甥危篤の連絡があって隣の県の大学病院に
私が着いてすぐに甥は26才の若さで息を引き取りました。
黄紋筋肉腫(おうもんきんにくしゅ)・・・・・
甥っ子を早世させた原因の病名です。
この病名を聞いたときは病名すら
聞いたのが初めてで黄紋筋という筋肉が
人間に存在することも知りませんでした。
この筋肉は人間の体のあちらこちらに存在し
ここに腫瘍ができるとこの筋肉のどこに発症するか
分からないと担当医から告げられました。
一旦は症状が奇跡的に収まり、一同安堵していたのですが
定期的に受診していた検査で再発がわかりました。
再発すれば症状の回復は望めないと告げられていました。
甥っ子は広島で一人で工業デザイナーの道を目指して
専門学校に通っていました。
甥っ子が持っていたパソコンにはデザイン関係のソフトと
デッサンの資料がいっぱい入っていました。
その古いパソコンは今も私の部屋に置いてありますが
捨てられません。捨ててしまうと甥っ子が生きてきた
証しを消し去るようで・・・・・
早いもので、その甥っ子の七回忌があす来ます。
一生懸命、生きようとした者が早世して
私のような人生に不真面目な人間が永らえる・・・
一生懸命、生きようとした人に様々な禍いが起こる・・・
理不尽であります。神は不在なのでしょうか?
マイウェイ フリオ・イグリシアス
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