先日、剣道の試合をみる機会がありました。

会場を二つに分けて男女それぞれで試合がありました。


子供が小学生、中学生で剣道をならっていましたが

私自身は経験がありません。


でも、剣道を見ていると気持ちがシャキッとしてくる気がします。

なんだか、猫背気味の背中がしゃんとまっすぐに伸びます。


会場では女性剣士が白い袴姿でイヤーッと気合を込めて

中段の構えから相手の面を狙いに行きます。



今から、数十年前 まだ息子が小学生だったころ

真冬だと言うのに、山奥の会場で剣道の学校別試合があると

いうので、車で会場まで息子を連れて行ったことがありました。

山口でも冬の山間部は結構雪が降っていたり、路面が凍結して

いることが多く、私の前方を走っていた同じ学校の指導者が

乗った車が凍った橋上で

スリップして橋の欄干に衝突、車が大破・・・

幸いにも、指導者の方は怪我がありませんでした。


その時に、指導者の車には息子の同級生という女の子が乗っていました。

すでに、胴着を着けており左手には竹刀を持ち、こちらの気の動転とは

裏腹に気落ちした様子も慌てた様子も見せず落ち着き払って、

父親である指導者のそばで立っていました。



指導者である父親は、さすがに慌てていたような様子でしたが、

竹刀を持った少女の白袴の姿には子供ながら、凛としたものを

感じ取れました。


女性剣士の試合をみるたびに、あの時の少女のことを思い出します。

剣道・・・  凛・・・
頭の固い、単細胞の私には剣道からは、この「凛」という言葉しか
出てきません。

剣道という武道には、日本の心が入り込んでいるように思います。



事故に遭遇しても、慌てふためかない・・・ パニックにならない・・・

あの時の白袴の少女は医師になっていると聞きました。



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