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2018年12月12日
12月12日経済指標(結果検証済)
本日は
22:30 11月集計分米国CPI
が発表されます。
さて、GBPの急変への注意は継続するにせよ、そろそろ指標での取引を再開します。
中国は、米国製自動車への関税を引き下げる、との報道がありました。
一方、カナダの元外交官が中国で拘束された、との報道もありました。また、日本政府が中国製通信メーカー機材の官公庁調達から排除する方針を示してからは、立て続けに中国でスパイ罪を適用された日本人に懲役判決が出ています。
いまさら米国製自動車の関税を引き下げても、米国車が売れるとは考えられません。実害のないところから、米中貿易摩擦に対応して中国側から融和姿勢を示すことが目的だったのでしょう。
けれども、カナダの元外交官拘束は、自国民でなくても欧日豪の世論が米国の対中姿勢を認める方向に動くことに繋がるでしょう。なぜこのタイミングなのか、理解に苦しむ点です。
米国CPI
本指標は単月毎に見る限り、前後3か月ずらしてみてもPPIとの方向一致率が高くありません。昨日発表されたPPI結果や過去3か月のPPI結果を根拠に取引することは、確率的に無意味です。
また、過去の傾向を見る限り、発表から数分以内は同じ方向に反応を伸ばしても、数分後からは指標結果の良し悪しに無関係になります。本指標発表の影響持続時間はせいぜい数分しかありません。
但し、現状は、CPIの良し悪しが来週のFOMC声明における今後利上げ見通しにどう影響するか、に関心が集まっています。指標発表からしばらく経って、どちらに反応を伸ばすかは前述の通りわからないものの、金融政策絡みのため一方向への反応が長く続く可能性がある夜です。
つまり、今夜の指標取引は、指標結果そのものに関する取引を発表前後数分と割り切っておきましょう。
市場予想(前回結果)
・前月比+0.3%(0.0%)
・前年比+2.5%(+2.2%)
・コア前月比+0.2%(+0.2%)
・コア前年比+2.2%(+2.1%)
事前差異判別式の解は0です。市場予想は発表直前に確認しておきましょう。
過去平均順跳幅/平均値幅(2018年平均)
・直前10-1分足6/4(4/2)
・直後1分足18/13(11/4)
・直後11分足25/17(13/9)
2018年に入って、反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートをオーダーします。少し陽線側に動いてからショートをオーダーした方が良いかも知れません。
・直前10-1分足が陰線だったとき、指標発表直前にロングをオーダーし発表直後の跳ねで利確/損切します。
・直前1分足が10pips以上跳ねたときは、直前1分足と直後1分足の方向が逆になることを示唆している可能性があります(事例数3回、方向不一致率100%)。この場合、指標発表直前に直前1分足と逆方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切です。
・本指標実態差異は、前月集計分のISM非製造業価格指数の実態差異と同じ方向になりやすいことがわかっています。但し、それが成り立つのは本指標事前差異が、前月集計分ISM非製造業価格指数と同じ方向で、本指標事前差異が1.0以上の場合です。今回の本指標事前差異は0なので、残念ながら前提を満たしていません。
・指標発表後の追撃は、初期反応方向を確認次第実施します。過去、直後1分足と直後11分足の方向一致率は81%、この81%の事例で直後1分足跳幅を超えて直後11分足跳幅が伸びたことは73%です。
・しつこい追撃に向いていません。発表から数分過ぎると、指標結果の良し悪しと反応方向に一貫した傾向が見られません。
以下は
に追記しています。
英首相の信任投票が本日27時に行われることになりました。不信任となれば首相辞任、信任となれば今後1年間は再び信任投票が行えない、とのことです。
米国CPI
指標結果は、コア前年比のみ僅かに前月を上回り、他の主要項目は前月を下回りました。但し、前年比・コア前年比ともに2%を上回っていました。反応は、発表直後に陽線側に伸びたものの、すぐに値幅を削り始め、直後1分足は陰線となりました。
この日は、英首相の与党信任投票が行われることになり、GBPやEURが買われていました。それに比べれば、CPI発表の影響は数10秒しか持たなかったということでしょう。
取引結果と本ブログ開始以降の本指標成績を纏めておきます。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
22:30 11月集計分米国CPI
が発表されます。
さて、GBPの急変への注意は継続するにせよ、そろそろ指標での取引を再開します。
中国は、米国製自動車への関税を引き下げる、との報道がありました。
一方、カナダの元外交官が中国で拘束された、との報道もありました。また、日本政府が中国製通信メーカー機材の官公庁調達から排除する方針を示してからは、立て続けに中国でスパイ罪を適用された日本人に懲役判決が出ています。
いまさら米国製自動車の関税を引き下げても、米国車が売れるとは考えられません。実害のないところから、米中貿易摩擦に対応して中国側から融和姿勢を示すことが目的だったのでしょう。
けれども、カナダの元外交官拘束は、自国民でなくても欧日豪の世論が米国の対中姿勢を認める方向に動くことに繋がるでしょう。なぜこのタイミングなのか、理解に苦しむ点です。
ーーー$€¥£A$ーーー
米国CPI
本指標は単月毎に見る限り、前後3か月ずらしてみてもPPIとの方向一致率が高くありません。昨日発表されたPPI結果や過去3か月のPPI結果を根拠に取引することは、確率的に無意味です。
また、過去の傾向を見る限り、発表から数分以内は同じ方向に反応を伸ばしても、数分後からは指標結果の良し悪しに無関係になります。本指標発表の影響持続時間はせいぜい数分しかありません。
但し、現状は、CPIの良し悪しが来週のFOMC声明における今後利上げ見通しにどう影響するか、に関心が集まっています。指標発表からしばらく経って、どちらに反応を伸ばすかは前述の通りわからないものの、金融政策絡みのため一方向への反応が長く続く可能性がある夜です。
つまり、今夜の指標取引は、指標結果そのものに関する取引を発表前後数分と割り切っておきましょう。
市場予想(前回結果)
・前月比+0.3%(0.0%)
・前年比+2.5%(+2.2%)
・コア前月比+0.2%(+0.2%)
・コア前年比+2.2%(+2.1%)
事前差異判別式の解は0です。市場予想は発表直前に確認しておきましょう。
過去平均順跳幅/平均値幅(2018年平均)
・直前10-1分足6/4(4/2)
・直後1分足18/13(11/4)
・直後11分足25/17(13/9)
2018年に入って、反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートをオーダーします。少し陽線側に動いてからショートをオーダーした方が良いかも知れません。
・直前10-1分足が陰線だったとき、指標発表直前にロングをオーダーし発表直後の跳ねで利確/損切します。
・直前1分足が10pips以上跳ねたときは、直前1分足と直後1分足の方向が逆になることを示唆している可能性があります(事例数3回、方向不一致率100%)。この場合、指標発表直前に直前1分足と逆方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切です。
・本指標実態差異は、前月集計分のISM非製造業価格指数の実態差異と同じ方向になりやすいことがわかっています。但し、それが成り立つのは本指標事前差異が、前月集計分ISM非製造業価格指数と同じ方向で、本指標事前差異が1.0以上の場合です。今回の本指標事前差異は0なので、残念ながら前提を満たしていません。
