2017年04月28日
2017年4月28日21:30発表予定ー米国経済指標「四半期GDP速報値」・実態指標「四半期PCE速報値」発表前後のUSDJPY反応分析
速報です。失敗です。
ーー以下、事前投稿ですーー
以下、「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」を事後投稿しています。ブログの日付は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。
2017年4月28日21:30に米国経済指標「四半期GDP速報値」・実態指標「四半期PCE速報値」が発表されます。今回発表は2017年1-3月期分の集計結果です。
本指標の要点は下表に整理しておきました。
直後1分足と直後11分足の過去の反応平均値をご覧ください。跳幅・値幅ともに、初期反応後はあまり伸びない指標のようです。
次に、本指標発表前後にポジションを持つときのポイントを整理しておきます。
公開情報や既出情報に基づく調査を行っています。
省略します。
以下の調査分析範囲は、2013年1-3月分以降前回までの16回分のデータに基づいています。
下図に過去の市場予想と発表結果を示します。
今回の市場予想は、GDPが1.2%(前回差異△0.9%)、PCEが1.1%(前回差異△2.4%)となっています。
今回は、後述する定量分析の結果が明確で、それを定性分析の結論で覆せるとも思えません。関連指標も含めた定性分析は割愛します。
過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。
直前10-1分足は、上ヒゲが目立ちます。
直前1分足は、最近大きく反応しがちです。前回発表時には下ヒゲ先端が39pipsにも達しました。それよりも着目すべき点は、直近の直前1分足が4回続けて直後1分足の方向と一致している点です。
過去の指標と反応の関係を比較分析しています。方向に関する的中率に比べ、程度に関する的中率は残念ながら低いというのが実情です。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。
直後11分足は、直後1分足との方向一致率が75%で、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが58%です。方向一致率こそ高いものの、反応伸長確率が高いとは言えません。追撃ポジションを取るなら、高値(安値)掴みをしないように気を付けましょう。
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。
直後1分足は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ79%・79%です。
直後11分足は、直前10-1分足・直後1分足との方向一致率がそれぞれ71%・75%です。
指標一致性分析は、指標の前回結果と市場予想の差(事前差異)と、発表結果と市場予想の差(事後差異)を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。
事前差異は、各時間足との方向一致率に有益な相関を見出せません。つまり、市場予想がどうあれ反応がどちらになるかは予想できません。
一方、事後差異は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ71%・71%です。これは、指標発表前のローソク足の方向が、市場予想を発表結果が上回るか下回るかを予見している、ということです。
そして、直後1分足・直後11分足は、事後差異との方向一致率がそれぞれ100%・73%です。発表結果の良し悪しに応じて素直に反応しています。
巻頭箇条書きのシナリオの項をご参照ください。
もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
ーー以下、事前投稿ですーー
以下、「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」を事後投稿しています。ブログの日付は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。
2017年4月28日21:30に米国経済指標「四半期GDP速報値」・実態指標「四半期PCE速報値」が発表されます。今回発表は2017年1-3月期分の集計結果です。
本指標の要点は下表に整理しておきました。
直後1分足と直後11分足の過去の反応平均値をご覧ください。跳幅・値幅ともに、初期反応後はあまり伸びない指標のようです。
次に、本指標発表前後にポジションを持つときのポイントを整理しておきます。
- まず、本指標で取引する上での注意点です。
直前10-1分足は、上ヒゲが目立ちます。そのことを念頭に置いた上で、直前1分足は最近大きく反応しがちなので注意が必要です(前回発表時には下ヒゲ先端が39pipsにも達しました)。何より着目すべき点は、直近の直前1分足が4回続けて直後1分足の反応方向と一致している点です。
そして、直後11分足は、直後1分足との方向一致率が75%で、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが58%です。方向一致率こそ高いものの、反応伸長確率が高いとは言えません。追撃ポジションを取るなら、高値(安値)掴みをしないように気を付けましょう。 - 本指標は、指標一致性分析の結果、次の特徴が明らかになっています。
