2014年02月06日
啓蟄
啓蟄(けいちつ)は、二十四節気の第3。二月節(旧暦1月後半から2月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が345度のときで3月6日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から5/24年(約76.09日)後で3月8日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の春分前日までである。
目次 [非表示]
1 季節
2 日付
3 驚蟄
4 七十二候
5 前後の節気
6 脚注
7 参考文献
季節[編集]
大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ。『暦便覧』には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されている。
柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くころ。
日付[編集]
年
日時 (UT)
日本
中国
2001年 3月5日12:32 3月5日 3月5日
2002年 3月5日18:27 3月6日 3月6日
2003年 3月6日00:04 3月6日 3月6日
2004年 3月5日05:55 3月5日 3月5日
2005年 3月5日11:45 3月5日 3月5日
2006年 3月5日17:28 3月6日 3月6日
2007年 3月5日23:18 3月6日 3月6日
2008年 3月5日04:58 3月5日 3月5日
2009年 3月5日10:47 3月5日 3月5日
2010年 3月5日16:46 3月6日 3月6日
2011年 3月5日22:31 3月6日 3月6日
2012年 3月5日04:21 3月5日 3月5日
2013年 3月5日10:14 3月5日 3月5日
2014年 3月5日16:02 3月6日 3月6日
啓蟄の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。
年
年を4で割った余り
0
1
2
3
1800年 - 1823年 6日 6日 6日 6日
1824年 - 1855年 5日 6日 6日 6日
1856年 - 1887年 5日 5日 6日 6日
1888年 - 1899年 5日 5日 5日 6日
1900年 - 1919年 6日 6日 6日 7日
1920年 - 1955年 6日 6日 6日 6日
1956年 - 1987年 5日 6日 6日 6日
1988年 - 2019年 5日 5日 6日 6日
2020年 - 2051年 5日 5日 5日 6日
2052年 - 2087年 5日 5日 5日 5日
2088年 - 2099年 4日 5日 5日 5日
2100年 - 2119年 5日 6日 6日 6日
2120年 - 2155年 5日 5日 6日 6日
2156年 - 2183年 5日 5日 5日 6日
2184年 - 2199年 5日 5日 5日 5日
グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の啓蟄は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の啓蟄は3月6日。
365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(啓蟄は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。
1920年から2087年までは3月5日、3月6日のいずれか。1919年までは3月7日もあった。2088年からは3月4日が出現する。
驚蟄[編集]
啓蟄のことを日本以外の漢字文化圏では驚蟄(惊蛰、拼音: jīngzhé)と書く。また日本でもそう書く場合がある。
これは、漢王朝6代皇帝である景帝の諱が「啓」(現代北方音: qǐ)であり、避諱して意味が似ている「驚」の字で代用したことに由来する。同時に、孟春正月の驚蟄と、仲春二月節の「雨水」との順番を入れ換えた。同様に、「穀雨」と「清明」の順次も入れ換えた。
漢初以前 立春 ⇒ 啓蟄 ⇒ 雨水 ⇒ 春分 ⇒ 穀雨 ⇒ 清明
漢景帝代 立春 ⇒ 雨水 ⇒ 驚蟄 ⇒ 春分 ⇒ 清明 ⇒ 穀雨
唐代に入ると、啓の字を避ける必要がなくなったことから「啓蟄」に戻された。それと同時に、順次も孟春正月中に変えられている。しかし、使い慣れないせいもあって大衍暦で再び「驚蟄」に戻され現在に至る。
日本でも、中国と同様に「驚蟄」が歴代の具注暦に使われている。後に日本でも大衍暦と宣明暦を採用したが、驚蟄は、日本では、仲春二月節とされた。日本で「啓蟄」が名称として用いられたのは、貞享の改暦の時である。従来の仲春二月節のまま、文字だけが改められた。二十四節気の名称のうちで日本と中国で異なっているのはこれだけである。
七十二候[編集]
啓蟄の期間の七十二候は以下の通り。
初候蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく):冬蘢りの虫が出て来る(日本)桃始華(もも はじめて はなさく):桃の花が咲き始める(中国)次候桃始笑(もも はじめて わらう):桃の花が咲き始める(日本)倉庚鳴(そうこう なく):山里で鶯が鳴き始める(中国)末候菜虫化蝶(なむし ちょうと けす):青虫が羽化して紋白蝶になる(日本)鷹化為鳩(たか けして はとと なる):鷹が郭公に姿を変える(中国)
前後の節気[編集]
