勤めている会社の先輩Mさんが
定年後も勤務を続けられていたが
体力の限界を感じて辞めらると言うので
昨日、お別れ会をしました乾杯

お別れ会ともなれば、職場単位とか
友人同士とか、いろいろな形・メンバーで
されるのでしょうが昨日は、かってのシフト(班)で
行いました。
(職場はバラバラですがいまだに結束が強いです笑い

Mさんと同じシフトの時、会社の経営状態が悪く
職場統合が盛んに行われていた時期でありました。
職場統合の最終的な狙いはより少ない人数で
プラントを如何に安全に動かすかです。

当然、私も含む仲間は一度も経験したことのない
設備やプラントを運転しなければならないわけで
Mさんは製品の最終工程の職場のベテランでした。

日々、発生する問題を丹念に調べあげて対策に結びつける
その姿勢は当時シフトチーフをしていた自分を大いに
助けていただいただけでなく人として見習うべき存在でした。
Mさんのノートにはびっしりと日々の問題点が
書かれており、その対策案もズラッと書いてありました。

怠惰な私などはそのノートを当時、見せていただいて
その職場のマニュアルにはのらない実態を学びました。




「会社から引き止めがあったでしょう?」と聞くと
「あったけど、体がきついしもう限界だ」と・・・・

「時代は変わった。仕事に対するやり方も以前とは
全然違う、もう自分の役目は終わったと感じる」


物を製造、生産する部署も昨今「イノベーション」が
叫ばれ、仕事のしくみや質を変えてゆく・・・
私が入社してよく言われていた現場百回・・などと
言う時代は確かに終わったかのように思われます。
現場を知らなくても大きなプラントをゲームの画面如く
モニター、VDTを見ながら数人で動かすような時代です。

「老兵は消え去るのみ」
Mさんと話していてこの言葉を思い出してしまいました。




学園紛争が荒れ狂う時代に社会に出た人間の時代ではなくなっているのでしょうか
いちご白書をもういちど   バンバン
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