事前差異は、各時間足との方向一致率に有益な相関を見出せません。つまり、市場予想がどうあれ、どちらに反応するかは予想できません。
一方、事後差異は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ71%・71%です。これは、指標発表前のローソク足の方向が、市場予想を発表結果が上回るか下回るかを、ほぼ正しく予見できているということです。
そして、直後1分足・直後11分足は、事後差異との方向一致率がそれぞれ100%・73%です。発表結果の良し悪しに応じて素直に反応しています。
なお、100%という数字は誤解を招きがちなので補足していきます。ここに挙げた確率は、過去のデータから算出した確率であって、今回の反応そのものの確率ではない点、予めご了承ください。 - シナリオは次の通りです。
(1) 直前10-1分足は、参加者が市場予想を上回る・下回るを正しく捉えて、トレンドを形成する可能性があります。その方向が掴みやすそうなら便乗します。
(2) 直前1分足は、最近、大きく反応しがちで、反応方向が直後1分足の方向と一致しがちです。直前10-1分足の反応方向に追撃して、そのまま指標発表を跨いで、直後1分足跳幅狙いでの利確を狙います。但し、直前10-1分足と直前1分足の方向が異なる場合、損切です。
(3) 直後1分足は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ79%・79%です。指標発表直前に、直前10-1分足と直前1分足の方向が一致している場合はポジションを取得し、両者方向が不一致の場合はポジション取得を諦めます。
(4) 直後11分足は、直前10-1分足・直後1分足との方向一致率がそれぞれ71%・75%です。但し、直後1分足終値よりも直後11分足終値の反応が同じ方向に伸びたことは58%しかありません。追撃ポジション取得は慎重に行って、チャンスがなければ諦めます。
T.調査
公開情報や既出情報に基づく調査を行っています。
【1. 指標概要】
省略します。
【2. 既出情報】
以下の調査分析範囲は、2013年1-3月分以降前回までの16回分のデータに基づいています。
(2-1. 過去情報)
下図に過去の市場予想と発表結果を示します。
今回の市場予想は、GDPが1.2%(前回差異△0.9%)、PCEが1.1%(前回差異△2.4%)となっています。
今回は、後述する定量分析の結果が明確で、それを定性分析の結論で覆せるとも思えません。関連指標も含めた定性分析は割愛します。
(2-2. 過去反応)
過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。
直前10-1分足は、上ヒゲが目立ちます。
直前1分足は、最近大きく反応しがちです。前回発表時には下ヒゲ先端が39pipsにも達しました。それよりも着目すべき点は、直近の直前1分足が4回続けて直後1分足の方向と一致している点です。
U. 分析
過去の指標と反応の関係を比較分析しています。方向に関する的中率に比べ、程度に関する的中率は残念ながら低いというのが実情です。
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。
直後11分足は、直後1分足との方向一致率が75%で、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが58%です。方向一致率こそ高いものの、反応伸長確率が高いとは言えません。追撃ポジションを取るなら、高値(安値)掴みをしないように気を付けましょう。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。
直後1分足は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ79%・79%です。
直後11分足は、直前10-1分足・直後1分足との方向一致率がそれぞれ71%・75%です。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標の前回結果と市場予想の差(事前差異)と、発表結果と市場予想の差(事後差異)を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。
事前差異は、各時間足との方向一致率に有益な相関を見出せません。つまり、市場予想がどうあれ反応がどちらになるかは予想できません。
一方、事後差異は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ71%・71%です。これは、指標発表前のローソク足の方向が、市場予想を発表結果が上回るか下回るかを予見している、ということです。
そして、直後1分足・直後11分足は、事後差異との方向一致率がそれぞれ100%・73%です。発表結果の良し悪しに応じて素直に反応しています。
【6. シナリオ作成】
巻頭箇条書きのシナリオの項をご参照ください。
以上
もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。
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ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
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