はなしあいて

毎回。試合会場でもらう
ゲームプログラムにある選手とコーチの顔写真
わが子だけ切り抜いて持ち帰り
残りをびりびりに破り捨てて
椅子の上に残して帰りました

わが子の所属しているチームの
コーチのやり方が
半分の選手をまったく起用しないという
だったら初めから半分だけ契約しろよって
感じで
点差の余裕があれば最後の１．２分を
残りの半分に交代する
そんなゲームを開幕からずっと観た
そんな扱いされるために選手はいるわけじゃない
しょうもない弱小貧乏球団であり
給料ゼロ選手も何人もいた
オーナーも社長もコロコロ変わり
スタッフも最低な
そんなところだった
観客は３００人を超えたこともなかった

選手にたいする扱いが酷かったから
わが子の顔写真だけが５０枚ほど
集まった

あのシーズンは
わが子の友人たちが何度も観に来てくれた
１分すら試合に出ないこともあるのに
何度も観に来てくれてたことに
感謝の限りだ

負け試合がほとんどだったチームの
コーチから
ベンチにいて学ぶことなどなかったろう
ダメなコーチだってことは
タイムアウトでの様子でもよくわかる
まだコーチが何か言っている様子だが
タイム終了の合図が聞こえると
選手がさっさと立ち上がっている

ベテラン選手からなめられていたのだろう
「何をやりたいのかわからない」と
選手がコーチのことを切り捨てていたりする

そんなんでも
どこかでまた性懲りもなく
コーチをやってお金をもらえてるのだから
羨ましい限りだ

上辺しか見えてないブースターは
勝てば「すごいコーチ」とおだてて
浮かれていたりする

あの時は会場で
チャンスがあればコーチにだけ聞こえるように
暴言でもささやいてやろうと思っていたくらいだ

プログラムの顔写真を破るくらいで
悔しいやら怒りが減るなら
かわいいもんだろ
実際に手を下すわけじゃないんだからさ！！！

こんな変な人間も存在するんですよ
我慢することができなかったんです〜
どーもすいませ〜〜〜ん