2018年02月14日
2018年2月15日22:30発表ー米国景気指標「2018年2月集計分Phil連銀製造業景気指数」(結果検証済)
T.事前投稿
ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。
本指標の反応分析はこちらに詳述しています。下記詳述する今回の取引方針は、この分析結果に基づきます。
今回発表の要点は下表の通りです。
さて、この日22:30には「Phil連銀製造業景気指数」「NY連銀製造業景気指数」「生産者物価指数」「週次新規真付業保険申請件数」が発表されます。それぞれの指標の過去傾向を分析した結果は、上記太字をクリックすると参照できます。
がしかし、こんなに盛りだくさんでは、どの指標に注目すれば良いか絞り込まないと取引が出来ません。この点については次のように考えています。
Phil連銀製造業景気指数とNY連銀製造業景気指数との反応方向への影響力は、おそらく前者の方が強いでしょう。なぜなら、後日発表されるISM製造業景況指数との相関が、Phil連銀製造業景気指数の方が高いからです。
次に、Phil連銀製造業景気指数と生産者物価指数のどちらが反応方向への影響力が強いかは、、Phil連銀製造業景気指数の方が反応方向への影響力が強いと見込みます。なぜなら、当月は生産者物価指数を参考にすべき消費者物価指数が既に前日に発表されているからです。
よって、指標発表後の反応方向への影響力は、Phil連銀製造業景気指数>NY連銀製造業景気指数>生産者物価指数>週次新規真付業保険申請件数、の順ではないでしょうか。
外れたらごめんなさい。頭で考えたことで、これら4指標の影響力の強弱を過去に遡って調べた訳じゃありません。
前掲の詳細分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。
- 指標発表前は、直前1分足の陰線率が74%と偏りがある点に着目しましょう。
但し、この期間は陽線側への2・3pipsの逆ヒゲが目立ちます。だからこの期間に取引するなら、陽線側に2・3pips跳ねたら、ショートで逆張りです。それで年間を通して勝てそうです。利確・損切の目安は3・4pipsとしておけば良いでしょう。陽線側に跳ねなければ、取引を止めれば良いのです。 - 指標発表後は、直後1分足と直後11分足との方向一致率が81%です。その81%の方向一致時だけに注目したとき、直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことは85%です。
指標発表後の反応が暫く伸び続けるのだから、指標発表後に反応方向を確認したら早期追撃開始です。
けれども、指標発表から1分を経過しても、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が伸びていたことは44%しかありません。早期追撃開始で得たポジションは、発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺うべきです。
以上
U.事後検証
以下は、2018年2月15日に追記しています。
指標結果と反応を纏めておきます。
指標発表結果は前回結果・市場予想を上回りました。
同時発表されたNY連銀製造業景気指数は前回結果・市場予想を下回りました。生産者物価指数は、前年比・コア前月比・コア前年比が前回結果・市場予想を上回り、前月比は市場予想を上回りました。
そして、反応は陰線でした。
では、今回の反応に影響したのは、NY連銀製造業景気指数の結果だったのでしょうか? そんな訳ありません。
事前分析では、指標発表後の反応方向への影響力は、Phil連銀製造業景気指数>NY連銀製造業景気指数>生産者物価指数>週次新規真付業保険申請件数、の順と見込んでいました。
外れです。
USDJPYでなく、EURUSDの動きを見ても、指標発表後はUSD売で反応しています。経済が良くて、雇用も完全雇用に近づき、賃金と物価がやっと上昇を始めたようなのに、何が起きてもUSDが売られる状況が続いています。こんなおかしなことがいつまでも続くはずありません。
といっても、分析を外した以上(今回の反応がPhil連銀製造業景気指数の結果に対応し、同指標の反応は素直という分析)、ちっとも説得力がありません。
事前分析結果を検証しておきます。
- 指標発表前は、直前1分足の陰線率が74%と偏りがある点に着目していました。
結果は陽線でした。 - 指標発表後は、直後1分足と直後11分足との方向一致率が81%あり、その81%の方向一致時だけに注目したとき、直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことが85%あることに注目していました。
指標発表後に反応方向を確認したら早期追撃開始を行う予定でした。
結果は、発表直後1〜2秒ぐらいは陽線側に跳ねたようですが、すぐに一気に戻して、直後1分足は陰線で終えました。
よっぽど運が良くなければ、指標発表直後の陽線側への追撃はオーダーが通らなかったでしょう。直ぐに追撃方向は陰線側に転じたので、その時点でショートで追撃できれば勝てたでしょう。
指標発表から1分を経過しても、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が伸びていたことは44%しかありませんでした。
結果は、直後1分足終値を超えて直後11分足終値は反応を伸ばしており、これも分析を外しました。
取引結果は次の通りです。
あっという間に指標発表直後の陽線側への跳ねが陰線に転じたことが幸いしました。
分析がどうこう言うより、これは運が良かっただけですね。
次回本指標の発表は3月15日に行われます。来月もNY連銀製造業景気指数と同時発表です。
以上
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