・指標発表後の追撃は、初期反応方向を確認次第実施します。過去、直後1分足と直後11分足の方向一致率は81%、この81%の事例で直後1分足跳幅を超えて直後11分足跳幅が伸びたことは73%です。
・しつこい追撃に向いていません。発表から数分過ぎると、指標結果の良し悪しと反応方向に一貫した傾向が見られません。
以上
以下は
に追記しています。
英首相の信任投票が本日27時に行われることになりました。不信任となれば首相辞任、信任となれば今後1年間は再び信任投票が行えない、とのことです。
【事後検証】
米国CPI
指標結果は、コア前年比のみ僅かに前月を上回り、他の主要項目は前月を下回りました。但し、前年比・コア前年比ともに2%を上回っていました。反応は、発表直後に陽線側に伸びたものの、すぐに値幅を削り始め、直後1分足は陰線となりました。
この日は、英首相の与党信任投票が行われることになり、GBPやEURが買われていました。それに比べれば、CPI発表の影響は数10秒しか持たなかったということでしょう。
取引結果と本ブログ開始以降の本指標成績を纏めておきます。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
広告以上
タグ:米国CPI
2018年12月11日
12月11日経済指標
昨夜21時前後に英首相が「議会採決延期」を表明し、GBPJPYやGBPUSDは一時200pips強の下落となりました。今のところ首相方針は「国民投票は再実施しない」ということと、「新たな議会採決日程は決まっていない」ことしか判明していません。
これでまた、ふりだしに逆戻りです。
本日は、
09:30 11月集計分NAB企業景況感調査・7-9月集計分豪州四半期住宅価格指数
18:30 10・11月集計分英国雇用統計
19:00 12月集計分独国ZEW景況感調査
22:30 11月集計分米国生産者物価指数(PPI)
の予定です。
本日も過去傾向に基づく指標取引は行いません。
夕方以降の新たな英国絡みのニュースがあった場合は、昨夜のGBPが約6時間かけて200pips強なので、期間1/4(持続時間1.5時間)以下、程度半分(100pips)以下、を目安にしましょう。もちろん、こんなものはニュースの内容によって変わるのですが、ニュース内容が確認できるまでの初動の目安です。
以下は
に追記しています。
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Webサーバー処理速度が国内最速(2018年9月調査)で、ストレスのない高速サーバー環境が手に入ります。初めて自分のサイトを持つならベーシックコース¥1200/月。容量が不足したら上位プランに変更できます。最低利用期間なし・転送量課金なし・サイト数無制限・ドメイン無制限・データベース数60個・バックアップ1日1回14日分復旧可。事前にチャージ(入金)した金額分のみサービスのご利用が可能なプリペイド形式の支払い方法です。サービスのご利用金額は、利用日翌日にチャージ残高から引き落とされます。
これでまた、ふりだしに逆戻りです。
本日は、
09:30 11月集計分NAB企業景況感調査・7-9月集計分豪州四半期住宅価格指数
18:30 10・11月集計分英国雇用統計
19:00 12月集計分独国ZEW景況感調査
22:30 11月集計分米国生産者物価指数(PPI)
の予定です。
本日も過去傾向に基づく指標取引は行いません。
夕方以降の新たな英国絡みのニュースがあった場合は、昨夜のGBPが約6時間かけて200pips強なので、期間1/4(持続時間1.5時間)以下、程度半分(100pips)以下、を目安にしましょう。もちろん、こんなものはニュースの内容によって変わるのですが、ニュース内容が確認できるまでの初動の目安です。
以上
以下は
に追記しています。
【事後検証】
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2018年12月10日
12月10日経済指標(結果検証済)
週末の間に前週雇用統計の結果を受けて、12月の利上げは見込むものの、来年の利上げなし、という市場予想が台頭してきています(40%弱とのこと)。来週のFOMCでのドットチャートに関心が集まります。
今朝のUSDJPYは下窓を開けて始まりそうな気がします。
中国大手通信会社副会長のカナダでの拘束について、中国がカナダに「即時解放」と「報復示唆」を行いました。米国からは「(この問題が)貿易問題と全く別の問題」であり「首脳会談結論の2月末までの追加関税発動延期は再延長なし」という旨のコメントが出ています。
今朝のAUDは下窓を開けて始まりそうな気がします。
今朝の時点で、英国議会での離脱案の11日(日本時間12日4時)採決について、与党謀反議員多数→否決、の見通しに変化はないようです。先週のEU司法裁法務官の「離脱撤回可能」との報道によって、否決=合意なき離脱、ではないため、否決されてもUSDJPYは112円ぐらいまでしか下がらないとの見方が多いようです。けれども、GBPJPYがどこまで下げるかの専門家の予想は見当たりません。
今朝のGBPは下窓を開けて始まりそうな気がします。
本日の経済指標は次の通りです。
08:50 7-9月集計分日本四半期GDP改定値・10月集計分日本国際収支
どちらの指標も結果の良し悪しと反応方向の相関があまりありません。この時間帯は週明け日経平均の寄り付きを睨んだ動きになります。
取引は行いません。
18:30 10月集計分英国月次GDP・10月集計分英国鉱工業生産指数・製造業生産指数
7月以降過去5回のGDP前月比は、発表直後の反応との相関がまだ見受けられません。
・7月発表結果0.3−同市場予想0.3=0で陰線
・8月発表結果0.1−同市場予想0.2=△0.1で陰線
・9月発表結果0.2−同市場予想0.3=△0.1で陰線
・10月発表結果0ー同市場予想0.1=△0.1で同値
・11月発表結果0−同市場予想0.1=△0.1で陽線
かと言って、いずれも同時発表された鉱工業生産指数・製造業生産指数の事後判別式の解と直後1分足の方向も、
・7月事後判別式の解△5.4で陰線
・8月事後判別式の解+0.9で陰線
・9月事後判別式の解△1.1で陰線
・10月事後判別式の解+0.6で同値
・11月事後判別式の解△0.4で陽線
となっています。6月発表までの鉱工業生産指数・製造業生産指数の事後判別式の解と直後1分足の方向一致率は80%でしたが、現在は78%に低下しています。
このことから、月次GDP発表開始の影響を受けているのは明らかですが、かと言って月次GDP発表結果に素直に反応するとも言えません。指標発表時刻を跨ぐポジションは避けた方が良いでしょう。
以下は2018年19:40頃に追記しています。
AUDJPYは、早朝の見込み通り下窓を開けて始まり、週末の見込み通り先週下げ過ぎへの戻しが起きて、昼頃には朝の下窓を閉じました。19時には、目論見通りAUDポジションを全て決済しました。
英国月次GDP・鉱工業生産指数・製造業生産指数の発表では、結局、取引しませんでした。
17時のEU司法裁の判断(英国はEU離脱を取り消せる、の判断)の影響がどうなるか、判断できなかったためです。17時には、GBPJPYもGBPUSDも一瞬、30〜40pips跳ね上がったものの、そこまででした。
後から考えれば、既に先週、法務官が勧告を示したときに1度反応しているので、そんなものなのでしょう。がしかし、これは「後から考えれば」で、跳ね上がった直後に戻しを狙えず、その後の指標発表前後も狙えなかったのは仕方ありません。
そんなことより、GBPは先週終値から対JPY・対USDともあまり動いていません。こっちの方が意外です。明日の議会での離脱案否決は既に織り込み済ということなのでしょう。
ならば次は、直前のリスク回避がいつ始まるか、に絞られます(いくら織り込み済でも、リスク回避のGBP売は起きるでしょう)。議会採決は12日4時(日本時間)で、USDに逃げるよりはいつも通りJPYに逃げるでしょう。139円台がターゲット(300〜400pipsのGBP売)というのは、少し大きく見込み過ぎでしょうか?
