2017年04月30日
生保の2017年度投資方針
生保各社の2017年度投資方針が発表されています。
日本生命は、2017年度に円金利以外の資産を増加させる方針を示しています。
超長期債は利回り1%以上を目安に投資対象として検討し、米債以外にヘッジコストが安い欧州債への投資を見込んでいるそうです。2017年度の新規資金配分は、前年度実績とほぼ同じ1.61兆円だそうです。
2016年度末の資産構成比は、一般貸付・国内債・ヘッジ外債の円金利資産が約71%、内外株式・オープン外債・不動産など円金利以外の運用資産が約28%でした。
第一生命保険も、2017年度の一般勘定資産運用計画について、国債投資は引き続き慎重姿勢を維持し、外債投資は為替・金利水準を踏まえて機動的に対応する方針を示しました。但し、ヘッジ付き外債は3年連続で積み増してきたものの、ヘッジコスト考慮後の利回りや米利上げ動向などを慎重に見極めて投資時期を探っていくとのことです。
明治安田生命は、2017年度の運用計画を発表し、外債残高を増やす方針を示しました。オープン外債は金利水準に留意しつつ、円高局面で重点的に積み増すそうです。ヘッジ付き外債は円債とのトータルリターンの比較で優位なら積み上げる考えです。一方で、円債残高は減少させる計画で、市場環境を考慮しつつ、慎重に対応していくとのことです。
朝日生命保険の2017年度の運用計画では、為替ヘッジ付き外債を中心に外貨建て債券を1000億円積み増す方針が報道されました。
外債はヘッジ付き外債が中心となる見通しで、昨年末時点のヘッジ比率は88%とかなり高い水準です。同社は、為替のレベルがある程度まで落ち付いてくるようになれば5%ぐらいはヘッジをはずす、との見解も示しています。米国債金利は年後半の上昇を見込んでいるそうです。
ふむふむ。
当然ながらヘッジ付き外債中心の運用だったものが、利益増のためヘッジを外した運用比率を高める自信が得られた、ということでしょうか。
もしいま海外資産を買って、これから外貨レートが高くなったらなら、円に戻す際に利益が増えます。もし、今の円レートが高くて将来は安くなるなら、将来に円に戻した際に円での利益が増えます。
基本は長期の為替レートで捉えているハズですが、年度であってもその逆に為替が動くなら、外債運用比率を増やしたりヘッジを外そうという動きを強める理由になりません。
日本生命は、2017年度に円金利以外の資産を増加させる方針を示しています。
超長期債は利回り1%以上を目安に投資対象として検討し、米債以外にヘッジコストが安い欧州債への投資を見込んでいるそうです。2017年度の新規資金配分は、前年度実績とほぼ同じ1.61兆円だそうです。
2016年度末の資産構成比は、一般貸付・国内債・ヘッジ外債の円金利資産が約71%、内外株式・オープン外債・不動産など円金利以外の運用資産が約28%でした。
第一生命保険も、2017年度の一般勘定資産運用計画について、国債投資は引き続き慎重姿勢を維持し、外債投資は為替・金利水準を踏まえて機動的に対応する方針を示しました。但し、ヘッジ付き外債は3年連続で積み増してきたものの、ヘッジコスト考慮後の利回りや米利上げ動向などを慎重に見極めて投資時期を探っていくとのことです。
明治安田生命は、2017年度の運用計画を発表し、外債残高を増やす方針を示しました。オープン外債は金利水準に留意しつつ、円高局面で重点的に積み増すそうです。ヘッジ付き外債は円債とのトータルリターンの比較で優位なら積み上げる考えです。一方で、円債残高は減少させる計画で、市場環境を考慮しつつ、慎重に対応していくとのことです。
朝日生命保険の2017年度の運用計画では、為替ヘッジ付き外債を中心に外貨建て債券を1000億円積み増す方針が報道されました。
外債はヘッジ付き外債が中心となる見通しで、昨年末時点のヘッジ比率は88%とかなり高い水準です。同社は、為替のレベルがある程度まで落ち付いてくるようになれば5%ぐらいはヘッジをはずす、との見解も示しています。米国債金利は年後半の上昇を見込んでいるそうです。
ふむふむ。
当然ながらヘッジ付き外債中心の運用だったものが、利益増のためヘッジを外した運用比率を高める自信が得られた、ということでしょうか。
もしいま海外資産を買って、これから外貨レートが高くなったらなら、円に戻す際に利益が増えます。もし、今の円レートが高くて将来は安くなるなら、将来に円に戻した際に円での利益が増えます。
基本は長期の為替レートで捉えているハズですが、年度であってもその逆に為替が動くなら、外債運用比率を増やしたりヘッジを外そうという動きを強める理由になりません。
以上
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