2016年10月24日
千川ちひろ「プロデューサーさん、プロデューサーさん」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 15:09:56.31 ID:TpGs+ieb0
ちひろ「プロデューサーさん!今ならスタドリ十本が……」
ちひろ「プロデューサーさん、今季限定のガチャですよ!」
ちひろ「ねえプロデューサーさん、実は今限定で……」
ちひろ「プロデューサーさん、今なら……」
ちひろ「プロデューさん、プロデューサーさん、」
モバP「……はは……すいません、今月はちょっと金欠で……」
ちひろ「あ、そうなんですか。すいません……」
P「いや……こっちこそなんて言うか、情けなくて」
ちひろ「いえいえ、そんなことないですよ。お仕事頑張ってくださいね」
P「あはは……」
ちひろ「…………」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 15:10:30.57 ID:TpGs+ieb0
P(はあ……最近ちひろさんがやたらと干渉してくる)
P(実は俺の方もまだ金銭的な余裕はあるんだが……このまま行くと本当にフトコロが尽きかねん)
P(ちひろさんには悪いが、俺の生活を守るためにも仕方のないことだ)
P(しかしちひろさんも、なんだってあんなにしつこく関わって来るんだろうな……)
P(やっぱりいい金づるとしか思われてないのか、俺は)
P(事務所や俺のことを考えてくれるようならまだしも、近頃はさすがに過剰すぎるし……)
P「……汚いさすがちひろさん汚い」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 15:20:35.83 ID:TpGs+ieb0
ちひろ「プロデューサーさん、その、今だけエナドリが……」
P「は、はあ……」
ちひろ「あっ……そっか、そういえばお金ないんでしたっけプロデューサーさん。すいません……」
P「はは、いえいえ、気にしないでください」
P「また給料入ったら、お話聞かせてもらいますね」
ちひろ「ふふっ、ごめんなさい」
P(……やっぱり最近のちひろさんはちょっと妙だ)
P(何なんだろう。そんなに俺に金を使わせたいのか?)
P(同じ職場に居るわけだから断り続けるのも心苦しいし、かと言って財布の中身が枯れるのも耐え難い)
P(正直、辛い……)
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 15:26:51.98 ID:TpGs+ieb0
ちひろ「ふう……っ」
ちひろ(……ふふ、今日もプロデューサーさんとお話ししちゃった)
ちひろ(プロデューサーさん、やっぱり優しいな。こんな私でもちゃんと相手にしてくれるし)
ちひろ(でもやっぱり、プロデューサーさんも迷惑かしら……)
ちひろ(そうよね、きっと……いつもお金や商売の話ばっかり)
ちひろ(プロデューサーさんも金欠だって言ってたし……私に付き合ってくれてるからよね)
ちひろ(でも、こうでもしないと……プロデューサーさんとお喋りなんてできないし……)
ちひろ(このままじゃ……本当にプロデューサーさんに……嫌われちゃうのに)
ちひろ「……ごめんなさい、プロデューサーさん」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 15:44:54.87 ID:TpGs+ieb0
P(余計な波風立てないように、ちょっとちひろさんから距離置いてみるか)
P(これはこれで辛いけど……ちひろさんが落ち着くまでの短い期間だから、うん)
P「おはようございまーす」
ちひろ「あ、おはようございます。プロデューサーさん」
P「ああ、はい、おはようございます。……っと」
P(よし……なるべく素っ気なく……さりげなく、うん)
ちひろ(今日のプロデューサーさん、ちょっとそっけない……?いつもはもっと……)
P『あ、おはようございますちひろさん!いい天気ですねー。絶好の外回り日和ですよ、なんて。あはは』
ちひろ(……って感じで……私にも優しく接してくれるけど……)
ちひろ(やっぱり怒っちゃったかしら……。……謝った方が、いいかな……)
ちひろ「えと、あの……その、プロデューサー、さん……?」
P(……!)
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 16:04:53.29 ID:TpGs+ieb0
ガチャッ
卯月「おはようございます、プロデューサーさん!」
P(き、来たぁっ!ベストタイミングだ……ありがたい……!)