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
今朝のUSDJPYは下窓を開けて始まりそうな気がします。
中国大手通信会社副会長のカナダでの拘束について、中国がカナダに「即時解放」と「報復示唆」を行いました。米国からは「(この問題が)貿易問題と全く別の問題」であり「首脳会談結論の2月末までの追加関税発動延期は再延長なし」という旨のコメントが出ています。
今朝のAUDは下窓を開けて始まりそうな気がします。
今朝の時点で、英国議会での離脱案の11日(日本時間12日4時)採決について、与党謀反議員多数→否決、の見通しに変化はないようです。先週のEU司法裁法務官の「離脱撤回可能」との報道によって、否決=合意なき離脱、ではないため、否決されてもUSDJPYは112円ぐらいまでしか下がらないとの見方が多いようです。けれども、GBPJPYがどこまで下げるかの専門家の予想は見当たりません。
今朝のGBPは下窓を開けて始まりそうな気がします。
本日の経済指標は次の通りです。
08:50 7-9月集計分日本四半期GDP改定値・10月集計分日本国際収支
どちらの指標も結果の良し悪しと反応方向の相関があまりありません。この時間帯は週明け日経平均の寄り付きを睨んだ動きになります。
取引は行いません。
18:30 10月集計分英国月次GDP・10月集計分英国鉱工業生産指数・製造業生産指数
7月以降過去5回のGDP前月比は、発表直後の反応との相関がまだ見受けられません。
・7月発表結果0.3−同市場予想0.3=0で陰線
・8月発表結果0.1−同市場予想0.2=△0.1で陰線
・9月発表結果0.2−同市場予想0.3=△0.1で陰線
・10月発表結果0ー同市場予想0.1=△0.1で同値
・11月発表結果0−同市場予想0.1=△0.1で陽線
かと言って、いずれも同時発表された鉱工業生産指数・製造業生産指数の事後判別式の解と直後1分足の方向も、
・7月事後判別式の解△5.4で陰線
・8月事後判別式の解+0.9で陰線
・9月事後判別式の解△1.1で陰線
・10月事後判別式の解+0.6で同値
・11月事後判別式の解△0.4で陽線
となっています。6月発表までの鉱工業生産指数・製造業生産指数の事後判別式の解と直後1分足の方向一致率は80%でしたが、現在は78%に低下しています。
このことから、月次GDP発表開始の影響を受けているのは明らかですが、かと言って月次GDP発表結果に素直に反応するとも言えません。指標発表時刻を跨ぐポジションは避けた方が良いでしょう。
以上
以下は2018年19:40頃に追記しています。
【事後検証】
AUDJPYは、早朝の見込み通り下窓を開けて始まり、週末の見込み通り先週下げ過ぎへの戻しが起きて、昼頃には朝の下窓を閉じました。19時には、目論見通りAUDポジションを全て決済しました。
英国月次GDP・鉱工業生産指数・製造業生産指数の発表では、結局、取引しませんでした。
17時のEU司法裁の判断(英国はEU離脱を取り消せる、の判断)の影響がどうなるか、判断できなかったためです。17時には、GBPJPYもGBPUSDも一瞬、30〜40pips跳ね上がったものの、そこまででした。
後から考えれば、既に先週、法務官が勧告を示したときに1度反応しているので、そんなものなのでしょう。がしかし、これは「後から考えれば」で、跳ね上がった直後に戻しを狙えず、その後の指標発表前後も狙えなかったのは仕方ありません。
そんなことより、GBPは先週終値から対JPY・対USDともあまり動いていません。こっちの方が意外です。明日の議会での離脱案否決は既に織り込み済ということなのでしょう。
ならば次は、直前のリスク回避がいつ始まるか、に絞られます(いくら織り込み済でも、リスク回避のGBP売は起きるでしょう)。議会採決は12日4時(日本時間)で、USDに逃げるよりはいつも通りJPYに逃げるでしょう。139円台がターゲット(300〜400pipsのGBP売)というのは、少し大きく見込み過ぎでしょうか?
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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2018年12月09日
前週備忘、及び、12月10日〜14日経済指標
【前週備忘】
前週の大きな動きは次の通りでした。
3日、週末に米中首脳会談で追加関税発動が延期されたことを歓迎し、円クロス主要通貨ペアは上窓を開けて週明け取引が開始(AUDJPYは90pips強の上窓)しました。
ちなみに、AUDJPYはこの日7時台の高値が週足高値となり、この週は5日連続陰線となりました。
4日、RBA金融政策発表結果は現状維持で、声明では「今年と来年の成長率が平均3.5%、2020年は減速」というものでした。ところが、翌5日の7-9月集計分豪GDPは2.8%と、この数字や市場予想を大幅に下回り、AUDは大きく売られました。RBAの見込む成長率に今年は達しないことが懸念されています。
また、17時過ぎにEU司法裁判所の法務官が「離脱協定が正式に成立するまでは、英国が離脱を取り消せる可能性が存在する」との勧告が報道されました。GBPはこの日からやや買が優勢に転じたように思えました。
5日、米ブッシュ父元大統領追悼のため米市場が休場でした。
6日、米国の要請でカナダ当局が中国大手通信会社副会長を逮捕との報道があり、主要国株価は揃って下げ始めました。米中貿易摩擦の激化が懸念されたものの、中国側の反発報道は抑制されていたように思えます。日経平均が大きく下げ始めました。
7日、米株価が週足でダウ△4.5%・S&P△4.6%・ナスダック△4.9%の大幅な下げとなりました。
週足の主要通貨強弱は、JPY>EUR>USD>GBP>AUD、となっており、これはわかる気がします。経済指標への反応はあまり素直でなく、これもわかるような気がする週でした。
【今週指標】
11日(日本時間12日4時)に予定されている英国離脱案採決と、その後の展開が今週最も注目される点です。採決自体は否決が見込まれており、否決後の動きに繋がるニュースに要注意です。
EU側からは「英国離脱を取り消せる(EU司法裁の法務官)」とか「(離脱合意案の実質を変えなければ)文言修正に応じる(関係筋との匿名報道で真偽不明)」との報道が前週にありました。英議会での離脱合意案否決が「合意なき離脱」に直結するとは言えません。
再国民投票に繋がる動きは大きなGBP買、離脱交渉延期や離脱案修正に関わるニュースがEU側から出ればGBP買で、首相退陣はGBP売、といったところでしょうか。
また、次週19日のFOMCは利上げと予想されているものの、米長短金利の逆イールド化が景気後退予兆として懸念されています。
懸念を払拭するには、経済指標の改善が暫く続くしかないので、それに要する期間は1・2か月を要します。その間は、米金利の動きが株価に増幅反映されることが続くように思えます。但し、株価とUSDJPYの動きには、以前のように連動性がなくなってきているので、株価が大きく下げ始めたら、USDJPYは追撃の売りをもったままタイミングを計って戻し狙いの両建てを少しやってみます。
EURは、現在、売買の理由が複雑すぎて手を出せません。
AUDは、前週に発表された7-9月期GDP前期比の低下が大きすぎて、RBA声明の今年の成長率見込み約3.5%に達しないことが懸念されています。前週に売られ過ぎているので、週明け月曜は買のタイミングを見て少し稼いだら、週前半にはAUDから離れます。
指標予定は次の通りです。
12月10日(月)
07:00・09:00・10時仲値前・17〜19時 週末報道を受けたGBPUSD・EURUSD・EURGBP・GBPJPY・EURJPYの動きを注視
08:50 7-9月集計分日本四半期GDP改定値・10月集計分日本国際収支
18:30 10月集計分英国月次GDP・10月集計分英国鉱工業生産指数・製造業生産指数
12月11日(火)
07:00・09:00・10時仲値前・17〜19時 前夜報道を受けたGBPUSD・EURUSD・EURGBP・GBPJPY・EURJPYの動きを注視
09:30 11月集計分NAB企業景況感調査・7-9月集計分豪州四半期住宅価格指数
18:30 10・11月集計分英国雇用統計
19:00 12月集計分独国ZEW景況感調査
22:30 11月集計分米国生産者物価指数(PPI)
28:00 英国離脱法案採決
12月12日(水)
07:00・09:00・10時仲値前・17〜19時 未明報道を受けたGBPUSD・EURUSD・EURGBP・GBPJPY・EURJPYの動きを注視
22:30 11月集計分米国消費者物価指数(CPI)
12月13日(木)
21:45 欧中銀(ECB)金融政策
22:30 ECB総裁定例記者会見
22:30 11月集計分米国輸入物価指数
12月14日(金)
17:30 12月集計分独国PMI速報値
22:30 11月集計分米国小売売上高
23:15 11月集計分米国設備稼働率・鉱工業生産・製造業生産
以上
2018年12月07日
12月7日経済指標(結果検証済)
昨日は、米国の要請でカナダ当局が中国大手通信会社の副会長を拘束との報道があり。米中対立の激化が予感されて朝から日経平均が大きく下げました。米国は安全保障に関わるとして、主要同盟国に対して同社製品の官庁・通信会社での採用を見合わせるように通達しています。
22:30 11月集計分米国雇用統計
24:00 12月集計分UM消費者信頼感指数
UMは取引しません。
米国雇用統計
市場予想(前回結果)
・平均時給前月比+0.3%(+0.2%)
・失業率3.7%(3.7%)
・NFP増減+20.0万人(+25.0万人)
事前差異判別式の解は△5.2です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足4/2(6/3)
・直後1分足21/15(41/31)
・直後11分足25/17(50/35)
