アニメ偉言

セルゲイ「連続ダメージにも
表情ひとつ変えずか…つまらん!」

メリッサ「せ、セルゲイ。
コースを壊しはじめました!」

つまらん芸だ。
と、前回Dホイールと合体したセルゲイを見たジャックは言った。
今度はセルゲイがつまらんと言い、破滅のデュエルマシンとして暴れる暴れる―

放蕩スリーブ No.51 ジャック・アトラス 63mm×90mm 遊戯王 50枚入り




ジャック「バケモノが」

ジャック苦戦?
つまらん芸からバケモノに昇格（?）したセルゲイ。


柚子「シティの人たちを絶望させて
その先に何があるっていうの!?」

ロジェ「新たなる希望だよ」

柚子「新たなる希望?」

ロジェ「この私、ジャン・ミシェル・ロジェというね」

ロジェの野望は自らの王国を打ち立てること。
シンジの革命では上下が入れ替わるだけでシティの体質は根本的に変わらない。
だが、もしロジェが野望を達成すれば、たしかにシティは新たなる時代へ突入するだろう。



昨日発売されたVジャンプ4 月号掲載の漫画版ARC-V。
なんでもG・O・D（ジェネシス・オメガ・ドラゴン）というカードが
未来において世界を滅ぼすという。（まるで5D'sの滅びの未来）
アニメとも関連した設定なのか、それともアニメはアニメで行くのか。


ジャック「シンクロと融合の同時召喚。
もはや見飽きたわ」

セルゲイ「レベル5のストーン・スィーパーに
レベル1のグランド・キーパーをチューニング!
大地に取り憑きし妖精よ。その妖しき力で万物を揺るがせ!
シンクロ召喚!　現れよ!　レベル6、地縛戒隷ジオグレムリン!
続いてストーン・スィーパーとグランド・キーパーを融合!
石に囚われし者よ!　地に封じられし者とひとつとなりて
大地を掴め!　融合召喚!　現れよ!　レベル6、
地縛戒隷ジオグレムリーナ!」

さあ苦悩の時間だ。
と、セルゲイはジャックに究極の選択を迫った。
レッドデーモンズを破壊するか否か。

破壊すれば1ターン猶予が生まれ、破壊しなければ即敗北という状況だ。
しかし、破壊したところで敗北という布石をロジェは打っていた。


ジャック「選択の余地などない」

セルゲイ「やはり破壊を選択か?」

ジャック「愚かな。貴様は
戦いに挑むとき己の魂を捨てるか?」

セルゲイ「魂だと?」

ジャック「レッドデーモンズこそ我が魂の証!
いかなる窮地に立とうとも、
それを破壊することなどありえない!
たとえこの身が朽ち果てようと!」

自分の相棒たるモンスターだからこそ
信じて破壊する主人公もいたよな遊戯王には。
しかしジャックは断固拒否。カッコいい。
でもどうすんの。


ジャック「魂を極限まで燃やし、
その輝きとともに勝利を掴む!
灼熱の太陽のごとく激しく燃え、
宇宙に煌めく星のごとく燦然と輝く!
それが俺の…キングのデュエルだ!」

セルゲイ「くだらん!
魂などでデュエルは勝てん!
見よ!　この体を!　この完成されたボディと
完璧なタクティクスが織りなすコンボを!」

ジャック「フン!　道化だな」

つまらん芸⇒バケモノ⇒道化。
セルゲイはジャックの言葉に一瞬心打たれた様子だが、
自分に酔ってそのままデュエルを続行する。
美しい。


ジャック「完璧なものなどない。
あるとすればそれはひとつ。この俺だ!」

ジャック「一瞬の光で十分だ」

ジャック「たとえ一瞬のわずかな光であろうと
勝利の道を照らす明かりにする。
それが俺の…キングのデュエル!」

キング咆える!
ジャック!　ジャック!　ジャック!
という声援もなく観客は固唾を飲む。
いつしか革命の暴動も収まっていた。


セルゲイ「速攻魔法、地縛融合!」

セルゲイ「ジオグレムリンと
ジオグレムリーナと融合!
地を司る悪魔よ。大地を掴む悪魔よ。
今、雌雄ひとつとなりて、
大いなる大地の底より来れ!
融合召喚!　現れよ!　レベル10、
地縛戒隷ジオグラシャ＝ラボラス!」

セルゲイ「ダークネス・マイアズマ!」



グラシャ＝ラボラスがモデルの地縛神。
セルゲイの切り札が登場だ。
マイアズマは毒気、瘴気の意。
ダークネスぅ!


メリッサ「ああっ!　キング。
レッドデーモンズでセルゲイの落下を救いました!」

ジャック「デュエルの決着はデュエルでつける。
それが俺のやり方だ!」

セルゲイ「うっ!　ううっ!　うつっ…う…美しい」

セルゲイがジャックの、キングのデュエルをついに認めた。
恍惚とした溜め息まで吐いちゃって。
もはやロジェの命令も届かない。


ジャック「装備魔法
魂を刻む右（エングレイブ・ソウル・ライト）発動!」

5D'sにおけるシグナーの紋章と
バーニングソウルを合わせたようなカードが来た!?
真紅に燃え盛るレッドデーモンズ。う、美しい。


ジャック「灼熱のクリムゾン・ヘル・バーニング!」

決着。
再び落下したセルゲイをジャックはまた救おうとするが…


セルゲイ「俺の美しい散り様を邪魔するな!
あばよ、キング…」

ジャック「セルゲイ・ヴォルコフ…」

セルゲイ「美しい!」

メリッサ「勝者!　私の…みんなの…
シティの…ジャック・アトラス!!」

薔薇は薔薇は、気高く咲いて。
薔薇は薔薇は、美しく散る―



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