2017年04月14日
今夜からのEURやGBPへの取り越し苦労
今夜は米国実態指標「小売売上高」と物価指標「消費者物価指数(CPI)」が発表されます。いつもなら注目度が高い指標で、反応も20pips程度(直後1分足跳幅)あるものの、今回はちょっと事情が違うでしょう。
米国・欧州・英国・豪州もイースターで休日となる国・会社が多いため、市場参加者が少ないと見込まれます。加えて、先週以降、多くの通貨が売られていましたが、昨夜までに便乗した売ポジション(対円・対スイスフラン)はイースター連休前ということもあって、だいぶ解消されたと思われます。売り余地がまた戻った状態です。
さて現在、EURUSDやGBPUSDが、過去数か月で下抜けできなかった強いサポートの近くにあります。でも、先週来続いたリスクと、仏大統領選第1回投票を来週に控えた週末で、EURやGBPは売られ始めたときに勢いが強くなりやすくなっています。EURUSD・GBPUSDは、下向きに一気に進みやすい、と見ています。
先週来の様子を見る限りでは、リスクが起きればEURUSDやGBPUSDは上向きに動きます。でも、そんなのアテになんかなりません。どっちに動くかなんて、いざというときにはわからないのです。
USDJPYで似たような状況(ポジションや売買指値が少ない状態)は、確か2012年か2013年かに、なかなか100円を上抜けできなかったときに(当時、100円に強いレジスタンスがあった)、日本が連休中でUSDJPYの流動性が小さくなっている夜に、ずっと超えられなかったレジスタンスを上抜いて、ストップを巻き込みながら、するすると100円を超えたことがあります。
いま心配しているのとは、逆方向に抜けていった事例ですが。
EURやGBPも流動性が低い市場で下を狙われたら、ちょっと危ない水準に現在位置しているんじゃないでしょうか。
俯瞰するため、ドルストレートで主要国通貨のチャートを月足・週足・日足と、時間の長い方から眺めておいた方がいいでしょう。
そうそう滅多に大きな狩りが行われることはありません。
がしかし、いつもに増して慎重に週末を迎えましょう。EURやGBPが動けばUSDが動くので、USDJPYだって影響を受けます。
我々のようなアマチュアは、無理をして勝つことよりも、無理をすれば負けることの方が多いのです。取り越し苦労なら、損はしません。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
米国・欧州・英国・豪州もイースターで休日となる国・会社が多いため、市場参加者が少ないと見込まれます。加えて、先週以降、多くの通貨が売られていましたが、昨夜までに便乗した売ポジション(対円・対スイスフラン)はイースター連休前ということもあって、だいぶ解消されたと思われます。売り余地がまた戻った状態です。
さて現在、EURUSDやGBPUSDが、過去数か月で下抜けできなかった強いサポートの近くにあります。でも、先週来続いたリスクと、仏大統領選第1回投票を来週に控えた週末で、EURやGBPは売られ始めたときに勢いが強くなりやすくなっています。EURUSD・GBPUSDは、下向きに一気に進みやすい、と見ています。
先週来の様子を見る限りでは、リスクが起きればEURUSDやGBPUSDは上向きに動きます。でも、そんなのアテになんかなりません。どっちに動くかなんて、いざというときにはわからないのです。
USDJPYで似たような状況(ポジションや売買指値が少ない状態)は、確か2012年か2013年かに、なかなか100円を上抜けできなかったときに(当時、100円に強いレジスタンスがあった)、日本が連休中でUSDJPYの流動性が小さくなっている夜に、ずっと超えられなかったレジスタンスを上抜いて、ストップを巻き込みながら、するすると100円を超えたことがあります。
いま心配しているのとは、逆方向に抜けていった事例ですが。
EURやGBPも流動性が低い市場で下を狙われたら、ちょっと危ない水準に現在位置しているんじゃないでしょうか。
俯瞰するため、ドルストレートで主要国通貨のチャートを月足・週足・日足と、時間の長い方から眺めておいた方がいいでしょう。
そうそう滅多に大きな狩りが行われることはありません。
がしかし、いつもに増して慎重に週末を迎えましょう。EURやGBPが動けばUSDが動くので、USDJPYだって影響を受けます。
我々のようなアマチュアは、無理をして勝つことよりも、無理をすれば負けることの方が多いのです。取り越し苦労なら、損はしません。
以上
ーーー以下は広告ですーーー
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6163196
この記事へのトラックバック