2018年に入って発表後の反応が半減しています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異判別式の解の符号がマイナスならショート、プラスならロングで、利確/損切の目安は3・4pipsぐらいで良いでしょう。
・NFPと平均時給のどちらかに過大反動が期待できるとき、もう一方の事前差異が過大反動方向と同じならば、その方向にポジションをオーダーします。発表直後の跳ねで利確/損切です。今回は、前月結果が突出しておらず、過大反動は期待できません。
・発表直後の追撃は早期開始、早期終了です。
・直後1分足跳幅が70pipsに達したら、同終値がつく頃まで待って追撃し15pipsの利確を狙います。但し、直後11分足終値がつくまで伸び続けたことは少なく、発表から数分で15pipsの利幅に達しなければ、どこかで決済しておいた方が良いでしょう。
・直後1分足終値を基準に、それを上回れば直後1分足終値に向けた戻しを狙って指標結果に対し逆張り、下回れば再反転して直後1分足終値に向けて指標結果に対し順張りの機会を窺います。目安は3pips程度を狙える場合です。
以下は12月7日23:30頃に追記しています。
雇用統計
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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22:30 11月集計分米国雇用統計
24:00 12月集計分UM消費者信頼感指数
UMは取引しません。
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米国雇用統計
市場予想(前回結果)
・平均時給前月比+0.3%(+0.2%)
・失業率3.7%(3.7%)
・NFP増減+20.0万人(+25.0万人)
事前差異判別式の解は△5.2です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足4/2(6/3)
・直後1分足21/15(41/31)
・直後11分足25/17(50/35)
2018年に入って発表後の反応が半減しています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異判別式の解の符号がマイナスならショート、プラスならロングで、利確/損切の目安は3・4pipsぐらいで良いでしょう。
・NFPと平均時給のどちらかに過大反動が期待できるとき、もう一方の事前差異が過大反動方向と同じならば、その方向にポジションをオーダーします。発表直後の跳ねで利確/損切です。今回は、前月結果が突出しておらず、過大反動は期待できません。
・発表直後の追撃は早期開始、早期終了です。
・直後1分足跳幅が70pipsに達したら、同終値がつく頃まで待って追撃し15pipsの利確を狙います。但し、直後11分足終値がつくまで伸び続けたことは少なく、発表から数分で15pipsの利幅に達しなければ、どこかで決済しておいた方が良いでしょう。
・直後1分足終値を基準に、それを上回れば直後1分足終値に向けた戻しを狙って指標結果に対し逆張り、下回れば再反転して直後1分足終値に向けて指標結果に対し順張りの機会を窺います。目安は3pips程度を狙える場合です。
以上
以下は12月7日23:30頃に追記しています。
【事後検証】
雇用統計
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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タグ:雇用統計,UM
2018年12月06日
12月6日経済指標(結果検証済)
昨夜は休場だった米市場が再開し、ADP・ISMも本日発表されます。不安定な株価や金利の逆イールド化がこの先どうなっていくのかに関心が集まっています。
2019年のUSDJPYは105円付近を目指すとの解説も散見されます。長く続いた112円〜114円のレンジは下抜けの予想が多いものの、その時期については12月FOMC後・年明けから・3月FOMCで利上げ無しなら、と専門家の見解も分かれているようです。
怖いのは、専門家に下げの予想が多いときは一旦上げてから下げる、上げの予想が多いときは一旦下げてから上げることが多いことです。あまり先走らず、チャートを見て判断しましょう。
09:30 10月集計分豪州小売売上高
22:15 11月集計分米国ADP雇用統計
22:30 10月集計分米国貿易収支
24:00 11月集計分米国ISM非製造業景況指数
豪州小売売上高
発表後の反応が素直で伸びやすい傾向があります。直後の跳ねで高値/安値掴みに気を付けましょう。
市場予想(前回結果)
・前月比+0.3%(+0.2%)
事前差異判別式の解は+0.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/3(5/2)
・直後1分足18/12(16/12)
・直後11分足22/15(21/16)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、事前差異がプラスのときショートです。
・指標発表後は1分を過ぎても反応を伸ばしがちです。初期反応方向を確認したら追撃は早期開始です
米国ADP雇用統計
本指標は市場予想後追い型で、発表後の反応は一方向に伸びがちで、追撃・再追撃は徹底すべきです。特に、直後1分足値幅が20pipsを超えたら更に追撃を続け、超えなければ平均的に直後1分足終値に向けて戻す動きで微益を狙いましょう。
市場予想(前回結果)
・非農業部門雇用者数増減+19.6万人(+22.7万人)
事前差異判別式の解は△3.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足4/3(3/3)
・直後1分足13/9(6/3)
・直後11分足17/12(10/7)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートをオーダーし、利確・損切の目安を2・3pipsとします。
・指標発表直前に前月の事後差異と同じ方向にポジションを取り、発表直後の跳ねで利確/損切します。但し、直前10-1分足が10pips以上、それとは逆に跳ねたら取引を中止します。前月事後差異は+3.8でした。
・初期反応方向を確認したら、追撃は早期開始です。最近の反応の小ささを踏まえると、狙いは3〜6pipsで良いでしょう。
・直後1分足終値で再追撃を開始し、最近の直後1分足終値と直後11分足跳幅の平均の差6pips弱が利確/損切の目安とします。
・直後1分足終値より6pips以上離れたら、直後1分足終値方向に3pips程度戻すのを狙いましょう。
・直後1分足値幅が20pipsを超えたことを確認次第、その方向に追撃を開始します。利確/損切の目安は10pipsとします。
米国ISM非製造業景況指数
発表項目が多いものの、指標発表直後の反応方向に影響するのは、非製造業景況指数・新規受注指数・雇用指数です。本指標実態差異判別式の解の符号は、直後1分足・直後11分足との方向一致率が各91%・81%と、極めて高いことがわかっています
市場予想(前回結果)
・非製造業景況指数59.2(60.3)
事前差異判別式の解は△1.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足7/5(5/4)
・直後1分足13/9(6/3)
・直後11分足19/13(10/6)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異と同じ方向に2・3pips狙うぐらいます。
・直前1分足は、事前差異がマイナスのとき、ショートをオーダーし、2・3pips狙います。
・指標発表直前に、事前差異と同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・それとは別に、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら、指標発表直前に同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・指標発表直後は、初期反応方向を確認したら早期追撃開始です。
・指標発表後1分を過ぎてから直後1分足値幅を削ることがあれば再追撃し、利確/損切の目安を3pipsにします。
以下は12月7日に追記しています。
豪州小売
ADP
ISM
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
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2019年のUSDJPYは105円付近を目指すとの解説も散見されます。長く続いた112円〜114円のレンジは下抜けの予想が多いものの、その時期については12月FOMC後・年明けから・3月FOMCで利上げ無しなら、と専門家の見解も分かれているようです。
怖いのは、専門家に下げの予想が多いときは一旦上げてから下げる、上げの予想が多いときは一旦下げてから上げることが多いことです。あまり先走らず、チャートを見て判断しましょう。
09:30 10月集計分豪州小売売上高
22:15 11月集計分米国ADP雇用統計
22:30 10月集計分米国貿易収支
24:00 11月集計分米国ISM非製造業景況指数
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豪州小売売上高
発表後の反応が素直で伸びやすい傾向があります。直後の跳ねで高値/安値掴みに気を付けましょう。
市場予想(前回結果)
・前月比+0.3%(+0.2%)
事前差異判別式の解は+0.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/3(5/2)
