はなしあいて

ほぼ毎日寄るコンビニが近所にある

地元色強い、親しみのある雰囲気だ
ものはそんなによく揃っているとは言えないが
なじみの人も多くて会話も楽しそう

お昼前はほとんどお客さんがいない
たまにそんな時間に入店すると

すでに店員さんたちがおしゃべりしている
お客さんである私が入って行っても
挨拶はおろか
世間話を止めないという無敵な感じ

学校のママ友のような会話を
店の端から端で大きな声でしてて

そんな場面を何度見ただろうか

すごいな、この店、仕事楽しそうだな
って思ったね

これで時給いくらなんだろ、いいなぁ

そうやって働けるだけでも非常に有難いってことに
彼女たちは気づいているのだろうか
いないよね、気付くくらいなら世間話とかできないだろう

私は面接すらしてもらえない状況で
もうそんなことはどうでもいいと思うが
あんなふうに仕事だかなんだかわからないで
給料もらえてる人もたくさんいる

本当に大変な人もいるんだろうし
恵まれてることに感謝してほしいなぁ

私は今の自分で十分恵まれてるけど
あーゆーのって
仕事してるって感覚ないのかもね

時間を売ってる

それだけのことか


面倒なことは必要ない
要らないものは見ない

やりたくないことはやらない

楽しいことを選ぶ

お金のために自分の時間を切り売りするのは
もうやめた


人生一度きりなんだから

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