朝8時30分にデイサービスの施設の方が車で
迎えに来てくださるので、いつものように下着等の
着替えを嫁さんが、私は車椅子を準備したりしておりました。
いつものように母親が何処に行くのかと嫁さんに訪ねています。
「お義母さん、いまから星の郷(施設名は実名で問題ないのでそのまま)の
お風呂に入りに行くのですよ」と嫁さん。
嫁さんが既に何百回と繰り返してきた同じ質問にも
優しく答えています。
母親は理解できたのかどうか・・黙っています。
我が家では風呂好きの母親を湯船に入れることは難しく
いつもシャワーですから、風呂に入れることを喜んでいます。
ところが、どうも今日は様子がおかしいのです。
「今日は行かない」と突然言い始めました。
時刻は迎えの時間の10分前であります。
もう迎えの車は施設を出てこちらに向かっているはずで
この時間になってキャンセルなどできません。
それでも嫁さんは優しく「お義母さん、風呂に入ったら
体が温まって気持ちいいですから行きましょう」と誘います。
私は既に眉間にヒビが入った顔をしていたはず・・・です。
嫁さんは私の反応も気にしている様子ですが、それでも
義母に声を掛けていました。
それでも母は「行かない」と強情です。
朝早くは風呂に入れると喜んでいたのに・・・。
私は車椅子を母親が居る日本間まで持って行き
びっくり顔の母親を有無を言わせず車椅子に運びました
当然、畳の上に車椅子を置いているわけで、それを理解した
母親の一言「畳が痛みはしないかねえ」・・・・・・〓
その一言にカチンと来た私は「誰のせいで車椅子をここまで
持ってきたと思っているのか!!」
「わがまま言うのも、いい加減にしろ!!」と怒鳴ってしまいました。
嫁さんからは常日頃、もう少しお義母さんに優しくしてくださいと
言われているのですが、ダメですね
娘たちからは「お父さんがそんなに強く言えるのも、結局
お母さんが間を取り持つのがわかっているからよ、お母さんに
甘えてるのよ」と言われています。
確かにその通りかも知れません。一言の反論もないです、ハイ。
私はこのあと、会社に出かける用件があったので
施設の担当者の方のお迎え前に出かけてしまいました。
これからは。娘に聞いたことでたぶん本当です。
母親が嫁さんに「なんで、あんな気性の子になってしまったのかねえ」と
嫁さんをチラチラ見ながら言ったそうです。(あんな子は私のことです)
嫁さん曰く 「あの人はお義母さんの子供です。お義母さんが育てて
来られたのですよ。お義母さんそっくりの気性です」・・・と・・・すごい。
凄すぎる〜〜
母親は時々、認知症とは思えない素振りを見せることがあります。
こんなことを言われたら、しっかり反応して黙っていないと思う母ですが
下を向いて一言も発しなかったそうです。
そうです。言い得て妙と感心していては馬鹿としか言い様が
ありませんが正に図星で蜂の一刺しという言葉を思い浮かべました。
(蜂の一刺しについて)
田中元首相がロッキード社と贈収賄事件が発覚したとき
事件の公判で田中元首相の当時の秘書官であった榎本氏の
妻が当時の田中元首相と榎本氏とのお金の授受にまつわる
自宅での生々しい、やりとりの始終を証言。
無実を訴えていた田中元首相、榎本元秘書官と対立、
これが元で田中元首相らに実刑判決が結審。
この時の榎本元婦人(当時、その後離婚)の証言を
蜂の一刺しと言い当時話題を呼びました。
そんなこと、知ってるわ・・という方、ご年配です。
夜中の2時半頃まで起きて書いてるような記事じゃあ
ないですよね。馬鹿さ加減も凄すぎる〜〜〜
ハチのムサシは死んだのさ
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