・直後1分足18/12(16/12)
・直後11分足22/15(21/16)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、事前差異がプラスのときショートです。
・指標発表後は1分を過ぎても反応を伸ばしがちです。初期反応方向を確認したら追撃は早期開始です
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米国ADP雇用統計
本指標は市場予想後追い型で、発表後の反応は一方向に伸びがちで、追撃・再追撃は徹底すべきです。特に、直後1分足値幅が20pipsを超えたら更に追撃を続け、超えなければ平均的に直後1分足終値に向けて戻す動きで微益を狙いましょう。
市場予想(前回結果)
・非農業部門雇用者数増減+19.6万人(+22.7万人)
事前差異判別式の解は△3.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足4/3(3/3)
・直後1分足13/9(6/3)
・直後11分足17/12(10/7)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートをオーダーし、利確・損切の目安を2・3pipsとします。
・指標発表直前に前月の事後差異と同じ方向にポジションを取り、発表直後の跳ねで利確/損切します。但し、直前10-1分足が10pips以上、それとは逆に跳ねたら取引を中止します。前月事後差異は+3.8でした。
・初期反応方向を確認したら、追撃は早期開始です。最近の反応の小ささを踏まえると、狙いは3〜6pipsで良いでしょう。
・直後1分足終値で再追撃を開始し、最近の直後1分足終値と直後11分足跳幅の平均の差6pips弱が利確/損切の目安とします。
・直後1分足終値より6pips以上離れたら、直後1分足終値方向に3pips程度戻すのを狙いましょう。
・直後1分足値幅が20pipsを超えたことを確認次第、その方向に追撃を開始します。利確/損切の目安は10pipsとします。
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米国ISM非製造業景況指数
発表項目が多いものの、指標発表直後の反応方向に影響するのは、非製造業景況指数・新規受注指数・雇用指数です。本指標実態差異判別式の解の符号は、直後1分足・直後11分足との方向一致率が各91%・81%と、極めて高いことがわかっています
市場予想(前回結果)
・非製造業景況指数59.2(60.3)
事前差異判別式の解は△1.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足7/5(5/4)
・直後1分足13/9(6/3)
・直後11分足19/13(10/6)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異と同じ方向に2・3pips狙うぐらいます。
・直前1分足は、事前差異がマイナスのとき、ショートをオーダーし、2・3pips狙います。
・指標発表直前に、事前差異と同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・それとは別に、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら、指標発表直前に同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・指標発表直後は、初期反応方向を確認したら早期追撃開始です。
・指標発表後1分を過ぎてから直後1分足値幅を削ることがあれば再追撃し、利確/損切の目安を3pipsにします。
以上
以下は12月7日に追記しています。
【事後検証】
豪州小売
ーーー$€¥£A$ーーー
ADP
ーーー$€¥£A$ーーー
ISM
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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タグ:豪州小売,ADP,ISM
2018年12月05日
12月5日経済指標(結果検証済)
本日、米国株式市場は休場です。また、24:15に予定されていたFRB議長の議会証言も中止になりました。米国指標の発表も延期となりました。
英国現状を整理しておきましょう。
政府は、これまで国益に反すると非公開にしていた離脱に関する法的助言を、議会の可決で公表せざるを得なくなりました。11日の首相離脱案が否決された場合、離脱プロセスでの議会権限強化を図る修正案も可決されました。英政権は明らかに弱体化しています。
そこに追い打ちをかけるように、昨日17時過ぎに、EU司法裁判所の法務官が「英国はいつでも離脱を撤回できる」旨の勧告を裁判所に行いました。勧告であって拘束力はないものの、裁判所は過去にこうした勧告に従っています。
何やら、首相辞任→再国民投票→離脱中止、のシナリオが実現性を帯び始めました。英首相にとっては最悪のタイミングでの勧告だったでしょう。もしこの法務官が何も政治的意図を持っていないとしたら、極めつきの専門家だったのでしょう。
ともあれ、11日の首相離脱案を否決しても、これで英国のEU残留の芽が残りました。離脱派も残留派も首相案を承認する必要がなくなって、「混乱さえ許容すれば」急がずに政治信条を追求できるようになりました。
極めつきの専門家の勧告は、それが報道されて約1時間のGBP買を催し、その後はやはりそれ以前のGBP水準より売られました。このGBPの動きは、最初がサプライズでその後が当面の混乱への予感、と解釈できますよね。
本夕もGBPは注意が必要で、チャートを見ていないときにGBPを持つのは避けた方が良いでしょう。
09:30 7-9月期集計分豪州GDP
10:45 11月集計分中国サービス業PMI
18:30 11月集計分英国サービス業PMI
豪州GDP
市場予想(前回結果)
・前期比+0.6%(+0.9%)
・前年比+3.3%(+3.4%)
事前差異判別式の解は△0.4です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足7/4(5/4)
・直後1分足34/26(24/19)
・直後11分足40/32(28/21)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異がプラスのときにロングをオーダーする方が良いでしょう。現時点では、事後差異はマイナスとなっています。
・直前1分足は、陽線側に跳ねたのを確認してから、逆張りでショートをオーダーします。陰線側に戻るのは指標発表直前になることが多い、と推察されるため、ポジション取得と解消のタイミングをミスらないように気を付けましょう。
・指標発表後は、上下動のタイミングをうまく捉えるしか勝ちようがありません。過去の反転率の低さ(頻度9%)や、事後差異との方向一致率の高さ(95%)を踏まえると、方向は事後差異と同じで、直後1分足がまだ17pips以下のときに追撃を始めないとケガの元です。
・再追撃は、指標発表から1分を過ぎてから、直後1分足終値よりも戻したときだけ追撃し、同終値を超えたら利確を繰り返す、という方法が良いでしょう。
※ 10:45には中国サービス業PMIの発表が予定されています。追撃はほどほどにしておきましょう。
英国サービス業PMI
市場予想(前回結果)
・PMI 52.5(52.2)
事前差異判別式の解は+0.3です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足10/7(9/7)
・直後1分足21/15(16/13)
・直後11分足29/19(22/15)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートで利確4pipsを狙います。そして、直前1分足が陽線側に5pips以上になったら、逆張りでショートをナンピンし、始値に戻したら利確です。この期間の損切は10pipsか発表5秒前です。
・EURGBP月足値幅が100pips以上だった2か月後の集計月発表では、発表直前にGBP安ならロング、GBP高ならショートします。指標発表直後の跳ねで利確/損切です。残念ながら、今回11月集計分の2か月前9月は69pipsのGBP高でした。
・それとは別に、直前1分足跳幅が10pips以上だったときは、発表直前に直前1分足値幅方向と逆にポジションをオーダーです。直前1分足値幅方向なので終値がつく数秒前の見切りが必要になります。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら、早期開始・早期決済します。
以下は12月5日19時頃に追記しています。
豪州GDP
指標結果は悪化で、反応は直後11分足跳幅が2016年7-9月期以来の50pips超の陰線でした。
指標結果について、賃金の伸び悩みが個人消費支出が伸び悩んだ結果、との報道解説がありました。前期比の+0.3%は低い数字ですが、前年比+2.8%はそれほど悪い数字でもありません。
憶測ながら、昨日、RBA声明で「緩やかな成長が続く」という今後の見通しに対するサプライズが大きな陰線を形成した、と考えられます。
前提不成立だった直前10-1分足以外の判定は、全て「〇」にしたい気もしますが、甘く採点しても仕方ありません。
直前1分足は「陽線側に跳ねたらショート」ですが、陽線側に跳ねることなく陰線側に反応を伸ばしました。その時点でわかっていることなら前提不成立ですが、陽線側に跳ねるか否かを同時的に待つことになっていたら取引できなかったので、判定は「取引不可」としておきます。
追撃や再追撃の判定も同様です。
