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2019年12月16日

消費税増税再考

周知のように先日、今年7〜9月期の国内総生産の2時速報が公表されました(内閣府)。

それによると、実質で前期比0.4%増、年率換算で1.8%増と1次速報から大きく上方修正

されました。

ただ懸念されるのは、消費税増税後の10月〜12月期は大幅なマイナスが予想されている

ことです。専門家によると、年率2%〜5%ほどの落ち込みが予想されると言われて

いるんですよね。

要するに、7〜9月期の年率増加分が差し消されるというわけなんです。

場合によっては今年度の成長率がマイナスに落ち込むことも十分にありえるということ

なんでしょう。

ちなみに、2014年4月の8%への増税の時、その直後の4〜6月期のGDP成長率(実質)

はマイナス1.8%で、その年度の成長率はマイナス0.3%に落ち込んだんです。

とりわけ目を引くのは、GDPの60%を占める個人消費が4〜6月期がマイナス4.9%、

年度でみるとマイナス2.5%の大幅な落ち込みになったんです。

ということで、今回の増税によって成長率が落ち込むことは十分に考えられるんじゃないか

と憂慮している次第です。

前のブログで述べましたが、懸念していたことが現実味をおびてきたような感じがしますね。

軽減税率やキャッシュレスの奨励など、いろいろと景気への対応を施行しているようですが

その効果が疑わしいですね。

ほぼ同時に日銀が発表した短観によると、景況感が4期連続で悪化しているとのこと、今後の

動向に関心がいかざるをえないですね。

たかが2%、されど2%。

まったくその通りだどつくづく実感しています。

















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