2016年12月05日
'16.12/06.12:30予定ー豪州「RBA政策金利」分析
'16.12/06.12:30に豪州「RBA政策金利」の発表が予定されています。
RBAとはオーストラリア準備銀行のことで、日本の日銀に相当します。RBAの金融政策は、金融政策決定理事会で決定されます。金融政策決定理事会は近年1月を除き毎月第1火曜日に実施されます。
今回の市場予想は過去最低の1.50%で「現状維持」となっています。
RBA政策金利の市場における事前予想と発表結果について、先月から2014年12月まで22回分遡って調べてみました。結果を下図に示します。
図から、市場の事前予想と発表結果の関係を下表のように整理できます。
意見は人によってまちまちですが、
という点に着目します。
けれども、本当に誰も予想できていないのでしょうか。念のため発表直前1分足の跳幅を調べておきましょう。下表をご覧ください。
ちょっとだけ「ん!」って思いますが、よく考えると微妙ですね。念のためもう一度確認しておきますが、この表は「指標発表直後の1分足」でなく「指標発表直前の1分足」ですよ。
それに2015年3月は「予想に反して現状維持」でしたが、このときも指標発表直前1分足跳幅は50pips以上あります。「予想に反する」結果だったのに、事後ではなくて事前に大きく反応しています。
また、2015年4月は「予想通り現状維持」でしたが50pips以上跳ねています。これは、その前に2回続けて予想が外れて「市場が疑心暗鬼になっていた」と解釈できます。
あと、指標発表直前1分足跳幅が50pips以上あって説明していないのは、2015年11月だけです。これについては重要なので、この記事末尾に注意を補足しておきます。
いずれにせよ、直近で「予想に反する」結果になった5回のうち、3回は事前に大きな反応が現れました。「予想通り現状維持」となったときには、こんな反応は17回のうち2回しか事前に起きていません。
とりあえず、
と覚えておけばいいでしょう。
過去の反応を下図に示します。なお、この図はAUDJPYについてまとめたものです。
図から、この指標発表直後にはAUDJPYが大きく動いていることがわかります。がしかし、その動く幅はほとんど1分足跳幅で決まっているようです。確認してみましょう。
やはり、発表後に1分足の向きが確認できてから、pipsを稼ぐのは難しそうですね。あえて狙うなら、
というシナリオはあり得ます。稼げるpipsは小さいものの、これも一応、覚えておきましょう。
次に、過去の発表直前の始値基準10-1分足と同1分足、発表直後の始値規準1分足と10分足を上から順に並べてみます。
ぱっと見で気づくのは、直前1分足に陰線が多いこと、直後1分足と直後10分足に陽線が多いこと、ですね。念のため確認してみましょう。
明らかに偏りが見受けられます。つまり、直近22回の反応を見る限り、
というシナリオが適切と思われます。
なお、RBAが豪ドル安誘導のため利下げを繰り返している以上、利下げを行わないという発表後に「材料出尽くし」で陽線となるのは、金利に素直でなくても市場での自然な反応と言えるでしょう。そのため、発表直前に反対側に陰線となるのも、市場の動きとして自然だと言えます。
ここまでにいくつか挙がったシナリオ案を繋げて、今回のシナリオを準備しましょう。
まず、直近の傾向として発表直前1分足が陰線となった実績は80%です。発表前の1分より少し前に、発表直前1分足の陰線を見越して売ポジションを持ってもいいでしょう。
ですが、これで稼げるのは数pipsで、この売ポジションは発表までに必ず解消しなければなりません。
もし予定通りに売ポジションを持っても、発表直前1分足が陽線になりそうか、25pips以上動くような異常があれば、その時点でポジションを解消し、今回の取引は中止です。
次に、発表直後1分足の終値が確認できる頃に、1分足と同じ向きにポジションを持てば、その後9分以内に14pips程度稼げる可能性がありました。また、10分足が1分足のピークを3pips程度超えたら、1分足と逆の向きにポジションを持ち、10分足の終値がつく頃に利確して11pips程度を稼げる可能性がありました。
このシナリオは直近の平均値だけが根拠なので、確実性に欠けています。よって、実際のチャートでよほどチャンスを読み取れない限り不採用とします(読み取れたらポジションを持ちますが、そういう取引はこのブログの目的には沿っていません)。
そして、発表直前1分足が陰線になりそうで、且つ、あまり大きく動いていない場合(25pips未満)には、発表前に買ポジションを取り、25pips以上を狙いましょう(出来れば50pips)。
纏めると、
という方針で指標発表に臨みます。
1点、補足しておきます。
昨年2015年11月は、翌12月に米国FOMCが久しぶりに利上げすると市場に折込まれていた時期でした。このとき、RBA政策金利発表前にAUDを手放してUSDを確保する動きが強まり、同発表直前1分足が大きく陰線側に跳ねました。
現在と似た状況ですので、ご注意を。
いかがでしょう。もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。広告バナーはいずれも良心的なリンク先ばかりを選んでいます。ご安心ください。
RBAとはオーストラリア準備銀行のことで、日本の日銀に相当します。RBAの金融政策は、金融政策決定理事会で決定されます。金融政策決定理事会は近年1月を除き毎月第1火曜日に実施されます。
今回の市場予想は過去最低の1.50%で「現状維持」となっています。
【事前調査】
RBA政策金利の市場における事前予想と発表結果について、先月から2014年12月まで22回分遡って調べてみました。結果を下図に示します。
図から、市場の事前予想と発表結果の関係を下表のように整理できます。
意見は人によってまちまちですが、
- 市場はRBAがいつ政策金利を変更するのかあまり正確に予想できない
という点に着目します。