指標発表直後にどーんと陰線側に跳ねて、とても17pips以下で追撃ポジションが取れるタイミングはなかったでしょう。また指標発表から1分経過以降に直後1分足値幅を削ったのは、発表から1分から1分20秒ぐらいの20秒弱しかありませんでした。この20秒弱以外に、再追撃を行う方向は示していませんでした。
よって、追撃・再追撃も「取引不可」を結論とします。
今回は、勝てた取引を逃した気がする発表でした。
英国サービス業PMI
指標結果は悪化したものの、反応は20秒余り陰線側に跳ねて、その後は陽線側に転じました。
取引結果と過去成績表を以下に纏めておきます。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
10GBで月額400円という安さです。参考までに、2016年末頃から始めたこのブログの情報量は、まだ0.5GBぐらいです。サーバー初利用なら400円から始めても十分だと思います。
そして、申込むと自動でWordPressがセットアップされるため、難しい設定をしなくても最短1〜2分でホームページの作成を始めることができます。定期的に行われるWordPressのバージョンアップも自動で行われるので、古いバージョンを使用して起こるセキュリティーリスクの心配もありません。
初心者に優しくなっていますよね。
英国現状を整理しておきましょう。
政府は、これまで国益に反すると非公開にしていた離脱に関する法的助言を、議会の可決で公表せざるを得なくなりました。11日の首相離脱案が否決された場合、離脱プロセスでの議会権限強化を図る修正案も可決されました。英政権は明らかに弱体化しています。
そこに追い打ちをかけるように、昨日17時過ぎに、EU司法裁判所の法務官が「英国はいつでも離脱を撤回できる」旨の勧告を裁判所に行いました。勧告であって拘束力はないものの、裁判所は過去にこうした勧告に従っています。
何やら、首相辞任→再国民投票→離脱中止、のシナリオが実現性を帯び始めました。英首相にとっては最悪のタイミングでの勧告だったでしょう。もしこの法務官が何も政治的意図を持っていないとしたら、極めつきの専門家だったのでしょう。
ともあれ、11日の首相離脱案を否決しても、これで英国のEU残留の芽が残りました。離脱派も残留派も首相案を承認する必要がなくなって、「混乱さえ許容すれば」急がずに政治信条を追求できるようになりました。
極めつきの専門家の勧告は、それが報道されて約1時間のGBP買を催し、その後はやはりそれ以前のGBP水準より売られました。このGBPの動きは、最初がサプライズでその後が当面の混乱への予感、と解釈できますよね。
本夕もGBPは注意が必要で、チャートを見ていないときにGBPを持つのは避けた方が良いでしょう。
09:30 7-9月期集計分豪州GDP
10:45 11月集計分中国サービス業PMI
18:30 11月集計分英国サービス業PMI
ーーー$€¥£A$ーーー
豪州GDP
市場予想(前回結果)
・前期比+0.6%(+0.9%)
・前年比+3.3%(+3.4%)
事前差異判別式の解は△0.4です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足7/4(5/4)
・直後1分足34/26(24/19)
・直後11分足40/32(28/21)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異がプラスのときにロングをオーダーする方が良いでしょう。現時点では、事後差異はマイナスとなっています。
・直前1分足は、陽線側に跳ねたのを確認してから、逆張りでショートをオーダーします。陰線側に戻るのは指標発表直前になることが多い、と推察されるため、ポジション取得と解消のタイミングをミスらないように気を付けましょう。
・指標発表後は、上下動のタイミングをうまく捉えるしか勝ちようがありません。過去の反転率の低さ(頻度9%)や、事後差異との方向一致率の高さ(95%)を踏まえると、方向は事後差異と同じで、直後1分足がまだ17pips以下のときに追撃を始めないとケガの元です。
・再追撃は、指標発表から1分を過ぎてから、直後1分足終値よりも戻したときだけ追撃し、同終値を超えたら利確を繰り返す、という方法が良いでしょう。
※ 10:45には中国サービス業PMIの発表が予定されています。追撃はほどほどにしておきましょう。
ーーー$€¥£A$ーーー
英国サービス業PMI
市場予想(前回結果)
・PMI 52.5(52.2)
事前差異判別式の解は+0.3です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足10/7(9/7)
・直後1分足21/15(16/13)
・直後11分足29/19(22/15)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートで利確4pipsを狙います。そして、直前1分足が陽線側に5pips以上になったら、逆張りでショートをナンピンし、始値に戻したら利確です。この期間の損切は10pipsか発表5秒前です。
・EURGBP月足値幅が100pips以上だった2か月後の集計月発表では、発表直前にGBP安ならロング、GBP高ならショートします。指標発表直後の跳ねで利確/損切です。残念ながら、今回11月集計分の2か月前9月は69pipsのGBP高でした。
・それとは別に、直前1分足跳幅が10pips以上だったときは、発表直前に直前1分足値幅方向と逆にポジションをオーダーです。直前1分足値幅方向なので終値がつく数秒前の見切りが必要になります。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら、早期開始・早期決済します。
以上
以下は12月5日19時頃に追記しています。
【事後検証】
豪州GDP
指標結果は悪化で、反応は直後11分足跳幅が2016年7-9月期以来の50pips超の陰線でした。
指標結果について、賃金の伸び悩みが個人消費支出が伸び悩んだ結果、との報道解説がありました。前期比の+0.3%は低い数字ですが、前年比+2.8%はそれほど悪い数字でもありません。
憶測ながら、昨日、RBA声明で「緩やかな成長が続く」という今後の見通しに対するサプライズが大きな陰線を形成した、と考えられます。
前提不成立だった直前10-1分足以外の判定は、全て「〇」にしたい気もしますが、甘く採点しても仕方ありません。
直前1分足は「陽線側に跳ねたらショート」ですが、陽線側に跳ねることなく陰線側に反応を伸ばしました。その時点でわかっていることなら前提不成立ですが、陽線側に跳ねるか否かを同時的に待つことになっていたら取引できなかったので、判定は「取引不可」としておきます。
追撃や再追撃の判定も同様です。
指標発表直後にどーんと陰線側に跳ねて、とても17pips以下で追撃ポジションが取れるタイミングはなかったでしょう。また指標発表から1分経過以降に直後1分足値幅を削ったのは、発表から1分から1分20秒ぐらいの20秒弱しかありませんでした。この20秒弱以外に、再追撃を行う方向は示していませんでした。
よって、追撃・再追撃も「取引不可」を結論とします。
今回は、勝てた取引を逃した気がする発表でした。
ーーー$€¥£A$ーーー
英国サービス業PMI
指標結果は悪化したものの、反応は20秒余り陰線側に跳ねて、その後は陽線側に転じました。
取引結果と過去成績表を以下に纏めておきます。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
10GBで月額400円という安さです。参考までに、2016年末頃から始めたこのブログの情報量は、まだ0.5GBぐらいです。サーバー初利用なら400円から始めても十分だと思います。
そして、申込むと自動でWordPressがセットアップされるため、難しい設定をしなくても最短1〜2分でホームページの作成を始めることができます。定期的に行われるWordPressのバージョンアップも自動で行われるので、古いバージョンを使用して起こるセキュリティーリスクの心配もありません。
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タグ:豪GDP,英PMI
2018年12月04日
12月4日経済指標(結果検証済)
本日は
12:30 豪州RBA金融政策
18:15 BOE総裁発言
当夜〜翌朝未明にかけて英議会審議、採決は12月11日の予定
です。
17:26、GBPUSDは瞬間最大分速(=高値ー安値)52pips、GBPJPYは同52pipsで跳ね上げました。原因は、EU司法裁判所の法務官が「離脱協定が正式に成立するまでは、英国が離脱を取り消せる可能性が存在する」と勧告したため、です。この勧告が法的拘束力は持たないものの、EU司法裁判所は通常こうした勧告に従うそうです。
またまたややこしくなってきました。
以下は12月4日20時過ぎに追記しています。
豪州RBA金融政策
RBA声明の要点は以下の通りでした。
以下は11月23日に追記しています。
チャートを記録していなかったので、結論のみ述べます。
事前に示した取引方針は2つとも外しました。
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必要なメニューが揃っていて、簡単に自分のHPが持てます。特に、店舗HPに必要なネットショップ併設・地図・カレンダー・予約・クーポン発行・問い合わせなどのメニューが特徴です。小規模店舗の場合、月額¥1500のコースがお薦めです。
12:30 豪州RBA金融政策
18:15 BOE総裁発言
当夜〜翌朝未明にかけて英議会審議、採決は12月11日の予定
です。
以上
ーーー$€¥£A$ーーー
17:26、GBPUSDは瞬間最大分速(=高値ー安値)52pips、GBPJPYは同52pipsで跳ね上げました。原因は、EU司法裁判所の法務官が「離脱協定が正式に成立するまでは、英国が離脱を取り消せる可能性が存在する」と勧告したため、です。この勧告が法的拘束力は持たないものの、EU司法裁判所は通常こうした勧告に従うそうです。
