2018年03月23日
FOMC後、番外分析の結果検証
去る22日03:00にFOMCは、市場予想通り利上げを実施しました。利上げの根拠は、経済活動が中期的に緩やかなペースで拡大し、労働市場の状況は力強さを維持するとの予測に基づいたそうです。今後の政策見通しについては、2018年の利上げ回数が3回、2019年以降が5回(従来は3回)となっています。
利上げ10分前から11分後までの事前分析と、4時間前から24時間後までの事前分析はこちらの「2018年3月22日03:00予定ー米国金融政策(市場予想通り利上げ)発表の夜と翌日の反応分析(番外分析)」に詳述していました。
結果を下表下図に纏めておきました。
発表後の反応方向を示唆する傾向は、直前10-1分足と直後1分足の方向一致率が33%(不一致率67%)となっていました。そして、直後1分足と直後11分足の方向一致率は100%でした。
結果は、直前10-1分足と直後1分足の方向は一致し、直後11分足の方向も一致しました。
直後1分足跳幅を超えて直後11分足跳幅が反応を伸ばしたことは80%、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは60%でした。
結果は、跳幅・値幅ともに直後1分足を超えて直後11分足が反応を伸ばしました。
また、直後1時間足と直後4-24時間足の方向一致率が100%でした
結果はそれら方向が一致しました。
全体的には過去の傾向通りとなったものの、利上げ発表時刻は寝ていて、その後の長時間取引は避けたので、ちっとも利益はありません。
本日日中にUSDJPYは104円台(当座の安値は104.64円)まで下げたものの、欧州時間に入ってからは反発し、20時過ぎには105円台に復しました。FOMC前の起点106.2円までは戻せないなら、安値からの半値戻しは105.4〜105.5円付近となります。利上げ発表後の高値との半値なら105.7円付近です。
USDJPY上昇のためには、株価下落の不安が無くなり、対日・対中貿易赤字に対する何らかの決着が必要かと思います。短期的には少しハードルが高そうですね。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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利上げ10分前から11分後までの事前分析と、4時間前から24時間後までの事前分析はこちらの「2018年3月22日03:00予定ー米国金融政策(市場予想通り利上げ)発表の夜と翌日の反応分析(番外分析)」に詳述していました。
結果を下表下図に纏めておきました。
発表後の反応方向を示唆する傾向は、直前10-1分足と直後1分足の方向一致率が33%(不一致率67%)となっていました。そして、直後1分足と直後11分足の方向一致率は100%でした。
結果は、直前10-1分足と直後1分足の方向は一致し、直後11分足の方向も一致しました。
直後1分足跳幅を超えて直後11分足跳幅が反応を伸ばしたことは80%、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは60%でした。
結果は、跳幅・値幅ともに直後1分足を超えて直後11分足が反応を伸ばしました。
また、直後1時間足と直後4-24時間足の方向一致率が100%でした
結果はそれら方向が一致しました。
全体的には過去の傾向通りとなったものの、利上げ発表時刻は寝ていて、その後の長時間取引は避けたので、ちっとも利益はありません。
本日日中にUSDJPYは104円台(当座の安値は104.64円)まで下げたものの、欧州時間に入ってからは反発し、20時過ぎには105円台に復しました。FOMC前の起点106.2円までは戻せないなら、安値からの半値戻しは105.4〜105.5円付近となります。利上げ発表後の高値との半値なら105.7円付近です。
USDJPY上昇のためには、株価下落の不安が無くなり、対日・対中貿易赤字に対する何らかの決着が必要かと思います。短期的には少しハードルが高そうですね。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
タグ:米国,FOMC
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