P「おう、おはよう!卯月は今日仕事あったっけ?」
卯月「はいっ!今日はお昼ごろから雑誌のインタビューです!」
P「そっか、じゃあもう車出すか?ちょっと遠いし、ゆっくり話しでもしながらさ」
卯月「え?でも、まだ時間ありますけど……そうですね。いいかもしれませんね」
P「おう。それじゃ少し早いですけど、行ってきますね、ちひろさん」
ちひろ「あ……うん、行ってらっしゃい。頑張ってね、卯月ちゃん、プロデューサーさん」
卯月「はーい!行ってきます!」
ちひろ「……プロデューサーさん、わざとよね……今の」
ちひろ「やっぱり、愛想尽かされちゃったんだ……きっと、いやしい女だって」
ちひろ「もう、いい加減……自然にプロデューサーさんに話しかけられるように、頑張らなくちゃ……」
ちひろ「それなら、きっと、プロデューサーさん、優しい人だから……」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 17:42:24.41 ID:TpGs+ieb0
P「ふう……」
卯月「どうしたんですか、プロデューサーさん?朝からお疲れですか?」
P「や、ちょっと悩み事と言うか……卯月には関係ないことだから、あんまり気にしないでくれ」
卯月「そうなんですか……プロデューサーさんにも悩み事ってあるんですねぇ」
P「はは、そりゃそうだよ……ふぅ」
卯月「……あの、プロデューサーさん。よかったら、本当によかったらなんですけど、私に話してみませんか?」
P「え?」
卯月「人に話したら気がラクになるっていうこともありますし……いえ、言いづらいことならいいんですけど」
卯月「でも私、いつもプロデューサーさんにお世話になってるから。こんな時くらい力になりたいって、そう思ったんです!」
P「卯月……ありがとな卯月。その、じゃああのさ」
卯月「はいっ!」
P「……知り合いに、俺にひたすら金を使わせたいらしい人が居るんだけどさ……」
卯月「ちひろさんですか?」
P「うん……」
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 17:58:39.94 ID:TpGs+ieb0
卯月「あれはちひろさんなりの愛情表現だと思いますけど」
P「って言ってもなあ……最近尋常じゃないんだってば」
卯月「それだけちひろさんに親しく思われてるってことですよ、もう」
P「そんな人に金欠間際まで浪費させるもんかなあ……」
卯月「あ、あはは」
P「同僚だからあんまり気まずくなっても困るしさ。どうしたもんかな」
卯月(……私の女子力を以って見ればちひろさんがプロデューサーさんにただの同僚以上の想いを抱いているのは明らか……)
卯月(ちひろさん、いつもプロデューサーさんのこと気にしてるし……むむむ)
卯月「……プロデューサーさんはちひろさんのこと、どう思ってるんですか?」
P「え?いやだからちょっと怖いなーって……」
卯月「そうじゃなくて!プロデューサーさんのお仕事を気遣ってくれたり、事務所で出迎えてくれたり!」
卯月「そんなちひろさんがありがたいなーとか、そういう気持ちを抱いたりはしないんですか?」
P「ああ、言われてみれば……でもその直後にスタドリエナドリ売りつけられるわけだしさ……」
卯月「なるほど……」
P「はは、でも聞いてもらえただけ少しは楽になったよ。俺も事務所の雰囲気が悪くならないように努めるからさ。悪いな、卯月」
卯月「いえ……うーん」
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 18:14:57.62 ID:TpGs+ieb0
卯月「もしもし、あ、ちひろさんですか?」
ちひろ『あら卯月ちゃん。お仕事終わったんですか?』
卯月「はいっ!順調に……こほん、あまりミスもせずに終わりました!」
ちひろ『そうですか。ふふ、プロデューサーさんも喜んでそうですねー』
卯月「はいっ……あ、プロデューサーさんと言えばちひろさん、最近プロデューサーさんと何かありました?」
ちひろ『えっ!?いえ、別に……と、特に……何も……いえ……』
卯月「プロデューサーさん、思い悩んでたんですよ。……ちひろさんは、プロデューサーさんのことどう思ってます?」
ちひろ『そ、それは、えっと……』
- 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 18:30:15.42 ID:TpGs+ieb0
卯月「なるほど、プロデューサーさんを前にしちゃうと素直になれないと」
ちひろ『……はい』
卯月「それでもプロデューサーさんの声が聞きたくて、ついついドリンクを勧めちゃうと?」
ちひろ『は、はい……』
卯月「それで、プロデューサーさんに嫌われたくなくって、どうすればいいのか分からなくなって?」