けれども、本当に誰も予想できていないのでしょうか。念のため発表直前1分足の跳幅を調べておきましょう。下表をご覧ください。
ちょっとだけ「ん!」って思いますが、よく考えると微妙ですね。念のためもう一度確認しておきますが、この表は「指標発表直後の1分足」でなく「指標発表直前の1分足」ですよ。
それに2015年3月は「予想に反して現状維持」でしたが、このときも指標発表直前1分足跳幅は50pips以上あります。「予想に反する」結果だったのに、事後ではなくて事前に大きく反応しています。
また、2015年4月は「予想通り現状維持」でしたが50pips以上跳ねています。これは、その前に2回続けて予想が外れて「市場が疑心暗鬼になっていた」と解釈できます。
あと、指標発表直前1分足跳幅が50pips以上あって説明していないのは、2015年11月だけです。これについては重要なので、この記事末尾に注意を補足しておきます。
いずれにせよ、直近で「予想に反する」結果になった5回のうち、3回は事前に大きな反応が現れました。「予想通り現状維持」となったときには、こんな反応は17回のうち2回しか事前に起きていません。
とりあえず、
- 今回もし発表直前1分足が25pipsも動くなら、取引をやめておく
と覚えておけばいいでしょう。
【事前分析】
過去の反応を下図に示します。なお、この図はAUDJPYについてまとめたものです。
図から、この指標発表直後にはAUDJPYが大きく動いていることがわかります。がしかし、その動く幅はほとんど1分足跳幅で決まっているようです。確認してみましょう。
やはり、発表後に1分足の向きが確認できてから、pipsを稼ぐのは難しそうですね。あえて狙うなら、
- 1分足の終値が確認できる頃に、1分足と同じ向きにポジションを持てば、その後9分以内に14pips程度稼げる可能性がある
- 10分足が1分足のピークを3pips程度超えたら、1分足と逆の向きにポジションを持ち、10分足の終値がつく頃に利確して11pips程度を稼ぐ
というシナリオはあり得ます。稼げるpipsは小さいものの、これも一応、覚えておきましょう。
次に、過去の発表直前の始値基準10-1分足と同1分足、発表直後の始値規準1分足と10分足を上から順に並べてみます。
ぱっと見で気づくのは、直前1分足に陰線が多いこと、直後1分足と直後10分足に陽線が多いこと、ですね。念のため確認してみましょう。
明らかに偏りが見受けられます。つまり、直近22回の反応を見る限り、
- 発表直前1分足が陰線となったことが80%もある。上跳幅の平均値は9pipsで下跳幅の平均値は-14pipsある。よって、発表直前の1分前に売ポジションをもち、発表までに解消してもよい。
- 発表直後1分足が陽線となったことが71%、同10分足が陽線となったことが76%もある。10分足の上跳幅の平均値は36pipsで下跳幅の平均値は18pipsである。よって、発表直前に買ポジションを持ち、10分足が完成するまでに30pips以上のポジションを解消すればよい。
- がしかし、予想に反して利下げとなった場合、過去のチャートでは100pips程度の陰線となってしまう。従って、上記の買ポジション取得時には30pips程度の逆指値注文ができるとよい。FX会社によっては指標発表前後に逆指値注文を受け付けない会社がある。その場合、陰線での反応を確認次第、ポジションを解消する。
というシナリオが適切と思われます。
なお、RBAが豪ドル安誘導のため利下げを繰り返している以上、利下げを行わないという発表後に「材料出尽くし」で陽線となるのは、金利に素直でなくても市場での自然な反応と言えるでしょう。そのため、発表直前に反対側に陰線となるのも、市場の動きとして自然だと言えます。
【シナリオ】
ここまでにいくつか挙がったシナリオ案を繋げて、今回のシナリオを準備しましょう。
まず、直近の傾向として発表直前1分足が陰線となった実績は80%です。発表前の1分より少し前に、発表直前1分足の陰線を見越して売ポジションを持ってもいいでしょう。
ですが、これで稼げるのは数pipsで、この売ポジションは発表までに必ず解消しなければなりません。
もし予定通りに売ポジションを持っても、発表直前1分足が陽線になりそうか、25pips以上動くような異常があれば、その時点でポジションを解消し、今回の取引は中止です。
次に、発表直後1分足の終値が確認できる頃に、1分足と同じ向きにポジションを持てば、その後9分以内に14pips程度稼げる可能性がありました。また、10分足が1分足のピークを3pips程度超えたら、1分足と逆の向きにポジションを持ち、10分足の終値がつく頃に利確して11pips程度を稼げる可能性がありました。
このシナリオは直近の平均値だけが根拠なので、確実性に欠けています。よって、実際のチャートでよほどチャンスを読み取れない限り不採用とします(読み取れたらポジションを持ちますが、そういう取引はこのブログの目的には沿っていません)。
そして、発表直前1分足が陰線になりそうで、且つ、あまり大きく動いていない場合(25pips未満)には、発表前に買ポジションを取り、25pips以上を狙いましょう(出来れば50pips)。
纏めると、
- 発表1分より少し前に売ポジションを取得し、発表直前1分足で10pips程度の刈り取りを狙う。このポジションは必ず発表までに解消する。
- 発表直前1分足が25pips以上動く場合か、陽線となりそうな場合には、改めて買ポジションにドテンしない。
- 発表直前1分足が25pips以内しか動かず、且つ、陰線を形成しそうな場合、発表直前に買ポジションを取得し、30pips以上(出来れば50pips)の刈り取りを狙う。
- 発表直後に陰線側に反応した場合、速やかにポジションを解消する。
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以上
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