アニメ偉言

コナン「こっちのおじさんも
大丈夫みたいだよ」

袋小路 貞夫（43）、会社員が酔っぱらってビルの屋上から転落した。
下を通りかかった小松 均（28）、会社員に危うく激突しそうになったが、
コナンが蹴ったボールを当てて袋小路をゴミ置き場に落下させた。

ボールが当たった袋小路は錐揉み大回転して吹っ飛んだが、
コナンの言うように大丈夫だった。殺したかと思ったぞ…

小説 名探偵コナン CASE2 (小学館ジュニア文庫)




コナン「擦過痕も残ってるしな」

元太「なんだ?　サッカコンって?」

灰原「あれよ。柵の汚れが
拭ったようになってるでしょ」

歩美「落とされたとき、
袋小路さんの服でこすれたんだね」

こすってできた傷を擦過傷と言うね。
袋小路は酔った勢いでの自殺未遂と思われたが、
実は誰かに突き落とされた殺人未遂事件だった。


千葉刑事「自分は競争社会の負け組なんだから
誰からも恨まれるはずがないと…」

自殺する理由はあっても、殺される理由はないと主張した袋小路。
そんなネガティブオーラふりまいてたから目障りに思われたんじゃないの?


小松「あ〜ここだ。
ここだよここ。ここで俺、
ペッシャンコにされるところでさ」

雪ヶ谷「わかったって。
お前がツイてないのは」

コナン「お友達にも
雲の悪さを話してたの?」

袋小路の下敷きになりかけた小松も同じくネガティブ。
雪ヶ谷 大介（28）、会社員相手に不幸自慢。
徹夜自慢とか残業自慢も仕事人間をアピールしてるように見えて、
どちらかといえばネガティブなんだよなあ。


小松「仕事はできるし、
スポーツ万能だし、大金持ちの御曹司だし。
同期入社なんだけど、全然俺と違って…
何しろ今まで一度も挫折を
味わったことがないって奴なんだ」

光彦「いるんですね。
そういう完璧な人も」

灰原「どう?　挫折を知らない人間って」

コナン「いいんじゃねえか?
一生それで行けるんなら」

小松「比べて俺はやたら運が悪くて…」

いやいや。
コナン（新一）の運の悪さ（?）と比べたらまだまだヒヨッコだよ。
行く先々で事件が起きるため、死神と呼ばれているほどだ。

挫折を知らない完璧な人間だと呼ばれた雪ヶ谷も、
コナン（新一）のスペックの前には常人と大差ない。


コナン「犯人は袋小路さんだけじゃなく、
たまたま巻き添えになるように見せかけて
小松さんも狙おうとしたんだ」

灰原「一石二鳥で2人を同時に消そうと…」

一見楽なように見えるが、とても面倒な殺し方だなあ。
1人1人始末したほうが、かえって簡単に済んだんじゃない?
急がば回れと言うではないか。犯罪に使う言葉ではないが。


咲子「だって私、ああいう
自分はなんでも持ってますみたいな、
自信家って鼻持ちならないもの」

灰原「賛成に一票」

永井 咲子（24）、ウェイトレス。
どうやら咲子の存在が今回の事件の動機のようだ。
犯人は雪ヶ谷。コナンもズバリ断言した。
まさに鼻持ちならない自信家のごとく。


コナン「そうか。犯人は
一石二鳥を狙ったんじゃねえんだ」

コナン「やりかねねえさ。ああいう人なら」

コナン「誰でもよかったんでしょ?
ブロックなんかを落とせば計画殺人だと
警察に悟られるから、落とすのは
人間じゃなきゃいけなかった」

コナン「まさか生きてる人間を
凶器に使うなんて警察も考えないからな」

コナン「そう。袋小路さんは小松さんの
命を奪うためだけに落とされたんだ。
人間凶器として」

人間凶器。
まさに狂気。


雪ヶ谷「それが僕の毛髪だとしても、
言い逃れる術はいくらでもある」

目暮「むう…」

雪ヶ谷「しかし
僕はそんな見苦しい真似はしない。
だって幕切れも美しくないと、
僕らしくないからさ。
( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ ＼ / ＼/ ＼」

目暮「なんなんだこの男は? (´・Д・´)」

ホント、なんなんだこの犯人は?
このところアニメオリジナル回は狂人ばっかだな…



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