ちひろ『だ、だって……仕方ないじゃないですか、仕事場だけの付き合いですし』
ちひろ『しかもアイドル事務所だなんて……私なんかじゃプロデューサーさんは……』
ちひろ『でもプロデューサーさんに迷惑をかけるわけにもいきませんし……でも、私……』
卯月「なるほど、つまりはちひろさんの躊躇が原因と……じゃあ、たとえば、こういうことをしてみたら……」ゴニョゴニョ
ちひろ『ええっ!?いや、む、無理ですよ!そんなこと……』
卯月「ちひろさんなら大丈夫ですよ!事前に準備しておくだけでいいんですから!ではファイトっ!」
ちひろ『う、卯月ちゃ……』 プツッ ツー ツー……
卯月「さて……あ、プロデューサーさん?」
- 37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 18:45:52.52 ID:TpGs+ieb0
ちひろ(……こんな時間に事務所に一人だと、寒いな……)
ちひろ(窓の外ももう真っ暗……プロデューサーさん、来てくれるかしら)
ちひろ(ううん、きっと来てくれますよね、プロデューサーさん?……私も勇気を出さないと、ね)
ガチャッ
P「おーい、居るかー?卯月」
ちひろ「あ、お疲れ様ですプロデューサーさん!」ヒョコッ
P「え、ああ、ちひろさ……な、何ですか!?その格好」
ちひろ「その、この衣装でプロデューサーさんをお出迎えしたいと思って……クリスマスも近いですし」
ちひろ「卯月ちゃんももう帰っちゃってます。……似合ってますか?クリスマスコス、なんて」
P「それは、まあ、はあ……」
P(目のやり場に困る衣装だな。何て言うか……揺れてるし)
- 42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 19:00:46.17 ID:TpGs+ieb0
P「じゃなくて!なんだって急にそんな格好を」
ちひろ「……プロデューサーさんに」
ちひろ「プロデューサーさんに、見てもらいたかったんです」
P「は、はあ……で、いくらなんです?」
ちひろ「無料です!」
P「ええっ!?」
ちひろ「卯月ちゃんにも協力してもらって、プロデューサーさんを呼んでもらって」
ちひろ「あの……いつもお金の話ばっかり迷惑でしたよね?プロデューサーさんと少しでもお喋りしたくって」
ちひろ「でも、プロデューサーさんのことが…………で。それで、勇気を出してこんな格好を……」
P「えっ……」
ちひろ「だ、だから……私は、プロデューサーさんのことが!」バッ プルン
P「ちょっ、ちひろさん、その衣装でそれはっ」
- 46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 19:18:16.48 ID:TpGs+ieb0
ちひろ「……ダメですか?私じゃ、やっぱり」
P「いや、そんな」
ちひろ「ごめんなさい。これも迷惑でしたよね、私」
P「……俺はちひろさんのこと、嫌いじゃないです。金欠はさすがに困りますけど」
P「これからは普通に会話して……そうですね。今度食事にでも行きましょうか……その時、ゆっくり会話でも」
ちひろ「プロデューサーさん……いいんですか?……いいんだよね、うん」
ちひろ「もう、お金の話なんてしなくても……プロデューサーさんだけを見つめても、いいんですよね?」
P「ちひろさん……」
ちひろ「好きです、プロデューサーさん……っ……ん」
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 19:25:38.59 ID:TpGs+ieb0
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 19:29:07.99 ID:QwBaCXJk0
俺にまだ貢がせようってんですかアンタは!!
ちょっと課金してくる乙
- 57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 19:51:05.39 ID:mMcLba0s0
ちひろさん可愛いな乙
課金してくるか
- 60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/22(土) 20:02:24.03 ID:ZNoJoCd20
無料でガチャを10回も回させてくれるちひろさんは天使
バニラRばかり引かせるちひろさんは悪魔
千川ちひろ「プロデューサーさん、プロデューサーさん」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356156596/
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