はなしあいて

なにひとつ
進んでいない
達成していない
微塵もない
１０年も過ぎたのに
望んでいることが
なんだったか
もうどうでもいいとさえ感じる
なにか
成し遂げたかったらしい
必死で毎日　取り組んでいたらしい
あっちやこっちで
情報を集めては準備を重ねて
なにも成せないままでも
なんとかなってきたから
いまだに　はじめの一歩のまま
１０年間
もうこれ以上は
「いつからでも始められる」などと
思えなくなった時
もうどうでもいいや
やめてしまおう
自分にはできないことなんだ
やろうとしなかったことは
できないことなんだ
このダメな自分だって気持ちを
抱えたまま　中途半端に
またどこから始めようか
一から出直しか
基本に戻ってやり直そうか
考えるたびにネガティブが募るようになる
それならもういっそのこと
取り組むことを諦めるしかないのか
なにひとつ成果もない
手ごたえもない
ずっとこれからも
やろうとしないのに　気持ちだけ焦ったまま
また１０年過ぎていくのなんて
いやだ
自分が自分を責めているから
なにも楽しくなれない
いつもいつも不機嫌になって
これで人生おわるなんてと嘆いて
結局１日　ただ座ってテレビを眺めてるだけ

自分の人生は　どこにあるのだろう