2015年09月21日
ACAANの考察?エニエニとも。アカーンでは無い。
ACAANという種類のカードマジックをご存知でしょうか?
ACAAN:Any Card At Any Numberの頭文字を繋げたものです。
エニィカード・アット・エニィナンバーで、「エニエニ」とも言われることもあります。
ちなみに、写真とは全く関係がありませんので!
写真はデックを引っ張りだしてみたら、何故か4枚のエクストラがあったという全然別のお話です。
軽〜く考察してみました。
話をACAANにもどしますが...
英語の意味の通りで、客の言ったカードが(Any Card)客の言った数字(Any Number)の枚数目から出るというマジックです。
聞く限り不可能性が高そうですよね?
メンタルマジックをやる人も、たまにやっていますが、個人的には不可能性が高すぎるので、メンタル的な演出よりも、普通のマジック的な奇跡を演出したほうが良いのではないかと考えています。
メンタリスト(笑)には向いてないと思います。
メンタリスト(笑)はオレにも出来そう!ってレベルのマジックが調度良いイメージがあるので...
(ディスってるわけでは無いですよ?本当ですよ?w)
兎にも角にも、ACAANは...
まさにザ・インポッシブル!!!!(適当)
とは言ってみたものの...確率論で考えた場合...
客の言ったカードが、客の言った枚数目から出る確率は...
1/52 × 1/52 = 1 / 2,704
となるはずです(合ってるかどうか不明。偉い人教えて!)
あれ?思ったより高くない気がしますね...(笑)
某ヘルダーな方はあるマジックで3人の客相手にそれぞれフォースするのですが、そちらは...
1 / 52 × 1 / 51 × 1 / 50 = 1 / 132,600
客からしたら、こちらのほうがよっぽど不可能性が高いです。
(客がランダムで選んだと考えてる場合)
ACAANの強みは、客がカードを選び、数字を選ぶ間、マジシャンはカードをほとんど触らない(コントロールしない)ということですが...最後に配るときはマジシャンが配るケースが多く、客からしたらフォースとの差があまり無いように感じるかも知れません。
何が言いたいかと言いますと...
客は案外、確率だけを考えて、ACAANも普通のカード当てと同程度の難易度と思っている可能性があるということもあり得るということです。
そいうわけで、演出するときはこの辺の不可能さを客が体験できるようにした方が良いですね。
かと言って、「私が触らずに選びましたね?」みたいなマヌケなセリフを使うわけには行きません(笑)
(どの辺がマヌケなのか分からない方のために説明すると...フォースの存在を示唆しているのがダメです)
とりあえず、私、ACAANはマニア好みのマジックだと考えています。
ということで、今回は(?)客受けを無視した考察となっています。
タネ明かしは...しない予定ですが....推測できる人は出来るかも...orz
マジシャン的に不可能性が高いACAANですが、やるにはいくつかの方法があります。
大きく分けると
・スタックデックを使う
・ギミックデックを使う
大体この2つに分類できるかと思います。
例外としては催眠状態にして刷り込みを入れるとか、確率にまかせてむやみにやってみるとかがあります(雑)
上記の2つを組み合わせる場合も多々ありますね。
最初スタックだけど途中から混ぜて、目印にギャフカードを使うって方法も合った気がします。
(ネタバレになるのでどのマジックがどれに分類するかは書きませんので悪しからず)
スタックデック
ネモニカでも何でも構いませんが、客の言ったカードが何枚目に入っているか分かるだけで、大体解決できます。
エスティメーションが完璧に出来るのであれば、カット1回で準備出来ますね/(^o^)\
ただ、直前にカットするのは怪しいので、私であれば、ケースに入った状態から始めます。
ケースから出すときに手間取ったふりをして2回に分けてに取り出せば出来なくは無いはずです。
(注:今回はあくまで考察なので私が実演できない方法も含まれています)
目印として、ショートカードを5枚か10枚に1枚挟んでおけば数えやすいです(笑)
メリットは客に最後自分でカードを数えてもらうことが出来るということと割りとクリーンエンドな所。
むしろ、間でカードを一度カットしたことを忘れるレベルの演出ができれば、ほぼ完璧です。
スタックなだけで基本レギュラーデックなので...
デメリットは、デックをシャッフルできないことです。
フォールスシャッフルでも良いのですが、客が混ぜれないので、そこに不満を持つマニアの方も居らっしゃるかと....
ギミックデック or ギャフカード
上述のとおりですが、数を数えるのにショートカードを挟むのは割りと有効だったりします。
問題は客がカードを触った時に分かる可能性がある場合、最後のカードを示す演出はマジシャンが手に持ってやる必要が出てきます。
ギミックを使ってる割には少し現象が弱いかと個人的には思っています。
(でも、実演でやるなら断然ギミックですがね!w)
これもシャッフル出来ない場合が多いですが、ギミックの種類によっては出来なくも無いです。
技法で出来ること
パームが直接的ですが、効果的な気がします。
某パス系の技法を使う手順もあって、それをクリーンエンドにするためには演出を工夫するか、もう1回技法を重ねる必要があります。
エスティメーションが完璧であれば、スタックがより良い使いやすい!
フォールスカウントとか、色々弄れるところがあります。
工夫
客の言える範囲をさり気なく狭める工夫が幾つかあります。(ゆるいフォース)
具体的にはマークだけ先に聞くなどです。それだけで手間が1/4に...
プロバビリティに頼るのも一つの手です。
範囲が広いようで、選ばれる数字やカードには割と偏りがあったりするので、予めセットしておくと1度は当たるかもしれませんね\(^o^)/
もはやACAANではない他の何か
ただのエニーナンバーをしても充分驚かれます(笑)
ブーンライターはちょっと反則気味な感じもしますが、有効ですね...
ACAANとしてではなく、ブーンライターの演出として考えれば全然アリです。
少し書き疲れたので、今回はここまでです。
なんだかんだで、チラ裏レベルな気もしますが、個人的にはもうお腹いっぱいですわ/(^o^)\
ネモニカ
スタックデック...というか、暗記する必要のあるスタックです。
応用が色々効くのと、新品のデックからシャッフルで作れるのが強み!
ヘルダー・ギマレスの演出理論を...
フォース3連続でも、違和感があまりないのは素晴らしいです
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