先週 土曜日に長年付き合ってきた後輩の
歓送会でした。


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たった、3人での歓送会でした。
気が合ってた3人かどうかは分かりませんが
それでも、何かしてやりたい・・・と
思う人間が集まったのだと思います。
たった、3人でしたが・・・

会社でのお決まり?送別会は2週間前にあったとのこと。




彼も定年を迎えて、今からは自分のやりたいことを
するんだ・・・と言っていました。



彼は超が付くくらい、クソまじめで
お前、もう少し手が抜けるところは抜かないと
潰れるぞ・・・と自分も人に言えるほど
要領はよくないのに、そんな自分が手を抜けと
云うほど何事にも手を抜くことをしない人間でした。

毎日、誰よりも早く現場に出向いて前日の仕事の
確認をするような奴です。
それを彼は会社にいた間、ずっとやり抜きました。
40年間、病気以外は毎日。


ひょっとしたら、
誰でも、やろうとすればできたことだったかも
知れません。
でも、誰でも出来ることを誰よりもやり通す・・・と
云うことは、彼にしか出来なかったように思います。

世間で云われる立身出世には程遠いところはありました。
学歴が同じ、自分より若い要領よさが取り柄の
人間が上司になって悔しくないのか・・
と、他人事ながら腹が立ったこともありました。

あいつの上司はあいつにどういう評価をしてんだ・・・と。

内心、忸怩たるものを抱えていたかも知れませんが
そんなもの微塵も外に見せない彼でした。


そんな彼が定年です。
知らん顔は男が廃るというものです。
それで、3人で歓送会・・・です。
要らぬことは一切言わぬ歓送会でひたすら
飲みました。
散々、酔いました。

お疲れ様、今からは奥様を大切にして
思う存分、自分の道を邁進してください。


一生懸命ということを教えてくれた君に。






歓送の歌   小椋 佳さん


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