もっとも、墓が遠方に有れば行くことも
叶わない事情の方も多いだろうと思います。
私も年末に墓掃除とお参りをしてきました。
我家から1キロメートルくらいのところにあるので
いつでも、その気さえあれば行ける距離です。
国道筋の小高い丘に約百くらいの墓が並んでいます。
その中には、明らかに何年も墓参りをされていないだろうと
思われるものがありました。
そんな墓を見ていて、わが家もやがては
そうなるのかなと思いました。
先祖様を敬わぬ不届きものだと、お寺の和尚さんや
何らかの宗教に関わりのある人、或いは
信心のある人は言います。
でもね、それがたやすくできないから多くの人が
困ってるわけですよね?
最近では、墓仕舞いをしたという話も聞きます。
親元や故郷を離れて、もう帰る見込みがない人は
誰かが先祖の墓を見てくれない限りは、荒れたまま放置に
なってしまいます。
じゃあ、その墓をどうするのか?
それで墓仕舞いという結論になるのだそうです。
荒れた墓をそのままにしておくよりは、墓仕舞いの
ほうがまだ増し・・・なのかどうかは分かりませんが
ともかく墓が片づけられるのです。
田舎に行くほど、規格品ではない大きな立派な墓が多いような
傾向ではないかと感じます。
大きい墓が荒れ放題になっていると、哀れさは余計目立つように
思います。
そこには、荒れた墓を「けしからん」「罰当たり」と言うだけでは
どうにもならない問題が横たわっているように思います。
年初の月にふさわしくないテーマで申し訳ありません m(__)m
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