2014年02月06日
ミント
ミント (Mint) はシソ科ハッカ属(ミント属、メンタ属)の総称。ほとんどは多年草だが、一年草の種も少しある。
ミントおよび学名・メンタはギリシャ神話に登場するニンフのメンテーに由来する。和名はハッカ(薄荷)だが、この名はミントの1種ニホンハッカを意味することもある。
産地[編集]
ユーラシア大陸原産。
特徴[編集]
繁殖力が旺盛であり、零れ種と地下茎により繁殖する。畑地などに地植えすると駆除が容易ではなくなり、しばしば雑草扱いされるほどである。
利用[編集]
カクテルのモヒート
ハーブとして料理、カクテルや菓子、薬用酒などの材料となるほか、精油(エッセンシャルオイル)は香料として食品や歯磨き粉に添加されたり、アロマテラピーに用いられる。また、成分として含まれるメントールを抽出する。メントールはミントの爽快味、冷涼感の主体となる成分である。モロッコでは緑茶と生のミントを混ぜたお茶を飲む。
漢方薬(生薬名:薄荷葉(はっかよう))としても清涼、解熱、発汗、健胃などの目的で用いられる。
ミントから精油を取るには、ミントの全草を蒸気釜に隙間無く充填し、釜内に高圧水蒸気を吹き込む。排出される蒸気を冷却した後、水と分離した上澄みのオイル部分を採取する(水蒸気蒸留)。
種類[編集]
変種が出来やすく600種を超えると言われるほど多種多様な種がある。
ペパーミント系とスペアミント系[編集]
主に
ペパーミント系
スペアミント系
などに分けられる。
ペパーミント系は香りが強く、メントールの含有量も多い。東アジア原産のニホンハッカ(和種薄荷(わしゅはっか))もここに含まれる。チューインガムやキャンディに多く用いられる。
スペアミント系の香りは比較的弱く、甘い香りがある。チューインガム、歯磨き粉などに用いられる。スペアミントの香りの主体はl-カルボンである。
主な種[編集]
Mentha aquatica - ウォーターミント、ミズハッカ (Water Mint, Marsh Mint)
Mentha arvensis - コーンミント、ヨウシュハッカ (Corn Mint, Wild Mint, Field Mint)
Mentha asiatica - アジアンミント (Asian Mint)
Mentha australis - オーストラリアンミント (Australian Mint)
Mentha canadensis - ニホンハッカ (Japanese Peppermint)
Mentha cervina - ハーツペニーロイヤルミント (Hart's Pennyroyal)
Mentha citrata - ベルガモットミント、ベルガモットハッカ (Bergamot Mint)
Mentha crispata - Wrinkled-leaf Mint
Mentha cunninghamia
Mentha dahurica - Dahurian Thyme
Mentha diemenica - Slender Mint
Mentha gattefossei
Mentha gentilis
Mentha grandiflora
Mentha haplocalyx - タイワンハッカ
Mentha japonica - ヒメハッカ
Mentha kopetdaghensis
Mentha laxiflora - フォレストミント (Forest Mint)
Mentha longifolia - ホースミント (Horse Mint)
Mentha nemorosa - Large Apple Mint, Foxtail Mint, Hairy Mint, Cuban Mint
Mentha pulegium - ペニーロイヤルミント、メグサハッカ (Pennyroyal)
Mentha requienii - コルシカミント (Corsican Mint)
Mentha royleani
Mentha sachalinensis
Mentha satureioides - Native Pennyroyal
Mentha spicata - スペアミント、ミドリハッカ (Spearmint, Curly Mint)
Mentha suaveolens - アップルミント、マルバハッカ(M. × rotundifoliaもマルバハッカという)(Apple Mint, Pineapple Mint)
Mentha vagans - Gray Mint
主な雑種[編集]
Mentha × gracilis - ジンジャーミント (Ginger Mint)
Mentha × piperita - ペパーミント、セイヨウハッカ (Peppermint)
Mentha × rotundifolia (M. longifolia × M. suaveolens) - マルバハッカ(M. suaveolensもマルバハッカという)(False Apple-mint)
Mentha × smithiana (M. aquatica × M. arvensis × M. spicata) - Red Raripila Mint
Mentha × villosa (M. spicata × M. suaveolens; syn. M. cordifolia) - ケンタッキーカーネルミント、ボールズミント
Mentha × villosonervata (M. longifolia × M. spicata) - Sharp-toothed Mint
