先週、ヤクルトの人が来て
キャンペーンを薦められた
その人は
ちょうど、防火設備の点検があった直後に
やって来た
「こんにちは、配達で回っているのですが
ご挨拶代わりにお試し品をお渡ししますので
5分間だけよろしくお願いいたします」
という
いわゆる、「ドアオープン用セリフ」を使った
うまい言い回しをいっきに言えば
自然にドアを開けてもらえる、って信じきっているかのように
開けることが当然って顔をしてカメラの前に立っていた
もしかしたら、防火設備の時間がわかっていて
在宅してると確信していたのかもしれない
気が向いたので出たのだが
キャンペーンの話は5分で終わるわけもなく
ヤクルトの成分を繰り返し話し出した
成分、興味ないっつーの
健康に役立つことは知っている
保険と同じで
不安をあおるようなセリフがちょっと気になった
ようは、4週間ヤクルト400を試してもらえたら
5週目にあと1週間分を無料でプレゼント
ということであった
出かけるとこで時間もないし、今すぐ決めることは
できないと言うと
来週の月曜日にまた伺いますと言われて
その月曜日から今日の金曜日まで
毎日来ていたらしい
キャンペーンのチラシをドアのポストに入れてあるので
毎日来ていたことがわかった
4週間のお試しとは言っても
正規の値段を4週間分、先払い、お得なのは
4週間後にあと7本もらえる、そこだけだ
一括払いで先に払うことにすごく抵抗があり
お得でもなんでもないと思い
不安をあおる説明も気に入らなかった
そして、毎日来ていることも
めんどくさいと感じてしまった
元々、人との関わりが苦手であり
情とか愛想もふりまけない
マニュアルのセリフなどに
まんまと誘導されるわけもない
不安をあおられても
存在しない時間のことを心配することもない
ヤクルトは
美味しいから、そして質もいいから
嫌いなわけじゃないけど
ヤクルトの人と、その都度顔を合わせることも
したくない
そのために時間を使えない
ていうか
会いたくなくなるのはわかっている
私は、変人かもしれないけど
人と関わりたくないのだから
これでいい
近頃はコンビニでも
レジでのお金のやり取りを人としたくないくらいだ
小銭の受け渡しもしたくなくて
カードを使うようになったのだ
とにかく
健康の話とか
保険の話とか
聞いてもいないのに
見ず知らずの他人から教えてもらいたくないのだ
顧客の開拓も大変な仕事だ
営業系の仕事は本当に難しい
相手に信頼されなければすぐに途切れてしまう
相手が何に価値を置いているのかを
一生懸命わかるようにしないと
毎日来たところで、意味はない
凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク [ 佐藤昌弘 ]
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