいって言ってたよー」
P「うぐぐっ……す、少しだけだからな、少しだけスピード出すぞ」
- 52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:46:39.66 ID:xZJ3HO7O0
凛「ふふっ……プロデューサーって犬好きだよね」
P「犬だけじゃないけどな、動物全般好きな方さ」
凛「今度、一緒に散歩でもいってみる?」
P「ハナコの散歩か……ちょっと行ってみたいかもな」
凛「今日はもう散歩しないけど、また休みの時にさ、おいでよ」
P「今日はないのか……残念」
凛「休みまた取ってウチに来ればいいから、さ」
P「そう毎度お邪魔するのもなぁ……」
凛「大丈夫、ウチはみんな歓迎するって」
P「ま、まぁ……また機会があったらな」
凛「うん」
- 54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:49:37.25 ID:xZJ3HO7O0
ガチャッ……バタン
バタンッ
P「おっし、着いたっと」
凛「それじゃ、ついてきて」
P「いいのか? このままお邪魔しても」
凛「いいのいいの、早く早くっ」
P「わかったわかった、そう急かすなって」
P「それじゃ……」
『ただいま』
『お邪魔します』
―――――――
――――――
―――――
- 58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:52:30.10 ID:xZJ3HO7O0
-後日-
奈緒「おーっす、おはよ」
凛「ん、おはよ」
加蓮「おはよっと」
奈緒「ん、凛それ何飲んでんだ?」
凛「コーヒーをね」
加蓮「凛がコーヒーって珍しい……ってそれ一番甘いって言われてるやつじゃん」
奈緒「MA○コーヒーか……それ飲んだ事ないんだよな、ちょっとくれるか?」
凛「ん、いいよ」
奈緒「サンキュ…………ぐおっ!? これHOTかよォ!?」
凛「? おいしいよね?」
奈緒「い、いや……これちょっと甘すぎやしないか……ぅぇー口の中が」
- 61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:54:36.92 ID:xZJ3HO7O0
加蓮「うわぁ……あまったるい香りがすごいよ、HOTな分シェイクとかより凄いかも」
凛「おいしいコーヒー探してみたんだけど……」
奈緒「これコーヒーどころかカフェオレ以上だろ……凛は舌がお子様だな!」
凛「ちょっと、そっちまでお子様扱いする気?」
加蓮「ん……? 『そっちまで』?」
奈緒「んー………? コーヒーなんてめったに飲まない上に、お子様扱いされて……?」
奈緒「こりゃあ……」
加蓮「何かありましたなぁ……」
凛「な、何よ二人とも」
奈緒「そりゃあこっちの台詞だなぁ……?」
加蓮「さぁて何があったか聞かせてもらおうかな、『お子様凛ちゃん』?」
- 62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:56:21.44 ID:xZJ3HO7O0
凛「二人ともたいして年離れてないじゃんっ、何もないってば、何も話さないよ!」
奈緒「おやぁ?」
加蓮「話せないじゃなくて、話さないときましたなぁ?」
奈緒・加蓮「徹底的に追求しないとねぇ……!」
凛「な、なんでもないからぁっ!」
-おしまい-
- 65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/06(水) 23:58:11.63 ID:xZJ3HO7O0
以上。駄文お目汚し失礼致しました。
支援保守もらった割に短くてすみません、ありがとうございました
モバP「今日は全員休みだ」凛「おはよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1360159052/
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