ミントおよび学名・メンタはギリシャ神話に登場するニンフのメンテーに由来する。和名はハッカ(薄荷)だが、この名はミントの1種ニホンハッカを意味することもある。
産地[編集]
ユーラシア大陸原産。
特徴[編集]
繁殖力が旺盛であり、零れ種と地下茎により繁殖する。畑地などに地植えすると駆除が容易ではなくなり、しばしば雑草扱いされるほどである。
利用[編集]
カクテルのモヒート
ハーブとして料理、カクテルや菓子、薬用酒などの材料となるほか、精油(エッセンシャルオイル)は香料として食品や歯磨き粉に添加されたり、アロマテラピーに用いられる。また、成分として含まれるメントールを抽出する。メントールはミントの爽快味、冷涼感の主体となる成分である。モロッコでは緑茶と生のミントを混ぜたお茶を飲む。
漢方薬(生薬名:薄荷葉(はっかよう))としても清涼、解熱、発汗、健胃などの目的で用いられる。
ミントから精油を取るには、ミントの全草を蒸気釜に隙間無く充填し、釜内に高圧水蒸気を吹き込む。排出される蒸気を冷却した後、水と分離した上澄みのオイル部分を採取する(水蒸気蒸留)。
種類[編集]
変種が出来やすく600種を超えると言われるほど多種多様な種がある。
ペパーミント系とスペアミント系[編集]
主に
ペパーミント系
スペアミント系
などに分けられる。
ペパーミント系は香りが強く、メントールの含有量も多い。東アジア原産のニホンハッカ(和種薄荷(わしゅはっか))もここに含まれる。チューインガムやキャンディに多く用いられる。
スペアミント系の香りは比較的弱く、甘い香りがある。チューインガム、歯磨き粉などに用いられる。スペアミントの香りの主体はl-カルボンである。
主な種[編集]
Mentha aquatica - ウォーターミント、ミズハッカ (Water Mint, Marsh Mint)
Mentha arvensis - コーンミント、ヨウシュハッカ (Corn Mint, Wild Mint, Field Mint)
Mentha asiatica - アジアンミント (Asian Mint)
Mentha australis - オーストラリアンミント (Australian Mint)
Mentha canadensis - ニホンハッカ (Japanese Peppermint)
Mentha cervina - ハーツペニーロイヤルミント (Hart's Pennyroyal)
Mentha citrata - ベルガモットミント、ベルガモットハッカ (Bergamot Mint)
Mentha crispata - Wrinkled-leaf Mint
Mentha cunninghamia
Mentha dahurica - Dahurian Thyme
Mentha diemenica - Slender Mint
Mentha gattefossei
Mentha gentilis
Mentha grandiflora
Mentha haplocalyx - タイワンハッカ
Mentha japonica - ヒメハッカ
Mentha kopetdaghensis
Mentha laxiflora - フォレストミント (Forest Mint)
Mentha longifolia - ホースミント (Horse Mint)
Mentha nemorosa - Large Apple Mint, Foxtail Mint, Hairy Mint, Cuban Mint
Mentha pulegium - ペニーロイヤルミント、メグサハッカ (Pennyroyal)
Mentha requienii - コルシカミント (Corsican Mint)
Mentha royleani
Mentha sachalinensis
Mentha satureioides - Native Pennyroyal
Mentha spicata - スペアミント、ミドリハッカ (Spearmint, Curly Mint)
Mentha suaveolens - アップルミント、マルバハッカ(M. × rotundifoliaもマルバハッカという)(Apple Mint, Pineapple Mint)
Mentha vagans - Gray Mint
主な雑種[編集]
Mentha × gracilis - ジンジャーミント (Ginger Mint)
Mentha × piperita - ペパーミント、セイヨウハッカ (Peppermint)
Mentha × rotundifolia (M. longifolia × M. suaveolens) - マルバハッカ(M. suaveolensもマルバハッカという)(False Apple-mint)
Mentha × smithiana (M. aquatica × M. arvensis × M. spicata) - Red Raripila Mint
Mentha × villosa (M. spicata × M. suaveolens; syn. M. cordifolia) - ケンタッキーカーネルミント、ボールズミント
Mentha × villosonervata (M. longifolia × M. spicata) - Sharp-toothed Mint
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2198099
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック