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2019年11月28日
「存在すらしないはず」の巨大な恒星ブラックホール、銀河系内で発見
「存在すらしないはず」の巨大な恒星ブラックホール、銀河系内で発見
https://www.afpbb.com/articles/-/3257043
【11月28日 AFP】太陽系が位置する天の川銀河(銀河系、Milky Way)内で、極めて巨大なブラックホールを発見したとする研究結果が28日、発表された。このブラックホールはあまりに巨大なため、星の進化に関する既存のモデルに疑問が投げ掛けられている。
英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文によると、地球から1万5000光年の距離にあるこのブラックホール「LB-1」は、太陽の70倍の質量を持つとされる。
今回の研究を率いた中国科学院国家天文台(China's National Astronomical Observatories)の劉継峰(Liu Jifeng)教授によると、大質量星の中心核が重力崩壊して形成される恒星ブラックホールが銀河系には約1億あると推定されるが、LB-1は科学者らの間で存在し得ると考えられていた重い恒星ブラックホールの2倍の質量を持つという。
「現在の恒星進化モデルの大半によれば、これほどの質量を持つブラックホールは、銀河系内には存在すらしないはずだ」と劉教授は話す。
また、銀河系内の典型的な恒星は恒星風を通じてガスの大半を放出するため、LB-1ほどの巨大なブラックホールは出現しないというのが研究者らの考えだと説明し、「今回の発見により、理論研究者らはLB-1の形成を説明するという難題に立ち向かわなければならなくなる」と続けた。
恒星ブラックホールは通常、超新星爆発によって形成される。超新星爆発とは大質量星が燃え尽きてその一生の最後に起きる現象だ。
今回の研究には参加していないが、米カリフォルニア工科大学(Caltech)のデービッド・ライツェ(David Reitze)氏は、「LB-1の大質量は、超新星で生成されてはいないはずで『対不安定型のギャップ』として知られる範囲に分類される」「これは、LB-1が別の物理学的機構で形成された新たな種類のブラックホールであることを意味する」とコメントしている。 (c)AFP
AFP
via AFPBB News アクセスランキング http://www.afpbb.com/
November 28, 2019 at 03:23PM
https://www.afpbb.com/articles/-/3257043
【11月28日 AFP】太陽系が位置する天の川銀河(銀河系、Milky Way)内で、極めて巨大なブラックホールを発見したとする研究結果が28日、発表された。このブラックホールはあまりに巨大なため、星の進化に関する既存のモデルに疑問が投げ掛けられている。
英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文によると、地球から1万5000光年の距離にあるこのブラックホール「LB-1」は、太陽の70倍の質量を持つとされる。
今回の研究を率いた中国科学院国家天文台(China's National Astronomical Observatories)の劉継峰(Liu Jifeng)教授によると、大質量星の中心核が重力崩壊して形成される恒星ブラックホールが銀河系には約1億あると推定されるが、LB-1は科学者らの間で存在し得ると考えられていた重い恒星ブラックホールの2倍の質量を持つという。
「現在の恒星進化モデルの大半によれば、これほどの質量を持つブラックホールは、銀河系内には存在すらしないはずだ」と劉教授は話す。
また、銀河系内の典型的な恒星は恒星風を通じてガスの大半を放出するため、LB-1ほどの巨大なブラックホールは出現しないというのが研究者らの考えだと説明し、「今回の発見により、理論研究者らはLB-1の形成を説明するという難題に立ち向かわなければならなくなる」と続けた。
恒星ブラックホールは通常、超新星爆発によって形成される。超新星爆発とは大質量星が燃え尽きてその一生の最後に起きる現象だ。
今回の研究には参加していないが、米カリフォルニア工科大学(Caltech)のデービッド・ライツェ(David Reitze)氏は、「LB-1の大質量は、超新星で生成されてはいないはずで『対不安定型のギャップ』として知られる範囲に分類される」「これは、LB-1が別の物理学的機構で形成された新たな種類のブラックホールであることを意味する」とコメントしている。 (c)AFP
AFP
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November 28, 2019 at 03:23PM
