その記事のことを書いていました。
会社に行っても、休憩時間はスマホで見えない
キーボードと小さな画面にスマホと目の距離を微妙に
調整しながら文字が確認できる位置を探りながら
難儀しながら記事の打ち込みをしていました。
私の性格を知る後輩が「よく、そんなもの(スマホのこと)で
記事が打ち込めますね。俺なんかスマホ持ってるけど
文字すら打ったことがない。イライラして放り投げたくなりませんか?」
などと、そばに来て言う。
「バカヤロー 、それをじっと堪えてやってんじゃー、
いまある化粧品が売れてるんで追加記事を至急入れてるんじゃ。
邪魔すんな! あっちに行けー!」
焦るほど語彙が浮かばない・・・
こんな時に限って外野からヤジが入る・・・・・
それでなくても頭のなかはヒートアップしてるのに。
昼休みの食堂で疲れた身体を休めていると
心地よい風とともにラジオかテレビか知らないけど
「青い夏」という曲が流れてきました。
なんだか、とても懐かしく郷愁を誘うメロディーです。
伊勢正三さんの曲だと思い出しました。
彼の曲にはいつも、人がどこかに置き忘れてきたものを
思い出させるような、心にジンと沁みるところがあります。
笠戸島(山口県下松市)を望む
熱が出るような思いをしてまで、スマホに齧り付いている
自分が少し見窄らしく思えてきました。
もっと、自分にはやらなければならない大事なことがあったような
そんな気持ちを思い起こさせてくれました。
青い夏 伊勢正三さん/山本潤子さん
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