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2014年02月11日

更新世

更新世(こうしんせい、Pleistocene)は地質時代の区分の一つで、約258万年前から約1万年前までの期間。第四紀の第一の世。この前の鮮新世と合わせてPlio-Pleistoceneとして扱われることもある。更新世のほとんどは氷河時代であった。

かつては洪積世(こうせきせい、Diluvium)[注 1]ともいった。



目次 [非表示]
1 分類
2 大陸
3 気候
4 生物
5 脚注 5.1 注釈
5.2 出典

6 参考文献
7 関連項目
8 外部リンク


分類[編集]

更新世は、前期、中期、後期に分けられ、前期はさらにジェラシアン及びカラブリアンに分けられている。
後期更新世(0.126 - 0.0117 Mya[1]、12万6000〜 (西暦2000年から数えて) 1万1700年前) 現在、タランティアン (Tarantian) の名称がIUGS-ICSで検討されている[2]。
中期更新世(0.78 - 0.126 Mya、78万〜12万6000年前) 現在、イオニアン (Ionian) の名称がIUGS-ICSで検討されている[2]。
カラブリアン (1.806 - 0.78 Mya、180万6000〜78万年前)
ジェラシアン (2.588 - 1.806 Mya、258万8000〜180万6000年前)

大陸[編集]

大陸の形は現在とほとんど変わらないが、氷期・間氷期の氷床の拡大・縮小による海水準変動に伴って、海岸線の位置が移動した。更新世の後期では海水準にして百数十メートルの変動があった。海水準が低下した時期は、現在浅い海である海域の多くが陸地となっていた。

気候[編集]

氷期と間氷期を繰り返した[注 2]。総計で15回の氷期があった。その主たる要因は地球の回転軌道の性質からもたらされる変化のために生じる太陽放射量の周期的な変動である(ミランコヴィッチ周期)[3]。

更新世
200万年前 - ヒーバー氷期、ヒーバー−ドナウ間氷期
100万年前 - ドナウ氷期、ドナウ−ギュンツ間氷期
80万年前 - ギュンツ氷期(ネブラスカ)
50万年前 - ギュンツ-ミンデル間氷期(アフトニア)、ミンデル氷期(カンザス)
40万年前 - ミンデル-リス間氷期(イリノイ)、リス間氷期
25万年前 - 12万年前 リス氷期、
7万年前 - ヴュルム氷期(ウィスコンシン)(最終氷期)、リス-ヴュルム間氷期(サンガモン) - 北半球に巨大な氷床が発達しはじめた。カナダおよび米国北部、北西ヨーロッパの大部分を覆い、別の氷床がアルプス山脈とシベリアの一部を覆った。南半球ではそれほどでもなかったと考えられている。南極大陸は第四紀を通じて棚氷に覆われていた。[4]。
2〜1.8万年前 - 最寒冷期
1.4〜1.2万年前 - 古ドリアス期(小寒冷期)

完新世
1.2万年前 - アレレード期(温暖期)
1.1万年前 - 新ドリアス期

生物[編集]
ヒト属が進化(原人ほか)。 北京原人
ジャワ原人
ネアンデルタール人

更新世の終わり頃から、大型の哺乳類の絶滅が始まる(特に北米大陸で顕著だったという)。これは完新世まで続く。 マンモス

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