死者の眠りも妨げる…ウイグル人弾圧で墓地を破壊 中国
死者の眠りも妨げる…ウイグル人弾圧で墓地を破壊 中国
https://www.afpbb.com/articles/-/3250689
【11月27日 AFP】中国の少数民族ウイグル人の先祖らが眠る墓地が中国政府によって破壊されている。こうした行為について活動家らは、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で行われている、ウイグル人のアイデンティティーを根絶する試みの一環だとして批判を強めている。
同自治区では過去2年間で数多くの墓地が破壊されている。人工衛星画像の解析を行う非営利団体「アースライズ・アライアンス(Earthrise Alliance)」とAFPが共同で行った調査で今回、明らかになった。
シャヤール(Shayar)県では、3か所の墓地で人骨が露出しているのをAFP記者が確認している。同県ではこのほか、墓地が掘り起こされて更地となり、壊され、がれきの山と化した墓や聖廟(せいびょう)がそのまま放置されていたケースも複数見られた。
墓の取り壊しをめぐる当局の説明は、都市開発や古い墓の「標準化」などさまざまだ。だが、海外在住のウイグル人たちは、墓の取り壊しがウイグルでの生活の全てを管理しようと試みる中国の弾圧の一環だと訴えている。
曽祖父の墓を壊されたというサリヒ・フダヤル(Salih Hudayar)さんは、「こうした行為は、私たちが誰であるかを示す証しを消し去り、効率的に漢民族にさせようとする中国の取り組みだ」とAFPの取材に対して述べた。
新疆ウイグル自治区では、宗教的過激派および分離独立派との戦いという名目で、イスラム教徒であるウイグル人を中心に約100万人が拘束されていると考えられている。また、拘束されていないウイグル人も厳しい監視の対象となっており、当局職員が各家を訪問しているほか、ひげやベールを禁止するといった行動の制限も敷かれている。
しかし、ウイグル人への弾圧に対する批判は世界的に強まっている。事実、米国は10月、中国当局者らへの査証(ビザ)発給を制限すると発表し、人権侵害で中国企業28社をブラックリストに登録した。ただ、こうした各国の動きに中国は動じる様子を見せていない。
AFP
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November 28, 2019 at 07:26AM
https://www.afpbb.com/articles/-/3250689
【11月27日 AFP】中国の少数民族ウイグル人の先祖らが眠る墓地が中国政府によって破壊されている。こうした行為について活動家らは、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で行われている、ウイグル人のアイデンティティーを根絶する試みの一環だとして批判を強めている。
同自治区では過去2年間で数多くの墓地が破壊されている。人工衛星画像の解析を行う非営利団体「アースライズ・アライアンス(Earthrise Alliance)」とAFPが共同で行った調査で今回、明らかになった。
シャヤール(Shayar)県では、3か所の墓地で人骨が露出しているのをAFP記者が確認している。同県ではこのほか、墓地が掘り起こされて更地となり、壊され、がれきの山と化した墓や聖廟(せいびょう)がそのまま放置されていたケースも複数見られた。
墓の取り壊しをめぐる当局の説明は、都市開発や古い墓の「標準化」などさまざまだ。だが、海外在住のウイグル人たちは、墓の取り壊しがウイグルでの生活の全てを管理しようと試みる中国の弾圧の一環だと訴えている。
曽祖父の墓を壊されたというサリヒ・フダヤル(Salih Hudayar)さんは、「こうした行為は、私たちが誰であるかを示す証しを消し去り、効率的に漢民族にさせようとする中国の取り組みだ」とAFPの取材に対して述べた。
新疆ウイグル自治区では、宗教的過激派および分離独立派との戦いという名目で、イスラム教徒であるウイグル人を中心に約100万人が拘束されていると考えられている。また、拘束されていないウイグル人も厳しい監視の対象となっており、当局職員が各家を訪問しているほか、ひげやベールを禁止するといった行動の制限も敷かれている。
しかし、ウイグル人への弾圧に対する批判は世界的に強まっている。事実、米国は10月、中国当局者らへの査証(ビザ)発給を制限すると発表し、人権侵害で中国企業28社をブラックリストに登録した。ただ、こうした各国の動きに中国は動じる様子を見せていない。
AFP
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November 28, 2019 at 07:26AM