またまたややこしくなってきました。
以下は12月4日20時過ぎに追記しています。
【事後検証】
豪州RBA金融政策
RBA声明の要点は以下の通りでした。
- 結論は、政策金利据え置き
- 現状認識は、豪経済が順調に推移しており、今年と来年の成長率が平均約3.5%で、2020年には資源輸出の伸びが鈍化することで減速、と予想
- インフレ率は今後数年間で緩やかな上昇が見込まれ、2019年が2.25%、2020年は更に小幅に上昇と予想
- 労働市場の見通しは依然としてポジティブで、6年ぶりの水準に改善した失業率は一段と低下する可能性が高く、賃金の伸びはいずれ押し上げられるはずだが緩やかなプロセスとなる見通し
以上
以下は11月23日に追記しています。
【事後検証】
チャートを記録していなかったので、結論のみ述べます。
事前に示した取引方針は2つとも外しました。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
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ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
必要なメニューが揃っていて、簡単に自分のHPが持てます。特に、店舗HPに必要なネットショップ併設・地図・カレンダー・予約・クーポン発行・問い合わせなどのメニューが特徴です。小規模店舗の場合、月額¥1500のコースがお薦めです。
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2018年12月03日
12月3日経済指標(結果検証済)
米中首脳会談の結果、来年1月発動が予定されていた米国の中国製品輸入関税の25%への引き上げは、発動が延期されました。
この関税25%延期と金利上昇余地減少(来年利上げ打ち止め)による株価上昇(が起きれば)は、USD買に結び付きます。19日FOMCでの利上げは織込み済なので、19日までUSD買が続くか、それ以前にUSD売が始まるか、長期方針転換のタイミングが難しそうですね。
10:45の中国製造業PMIは、とうとう50近辺まで下がってきました。かつてほどAUD・NZDに与える影響は大きくないものの、50を下回ると相応のAUDやNZDの下げ材料、JPY買材料になります。
10時の仲値後は、少しチャートの動きが変わる可能性があります。
欧州時間からは、明日夜からの英議会審議に対し、突発で良いニュースが入らない限り、リスク回避でGBP売が進む可能性を頭に置いて起きましょう。良いニュースが入ってGBPが買われ大きく跳ねた場合、そのニュースが首相案承認を決定づける内容でない限り、1時間後(目安)には戻しに備える必要があります。
参考までに、11月22日19:12頃「英欧間で将来関係の枠組みで大筋合意」との一報が流れたときは(GBPJPY144.60円付近)、19:31に高値145.94円まで跳ね上がり(平均分速6.7pips)、事態発生から1時間では145.65円(時速105pips)でした。ところが、事態発生直後の跳ね上げから少しずつ下げ戻していたところ、22:25に145.58円から一瞬144.64円まで瞬間最大分速94pipsで下落しました。記録を見てみると、22:25:30〜22:25:50の20秒内にほぼ90pipsの下落だったようです。
このときはサプライズな面(合意が近いという事前報道はあったものの、それまで何度も合意できていなかった)もあったので、反応が大きかったと思われます。今後は、よほどのサプライズなニュースでない限り、この1/3〜半分(30〜50pips)ぐらいの動きに留まると思われます。議会承認/否決に決定的ニュースが生じたときは、この限りではありません。そのときは戻しもないでしょう。
GBPは、チャートを見ていないときポジションを持たない方が良い時期です。
本日は、
07:00 米中首脳会談結果を受けた週明け
10:45 11月集計分中国製造業PMI
18:30 11月集計分英国製造業PMI
24:00 11月集計分米国ISM製造業景況指数
です。
英国製造業PMI
市場予想(前回結果)
・PMI51.6(51.1)
事前差異判別式の解は+0.5です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足13/9(10/5)
・直後1分足20/15(14/9)
・直後11分足28/20(15/12)
2018年に入って、特に直後11分足の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、事前差異と直前10-1分足の方向が一致したら、その逆方向にオーダーです。利確/損切の目安は4pips程度を狙い、遅くとも発表10秒前には決済しておきましょう。
・指標発表直後は、反応方向を確認したら早期に追撃を開始し、発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺います。
・早期追撃開始で高値掴み/安値掴みをするリスクが生じる点への備えは、ポジションをいつもの半分程度にしておき、指標発表から1分以内の戻しがあれば1回だけならナンピンしても良いでしょう。
・指標発表から1分を過ぎたら、利幅4pips程度が狙えるときに短期再追撃の繰り返しです。それ未満の動きが期待できないときも勝てれば良いものの、時間効率が悪いスキャル癖がつくことを恐れます。
米国ISM製造業景況指数
市場予想(前回結果)
・景況指数57.5(57.7)
・受注指数ー(57.4)
・雇用指数?(56.8)
・価格指数70.1(71.6)
事前差異判別式の解は△1.9です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/4(6/4)
・直後1分足12/8(7/5)
・直後11分足17/12(10/6)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・発表時には、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら指標発表直前に逆方向にオーダーし、直前1分足が10pips以上跳ねたら指標発表直前に同じ方向にオーダーします。どちらも起きたら直前10-1分足のサインを重視し、指標発表直後の跳ねで利確/損切します。
・それとは別に、指標発表直前に直前10-1分足が陽線なら、いつもの半分の規模でロングをオーダーし、10分以内に目安20pipsの利確/損切を目指します。
但し、この方針は方向だけを判定対象とし、目安到達有無は判定対象に含めません。直後1分足が終値△6pips以上の陰線となった場合は、その時点で損切です。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら早期開始し、発表から1分を経過したら利確の機会を早めに探った方が良さそうです。1分経過以前であっても、3pipsも取れたらその時点で利確で構いません。もともと反応が小さい指標です。
・再追撃を行うなら、ポジションを長持ちするより、短期利確を繰り返す方が良さそうです。ポジションオーダー3pips以上を狙ってです。
FX会社によっても差があるでしょうけど、今朝7時のAUDJPYは93pips、AUDUSDは73pipsの上窓を開けました。
11月集計分中国製造業PMIは50.2(予想50.1)と、懸念の50割れとならず窓閉めの動きには繋がりませんでした。
以下は12月4日に追記しています。
英国製造業PMI
指標結果は大きく改善したものの、素直な陽線での反応は短時間で、その後は陰線側に転じました。
この日、GBPJPYは16時半ぐらいからGBP売に勢いがあり、23時頃まで下降が続きました。
取引結果と過去成績表を下表に纏めておきます。
取引結果の背景が黄色の列は方針外取引です。方針外取引は成績表に含めていません。
米国ISM製造業景況指数
下表に示すように、判別式は今回の指標結果と反応方向の関係を完全に外していました。
景況指数と雇用指数は、市場予想が前回結果より悪化に対し発表結果が改善したものの、価格指数は大幅に前回結果と市場予想を下回りました。事後差異判別式では、価格指数の大幅低下によってマイナスになりました。
価格指数の値は6年ぶりの低水準でした。原因は、原油価格下落の影響が大きかった、との解説が散見されます。
上チャートでは、このブログのルールで窓無しチャートとなっています。実際には、指標発表と同時に上窓を開けて跳ねたようです(EURUSDでは下窓)。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
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ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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この関税25%延期と金利上昇余地減少(来年利上げ打ち止め)による株価上昇(が起きれば)は、USD買に結び付きます。19日FOMCでの利上げは織込み済なので、19日までUSD買が続くか、それ以前にUSD売が始まるか、長期方針転換のタイミングが難しそうですね。
10:45の中国製造業PMIは、とうとう50近辺まで下がってきました。かつてほどAUD・NZDに与える影響は大きくないものの、50を下回ると相応のAUDやNZDの下げ材料、JPY買材料になります。
10時の仲値後は、少しチャートの動きが変わる可能性があります。
欧州時間からは、明日夜からの英議会審議に対し、突発で良いニュースが入らない限り、リスク回避でGBP売が進む可能性を頭に置いて起きましょう。良いニュースが入ってGBPが買われ大きく跳ねた場合、そのニュースが首相案承認を決定づける内容でない限り、1時間後(目安)には戻しに備える必要があります。
