アニメ偉言

ビッグ1「かつてルネッサンス、
イタリアの政治思想家は言った。
味方より敵を利用することこそ有益であると」

闇遊戯「フン。また世界の諺か」

14世紀にイタリアで始まったルネッサンス期。
数百年の歴史を持つ言葉の重みがあるかもしれない。
しかし、闇遊戯は数千年前の古代エジプトの王の魂なわけで。
歴史の重みでは遊戯のほうが断然有利と考えられなくもない―!?

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ビッグ1「防御は攻撃より安易で強力な戦闘方式である。
しかし、その目的は現状維持であり消極的である。
そう言った将軍もいたがね。現状維持ほど有効な戦闘はない」

攻撃こそ最大の防御とよくいう。
しかし防御の構えのまま突進する戦法だってある。
何事も基本は大事だが、臨機応変に対処することも重要だ。


乃亜「瀬人。現実と夢の境は
曖昧に整理された記憶でしかないんだ。
それなのに人間はもがき、思い出を
バネにしてより高みを目指そうとする。
所詮は脳の電気信号でしかない
曖昧な記憶を拠り所にしてね」

だって人間だもの。
心の働きを科学的に捉えすぎて
虚無的に陥るのだって結局は心を持つがゆえ。
すべてを含めて人間という機構は成り立っている。

こんなこと言ってる乃亜もじゅうぶん人間的だよ。
乃亜の正体ってなんだったか忘れたけど。
だって人間だもの。


ビッグ1「まあ所詮クリボーでは役不足だろうが」

役不足の誤用ですね。
こういう場合は力不足というのが正しい。


ビッグ1「数のうえでの物量戦が戦いおいて有効なのは
古今東西の兵法書に記されている。
例えば古代中国では大兵に傷つくことなし。
とあり、あるいはフランスでも、勝利は太兵に存す。
という言葉が伝えられている。だがその一方、
かのプロイセンの軍事理論家は、数の優勢というものは
勝利の要因のひとつすぎないという提言も残しているがね」

闇遊戯「うるさいぜ。少し黙ってろ!」

くどくどご高説を垂れるのは心理的動揺を誘う作戦でもあるのかな。


ビッグ1「倒すこと。これすなわち
新たなる敵を生み出すことにほかならない」

乃亜「いくら攻撃を受けようとも決して
返し手の仕掛けを怠らない強かな戦法。
妖怪と呼ばれるあの男らしいデュエルだね」

妖怪の仕業です?


ビッグ1「かつてプロイセンの将軍は言った。
敗軍の将は退却開始の相当前から
その運命を自覚していたはずである」

長引くデュエル。
次回に続くことは相当前から自覚していたよ…



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