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2015年09月07日

読書感想文:「HUMINT:KITAHARA YOSHITO」その2




全10レッスンからなっており、今回はLESSON2についてです。
LESSON 1.の内容はこちらから

IMG_3901.jpg




LESSON 2. Cowlaed Protocol

今回の内容は北原禎人の"Mixed Media"(「The Surgical」収録)と"Ambassador"(「LEMON」収録)からの考察となっています。

別に上記の作品を知らなくても、考察の内容は分かると思います。
人によっては作品を見ていなくても仕組みが分かるレベルの解説だったりします(笑)


物凄く簡単に言うと、ゆるやかなフォースについてですね(適当)

観客に1つの事を書いてもらったり、思い浮かべてもらったり、選択肢の1つを選んでもらう時、フリーチョイス(全くの自由に選ぶ)に見せかけて、色々な理由から特定のものを選ぶように仕向けるという方法についてのお話です。


LESSON 2. のタイトルを「Cowlead Protocol」としていますが、言い得て妙です。
皮肉交じりな感じすらします(笑)


具体的な方法を書くのはちょっとアレなので、ざっくりと言うと、4つほどの選択肢から1つを選んでもらう時に、選んで欲しいもの以外の選択肢を心理的、物理的に選ばせにくくするということです。

例えば四字熟語を4つ用意して、客に好きなのを1つ手元の紙かボードに書いてもらうとします。
そこで、もし選択肢が
1.五薀皆空
2.枕戈待旦
3.百舎重趼
4.不撓不屈

こんな感じで並んでたら、恐らく「不撓不屈」を選ぶ確率が上がると思いませんか?

ちなみに、それぞれの意味は
・五薀皆空(ごうんかいくう)仏教で、人間界の現象・存在は一切空であるということ。
・枕戈待旦(ちんかたいたん)戦いの準備を怠らないこと。
・百舎重趼(ひゃくしゃちょうけん)困難を乗り越えて遠路をいくこと。
・不撓不屈(ふとうふくつ)どんな困難にもくじけないこと。

単に数字で選んでもらうだけであれば、どれでも構いませんが、書いてもらうとなると、読み方の分かりやすいものが選ばれる。という理屈です。

もっと言うと、読み仮名がもし書いてあったとしても、不撓不屈が選ばれる可能性が高いのですが、客としては意味を聞かれる可能性があるので、よほど自信のあるもの以外は選ばれにくいという物です。

まぁ、観客が物凄く四字熟語に詳しくて、信念を持って選ぶ可能性があるので、やはりアウトは必要ですが...orz


ち例が極端すぎるかも知れませんが、大雑把にいうとこういうことでした。


選択肢の選ばれ方(支点という表現をしている)や、客の自由度についての考察も書かれています。

この辺は、まだまだ小手調べと言った感じですね(ぇ

マジック系の書籍は具体的な感想を書こうとするとネタバレになりやすいので、ちょっと物足りない感もありますが、今回はこの辺までです。

具体的なのを知りたい方は是非買って読んでください(笑)



前回もやりましたが、今回も難解?用語を解説します。
基本的にWikipediaからの抜粋なので、引用元の表記はしません。
(面倒だからね!ぉぃ)


プロトコル:protocol
 複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順等について定めたもの。日本語の意訳としては「規定」「議定書」「儀典」などがある。
 もともとは「人間同士のやりとりに関する用語」としてのみ用いられていたが、戦間期の学術的批判を経て、情報工学分野でマシンやソフトウェア同士のやりとりに関する概念を指すためにも用いられるようになった。

ドラスティック:drastic(英語)
 やり方が抜本的で、思い切ったものであるさま。「激烈な」「根源的に」、「根本的に」、「 やり方や手段などが徹底的であるさま」、「思い切ってやるさま」。ギリシャ語の「積極的なさま」が語源。

ファルトレク
 野外走。トレーニングの一種。

トポロジー(英:topology):位相幾何学。
 トポロジー(英: topology)は「やわらかい幾何学」として知られる、比較的新しい幾何学の分野である。トポロジーの名称はギリシャ語のトポスとロゴスの合成に由来するもので、直訳すれば「位置の研究・学問」である。
 位相幾何学では、例えばドーナツ(円環体)と取っ手のついたコップは同一視される。つまり粘土で作ったものを考えるような幾何学である。これはドーナツを「連続」的に変形して取っ手のついたコップにすることができ、その逆もできるからである。ここで、「連続」という言葉を強調することには意味がある。連続性は、まさしく位相幾何学の存在理由となる概念であるからである。連続性を、より厳密に定義するために用いられるのが、近さを測る距離の概念を抽象化した位相と呼ばれる概念である。位相(これもまたトポロジーと呼ばれる)とはなんであるかということについて、その基礎づけを与える学問は点集合トポロジー、一般位相あるいは位相空間論と呼ばれ、そこでは位相空間の内在的な性質が浮き彫りにされる。
ポアンカレ予想(ポアンカレよそう、Poincaré conjecture)とは、数学(位相幾何学)における定理の一つである。

テクネー
 ギリシア語のテクネーは近代語のtechnique(英語)、Technik(ドイツ語)の語源にあたる語であるが、本来的、逐語的にはart(英語)、Kunst(ドイツ語)に相当する語である。すなわち、テクネーは、その語根teks-が「製作・建築」を表していることからもわかるように、芸術をも含んで広く技術一般を意味するのである。
 哲学者プラトンの『ゴルギアス』によれば、テクネーは単なる経験から区別されて、対象の本来的性質についての理論的知識(ロゴスlgos)をもつ働きを意味していた。さらに彼は『ソピステス』において、この人間の理性的活動一般としてのテクネーを、諸技術と芸術とに分類し、後者をとくに「模倣技術」とよんだ。これは、ある実在的な事物を模倣すること(ミメーシスmmsis)によって非実在的な模像を制作する活動であり、この模倣の概念は、芸術の本質規定としてアリストテレスに受け継がれている。

ツァイトガイスト(Zeitgeist)
 時代精神。ある時代に支配的な知的・政治的・社会的動向を表す全体的な精神傾向のことである。

パンセ(仏: Pensées)
 晩年のブレーズ・パスカルがある書物を構想しつつ書きつづった断片的なノートを、彼の死後に編纂して刊行した遺著である。「パンセ」は「思想」「思考」の意。

コモディティ化(コモディティ - か、英: commoditization, commodification)
 経済やビジネスにまつわる用語。所定の製品カテゴリー中の製品において、製造会社や販売会社ごとの機能・品質などの差・違いが不明瞭化したり、あるいは均質化することを指す。
 コモディティ(英:commodity)化は、市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとってはどこのメーカーの品を購入しても大差ない状態のことである。
 なお英語の「commodity」は日用品程度の意味しかないが、別儀としては必需品など生活に欠かせないものも指し、後述されているようにその分野の物品は消費者の生活にとって無くては困るものともなっている。

エンピリカル(empirical)
 技術や手法を開発するだけでなく、実際の開発にあてはめ、技術や手法の適用効果や限界を検証すること


LESSON 1.と同じ用語が何回か出てきますが、そちらは前回の投稿の方を参考にしてくださいm(_ _)m



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