参考までに、11月22日19:12頃「英欧間で将来関係の枠組みで大筋合意」との一報が流れたときは(GBPJPY144.60円付近)、19:31に高値145.94円まで跳ね上がり(平均分速6.7pips)、事態発生から1時間では145.65円(時速105pips)でした。ところが、事態発生直後の跳ね上げから少しずつ下げ戻していたところ、22:25に145.58円から一瞬144.64円まで瞬間最大分速94pipsで下落しました。記録を見てみると、22:25:30〜22:25:50の20秒内にほぼ90pipsの下落だったようです。
このときはサプライズな面(合意が近いという事前報道はあったものの、それまで何度も合意できていなかった)もあったので、反応が大きかったと思われます。今後は、よほどのサプライズなニュースでない限り、この1/3〜半分(30〜50pips)ぐらいの動きに留まると思われます。議会承認/否決に決定的ニュースが生じたときは、この限りではありません。そのときは戻しもないでしょう。
GBPは、チャートを見ていないときポジションを持たない方が良い時期です。
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本日は、
07:00 米中首脳会談結果を受けた週明け
10:45 11月集計分中国製造業PMI
18:30 11月集計分英国製造業PMI
24:00 11月集計分米国ISM製造業景況指数
です。
ーーー$€¥£A$ーーー
英国製造業PMI
市場予想(前回結果)
・PMI51.6(51.1)
事前差異判別式の解は+0.5です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足13/9(10/5)
・直後1分足20/15(14/9)
・直後11分足28/20(15/12)
2018年に入って、特に直後11分足の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、事前差異と直前10-1分足の方向が一致したら、その逆方向にオーダーです。利確/損切の目安は4pips程度を狙い、遅くとも発表10秒前には決済しておきましょう。
・指標発表直後は、反応方向を確認したら早期に追撃を開始し、発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺います。
・早期追撃開始で高値掴み/安値掴みをするリスクが生じる点への備えは、ポジションをいつもの半分程度にしておき、指標発表から1分以内の戻しがあれば1回だけならナンピンしても良いでしょう。
・指標発表から1分を過ぎたら、利幅4pips程度が狙えるときに短期再追撃の繰り返しです。それ未満の動きが期待できないときも勝てれば良いものの、時間効率が悪いスキャル癖がつくことを恐れます。
ーーー$€¥£A$ーーー
米国ISM製造業景況指数
市場予想(前回結果)
・景況指数57.5(57.7)
・受注指数ー(57.4)
・雇用指数?(56.8)
・価格指数70.1(71.6)
事前差異判別式の解は△1.9です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/4(6/4)
・直後1分足12/8(7/5)
・直後11分足17/12(10/6)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・発表時には、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら指標発表直前に逆方向にオーダーし、直前1分足が10pips以上跳ねたら指標発表直前に同じ方向にオーダーします。どちらも起きたら直前10-1分足のサインを重視し、指標発表直後の跳ねで利確/損切します。
・それとは別に、指標発表直前に直前10-1分足が陽線なら、いつもの半分の規模でロングをオーダーし、10分以内に目安20pipsの利確/損切を目指します。
但し、この方針は方向だけを判定対象とし、目安到達有無は判定対象に含めません。直後1分足が終値△6pips以上の陰線となった場合は、その時点で損切です。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら早期開始し、発表から1分を経過したら利確の機会を早めに探った方が良さそうです。1分経過以前であっても、3pipsも取れたらその時点で利確で構いません。もともと反応が小さい指標です。
・再追撃を行うなら、ポジションを長持ちするより、短期利確を繰り返す方が良さそうです。ポジションオーダー3pips以上を狙ってです。
以上
FX会社によっても差があるでしょうけど、今朝7時のAUDJPYは93pips、AUDUSDは73pipsの上窓を開けました。
11月集計分中国製造業PMIは50.2(予想50.1)と、懸念の50割れとならず窓閉めの動きには繋がりませんでした。
以下は12月4日に追記しています。
【事後検証】
英国製造業PMI
指標結果は大きく改善したものの、素直な陽線での反応は短時間で、その後は陰線側に転じました。
この日、GBPJPYは16時半ぐらいからGBP売に勢いがあり、23時頃まで下降が続きました。
取引結果と過去成績表を下表に纏めておきます。
取引結果の背景が黄色の列は方針外取引です。方針外取引は成績表に含めていません。
ーーー$€¥£A$ーーー
米国ISM製造業景況指数
下表に示すように、判別式は今回の指標結果と反応方向の関係を完全に外していました。
景況指数と雇用指数は、市場予想が前回結果より悪化に対し発表結果が改善したものの、価格指数は大幅に前回結果と市場予想を下回りました。事後差異判別式では、価格指数の大幅低下によってマイナスになりました。
価格指数の値は6年ぶりの低水準でした。原因は、原油価格下落の影響が大きかった、との解説が散見されます。
上チャートでは、このブログのルールで窓無しチャートとなっています。実際には、指標発表と同時に上窓を開けて跳ねたようです(EURUSDでは下窓)。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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2018年11月30日
11月30日経済指標(結果検証済)
本日は、
19:00 11月集計分欧州HICP速報値
の発表があります。
市場予想(前回改定値)
・HICP+2.0%(+2.2%)
・コアHICP+1.1%(+1.1%)
事前差異判別式の解は+0.2です。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足8/6(7/5)
・直後1分足9/7(5/4)
・直後11分足17/10(11/7)
2018年に入って反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、1✕HICPの事前差異+1✕コアHICPの事前差異、という判別式の解の符号と逆方向にポジションをオーダーし、利確/損切の目安は5pipsぐらいにしておけば良いでしょう。
・指標発表時刻を跨ぐポジションは、直前10-1分足が15pips跳ねたらその方向にオーダーします。そして、指標発表直後の跳ねで利確/損切です。
・あまり追撃には向かない指標です。それでも追撃ポジションをオーダーするなら、直後1分足が陰線だったときに短時間行う方が良いでしょう。
以下は12月1日に発表しています。
指標結果は、HICP・コアHICPとも前回・予想を下回ったものの、反応は陽線でした。
前回・予想を下回ったとは言え、ECBのインフレ目標である2%弱は上回っていました。それが陽線で反応した理由かも知れません。インフレ目標の趣旨から言えば、ECB利上げに繋がる結果です。
直前10-1分足で取引機会を逸したため、取引は行えませんでした。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
19:00 11月集計分欧州HICP速報値
の発表があります。
ーーー$€¥£A$ーーー
市場予想(前回改定値)
・HICP+2.0%(+2.2%)
・コアHICP+1.1%(+1.1%)
事前差異判別式の解は+0.2です。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足8/6(7/5)
・直後1分足9/7(5/4)
・直後11分足17/10(11/7)
2018年に入って反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、1✕HICPの事前差異+1✕コアHICPの事前差異、という判別式の解の符号と逆方向にポジションをオーダーし、利確/損切の目安は5pipsぐらいにしておけば良いでしょう。
・指標発表時刻を跨ぐポジションは、直前10-1分足が15pips跳ねたらその方向にオーダーします。そして、指標発表直後の跳ねで利確/損切です。
・あまり追撃には向かない指標です。それでも追撃ポジションをオーダーするなら、直後1分足が陰線だったときに短時間行う方が良いでしょう。
以上
以下は12月1日に発表しています。
【事後検証】
指標結果は、HICP・コアHICPとも前回・予想を下回ったものの、反応は陽線でした。
前回・予想を下回ったとは言え、ECBのインフレ目標である2%弱は上回っていました。それが陽線で反応した理由かも知れません。インフレ目標の趣旨から言えば、ECB利上げに繋がる結果です。
直前10-1分足で取引機会を逸したため、取引は行えませんでした。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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