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2016年06月18日

第参拾八話「最終局面」うしおととら・名言

うしお「自衛隊!」

雷信「あれは雪妖たち!」

山ン本「お前たちの旅は無駄ではなかった」


原作のサンピタラカムイの言を東の長が代行。
雪女のエピソードがあれば雪妖登場も盛り上がったのにね。
まあ、アニメは原作よりかなりストーリーが省略されているが、
そのぶん密度の濃い展開になったといえるかな―

うしおととら 完全版 15 (少年サンデーコミックススペシャル)
うしおととら 完全版 15 (少年サンデーコミックススペシャル)



守矢「恐れることはありません! 皆さん!
白面のことを恐れることはないのです!」


守矢さんもね。
アニメでは単なるテレビリポーターになってるけど、
原作ではうしおたちと直接関わった重要キャラなのよ。


雷信「見ろ!」

かがり「白面が砕けるわ!」

山ン本「しかし、これは」

神野「おかしいぞ」


白面大爆発。
しかし倒れたわけではなかった。


神野「これは…」

山ン本「毒気!」

神野「おのれ! その手があったか!」


白面は体を毒気と化し、結界内を覆い尽くした。
その手があったか、と神野は言ったけど、
つまり妖怪なら誰でもそういう手は使えるのかな。


とら「うしお。人間の言葉にゃ
『タイマン』ってのがあるよな」

うしお「あるぜ」

とら「じゃあ、これがわしらと奴の…」

うしお「ああ、タイマンさ!」


なぜかうしおととらには白面の毒は効かなかった。
そして始まる怠慢じゃなくてタイマン勝負。
タイマンは本来1対1(マンツーマン)の意味だけど、
うしおととらは2人で1人扱いだから問題ナッシング?


白面「小さくなった、弱くなったと?」

白面は体を毒気と化したことで以前の3分の1程度の大きさに縮んでいた。
これが魔人ブウだったら「なんとかなりそうだ」のとおりになったのだが、
白面はどちらかといえばフリーザ最終形態のような変身?
見た目で強さを判断するなといういい例だ。(声:山ン本の中の人)


白面「我はお前たちを直接
殺滅するためにこの姿になったのだ。
我のすべての力を見せたうえでな」

白面「我の尾の一本目は霧の妖『シュムナ』。
二本目は『くらぎ』。三本目は『斗和子』。
四本目は『あやかし』。五本目六本目は
婢妖と黒炎の塊だった! そして見よ…
これが七本目と八本目だ!」


白面、七本目の尾は嵐と雷。
八本目は槍が鱗のように連なった尾。
とらの得意技と、獣の槍に真っ向から対抗するような。

原作だと、昔の白面は「酸の尾」と「鉄の尾」を使っていた。
酸の尾はシュムナに、鉄の尾は槍の尾に強化されたのかな?


白面「駄目で…あろ?」

小さくなっても白面強し。


海座頭「須磨子よ。守うてやるぞ」

海座頭「潮の流れが変わるなど、
海にはまっこと多いことぞ」


黒炎の群れの前に立ちはだかる海座頭。
ほかの妖怪たちもそうだけど、本来なら
黒炎と戦うのは到底無理なレベル差だろうに。
この一大決戦にみんな超パワーアップしてるね。


日輪(伝承者でなくとも、
男でなくとも、私は私! 関守日輪だ!!)


日輪は準ヒロインといったところだろうか。


うしお「今、俺たちは太陽と一緒に戦っている!」

今、俺たちは日輪と一緒に戦っている!?
じゃなくて、うしとら屈指の名言キタ――(゚∀゚)――!!





字伏「お前はもう、強い」

ドラクエでレベル99になったときの神父様の台詞みたい。


うしお「字伏たちが白面の姿に!」

字伏「字伏になっても白面への
憎しみ消えぬ我らは何になる?
何になる? …奴になるのさ!」

白面「面白し。獣の槍がつまるところ
我を生み出しているとはな。だが…
我は多く在る必要無し!」

字伏「お前はその少年と出会った。
我らは出会わなかった。それが答えだ」

とら「何言ってんだ! わしは
こいつを喰らいたかっただけだぜ」

字伏「お前はいろいろなものを
その少年から喰ったのだろう?
それがお前の強い故さ」


とらはじゅうぶんに強い! うしおもじゅうぶんに強い!
一方、字伏たちの憎しみは留まるところを知らず。
ついには憎しみの対象と同化するという末路。
レベル99というのは人間でいられるギリギリ境界線なのかも?


バルちゃん「お姉ちゃん。
この辺りはもう大丈夫だよ」


原作だとこの場に駆けつける設楽水乃緒がアニメにはいない…
殺しいまい、お外堂さん!


とら「なぜ見下さねえ。
王者ってのは下っ端をそう見るもんだ。
それが、おめえはずっと下から睨めあげてる」

とら「こいつの目はな、嫉妬の目だ。
獣の槍が怖ぇんだ。いや、獣の槍を使う
蒼月潮が連れてくる、すべての陽の存在。
それが羨ましくて、そして何より
恐ろしいんだろ! 白面!」


とらが白面を心理分析。
白面の上目遣いの視線は嫉妬からくるもの。
これを原作で読んだときは「なるほど」と思ったなあ―







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