ご長寿ビーグル

朝　早い出勤の時には　自分のＩＤコードを入れて指紋認証でドアを開けなければならない


1回目、2回目、3回目くらいまではみんな良くあると言ってたけれど、今日はその作業を7回


もうイヤになった頃　ようやく　ピーッと鳴って開いた（ＴＴ）（＾＾；）






最後になるとドアまで開かなくなるのか？それとも　もうＩＤコードは削除されたのか

と、思ってしまうほどだった




休憩室に行くとＴさんが一人、ドアの話をしたら　同じく開けるのが大変だったと・・・



そのＴさんが

「ねえＫさん　聞きたいことがあるの　何だか辞めるみたいな事を事務の人が言っていたんだけど
辞めないよね」

「ゴメンね、一応今日で終わりなの」


「えーっ！やっぱり本当なの・・あの人が原因（出しゃばり職員のこと）？」


「いやいや違うよ。泊まりの件」と言ったところで　続々と職員が入ってくるので

話は中止



続きは、刑務所で・・・

隣同士だったので、作業しながら小声で話していた（理解はしてくれた）



で、その刑務所でのお話


制服の人と私服の人がいたので、私は勝手に

（ここは随分とオープンなのね、職員と受刑者の人達が一緒に受けるんだ）と思っていた


すると、その私服の人の中に　どう見ても同級生の人がいた

忙しかったので必要以外の声は掛けられなかったけれど、向こうも何か言いたげだった



書類を見ても名前も同姓同名でしかも記憶していた誕生月まで一緒



私が心の中で思ったのは
（ここは知能犯の人が入ると昔聞いたことがあるし　めっちゃ頭のいい人だったから　何か詐欺みたいな
　ことしたんだろうか、ここに来るくらいだから模範囚なんだろうか）等々思っていた



時間が空いて、出しゃばり職員もいなかったので、隣のＴさんに聞いてみた

「ここは受刑者の人も一緒に受けるのかな？」って聞いたら



「違うよ私服の人は休みの人なんだよ」と笑いながら教えてくれた


思わず吹き出した（笑）



そーだったんだ、良かったぁ〜



Ｔさんがなぜなのか知りたがっていたので妄想していたことを話したら

「ｋさん、ユニークな人だと思っていたけれど、思った通りだわぁ〜　辞めて欲しくないわ〜」



「最後の最後で笑わせてもらったわ〜　天然がバレるから話さなかったの？いや〜惜しいわ」


出しゃばり職員が何を話しているのかそば耳を立てていたけれど、その職員は彼女も嫌いなので、

教えずに一人で笑いをこらえていた。





私は天然のつもりは毛頭ない。

だけど、周りの人達は私のことを天然と呼ぶ・・・


全く失礼な話だと思う（＾＾；）








「目元とまつ毛のご褒美」




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