雨水 → 啓蟄 → 春分
現在広まっている定気法では太陽黄経が345度のときで3月6日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から5/24年(約76.09日)後で3月8日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の春分前日までである。
目次 [非表示]
1 季節
2 日付
3 驚蟄
4 七十二候
5 前後の節気
6 脚注
7 参考文献
季節[編集]
大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ。『暦便覧』には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されている。
柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くころ。
日付[編集]
年
日時 (UT)
日本
中国
2001年 3月5日12:32 3月5日 3月5日
2002年 3月5日18:27 3月6日 3月6日
2003年 3月6日00:04 3月6日 3月6日
2004年 3月5日05:55 3月5日 3月5日
2005年 3月5日11:45 3月5日 3月5日
2006年 3月5日17:28 3月6日 3月6日
2007年 3月5日23:18 3月6日 3月6日
2008年 3月5日04:58 3月5日 3月5日
2009年 3月5日10:47 3月5日 3月5日
2010年 3月5日16:46 3月6日 3月6日
2011年 3月5日22:31 3月6日 3月6日
2012年 3月5日04:21 3月5日 3月5日
2013年 3月5日10:14 3月5日 3月5日
2014年 3月5日16:02 3月6日 3月6日
啓蟄の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。
年
年を4で割った余り
0
1
2
3
1800年 - 1823年 6日 6日 6日 6日
1824年 - 1855年 5日 6日 6日 6日
1856年 - 1887年 5日 5日 6日 6日
1888年 - 1899年 5日 5日 5日 6日
1900年 - 1919年 6日 6日 6日 7日
1920年 - 1955年 6日 6日 6日 6日
1956年 - 1987年 5日 6日 6日 6日
1988年 - 2019年 5日 5日 6日 6日
2020年 - 2051年 5日 5日 5日 6日
2052年 - 2087年 5日 5日 5日 5日
2088年 - 2099年 4日 5日 5日 5日
2100年 - 2119年 5日 6日 6日 6日
2120年 - 2155年 5日 5日 6日 6日
2156年 - 2183年 5日 5日 5日 6日
2184年 - 2199年 5日 5日 5日 5日
グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の啓蟄は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の啓蟄は3月6日。
365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(啓蟄は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。
1920年から2087年までは3月5日、3月6日のいずれか。1919年までは3月7日もあった。2088年からは3月4日が出現する。
驚蟄[編集]
啓蟄のことを日本以外の漢字文化圏では驚蟄(惊蛰、拼音: jīngzhé)と書く。また日本でもそう書く場合がある。
これは、漢王朝6代皇帝である景帝の諱が「啓」(現代北方音: qǐ)であり、避諱して意味が似ている「驚」の字で代用したことに由来する。同時に、孟春正月の驚蟄と、仲春二月節の「雨水」との順番を入れ換えた。同様に、「穀雨」と「清明」の順次も入れ換えた。
漢初以前 立春 ⇒ 啓蟄 ⇒ 雨水 ⇒ 春分 ⇒ 穀雨 ⇒ 清明
漢景帝代 立春 ⇒ 雨水 ⇒ 驚蟄 ⇒ 春分 ⇒ 清明 ⇒ 穀雨
唐代に入ると、啓の字を避ける必要がなくなったことから「啓蟄」に戻された。それと同時に、順次も孟春正月中に変えられている。しかし、使い慣れないせいもあって大衍暦で再び「驚蟄」に戻され現在に至る。
日本でも、中国と同様に「驚蟄」が歴代の具注暦に使われている。後に日本でも大衍暦と宣明暦を採用したが、驚蟄は、日本では、仲春二月節とされた。日本で「啓蟄」が名称として用いられたのは、貞享の改暦の時である。従来の仲春二月節のまま、文字だけが改められた。二十四節気の名称のうちで日本と中国で異なっているのはこれだけである。
七十二候[編集]
啓蟄の期間の七十二候は以下の通り。
初候蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく):冬蘢りの虫が出て来る(日本)桃始華(もも はじめて はなさく):桃の花が咲き始める(中国)次候桃始笑(もも はじめて わらう):桃の花が咲き始める(日本)倉庚鳴(そうこう なく):山里で鶯が鳴き始める(中国)末候菜虫化蝶(なむし ちょうと けす):青虫が羽化して紋白蝶になる(日本)鷹化為鳩(たか けして はとと なる):鷹が郭公に姿を変える(中国)
前後の節気[編集]
雨水 → 啓蟄 → 春分
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