田舎にすんでいる老夫婦が
辞めとけばいいのに、車で一泊旅行に
出掛けたそうで
ございます。
もう長い間、夫婦で旅行に出掛けたことは
なかったそうです。
主人は60代後半になってから
何を思ったか自動車の普通免許を取ると
いい始めました。
突然、自動車学校に通い始めて
何ヵ月か時間とお金を費やして
ようやく晴れて免状を手にしたそうです。
ご主人が何故今まで免状を取ろうと
しなかったか? それは、クルマなんて
とても運転する自信がなかったからです。
では、そのご主人が何を思っていい年して急に
車を運転する気になったのか?
まあ、男の人はピンと来るでしょう?
間違ってもレーサーになろうとしたり、
ラリーに出てみたいなどと考えたわけでは
ないのですよね。
まあ、話があさってのほうに行かないうちに
話を戻しまして、愉しかった旅行の
帰り道、高速道のインターを入り
暫くすると、パタパタ、パタパタと
音がしだしました。
「お父さん、さっきからヘリコプターが
どうして付いて来るのかねー?」 と
ご婦人。
「ほんとじゃ、煩いヘリコプターじゃて、
なにか事故か事件があったのじゃあ
ないか?」 などと、ひとごとのように
話をしていたら、黄色に塗られた
高速道の管理会社の車が近づいて来て
「前輪がパンクしてます。危ないですから
次のサービスエリアで修理業者を
呼んで対応してください」と
言われたそうです。
ヘリコプターの飛行音じゃあなくて、
自分の車のパンクしたタイヤが
たぶん飛び散りそうな勢いで
パタパタと音を立てていたのですね。
よく慌てずに冷静に?運転できていましたね???
それで、このご夫婦はサービスエリアに入ってからも
まだ空を見上げていたそうです。
このご夫婦の娘さんはだいぶ前に
結婚されているのですが、なかなか
ユニークな話題に事欠かぬご出身らしく
自治会?の集会がありモデルケース
として行政を見守る市民団体の活動を
ビデオで流していたときのことです。
この娘さん「まあ、オンブズマンて
大変なお仕事ですね。車イスくらい
買えばいいのにね」 と言いました。
皆さん・・・???・・・・・???
オンブズマンって介護で人を
オブっている人のことじゃあないんですけど。
皆さん、しばらくたって、漸くそのことに
気が付き、こんどは汗だく。
大真面目な顔の娘さんを笑うものは
居なかった、いや笑えなかったそうです。
この親にしてこの子あり。
ユニークさはDNAで運ばれるのでしょうか?
この親子の誹謗、中傷をするつもりは全く
有りません。笑っていただく為の
フィクションでも有りません。
虚でない、そこが怖いです。
でも、ほのぼの?としていただけたでしょう?
なお、この親子の実名は拷問を
受けても明かせません。
恋 歌 前川 清さん
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