アニメ偉言

ナガレ「さあ始めようか。
ジャスティスダラー生誕の儀を」

ナガレにはまだカイトへの憎しみが残っていた。
ジャスティスダラーに変身し、エンター・ザ・ヒーローとの決戦へ―

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Eヒーロー「お前どうしちまったんだ?
キャラが完全にぶっ壊れちまってるじゃねえか!」

Jダラー「ぶっ壊れるか?　いいじゃないか。
破壊は創造と常に隣り合わせだよ。
俺はぶっ壊す!　それが新たな世界を
創り出すということだ!」

「創」という言葉には「つくる」というほかに「きず」という意味がある。
例えば絆創膏（ばんそうこう）の創がそれだ。損傷。
例えば、木像をつくることは木を削る（破壊する）ことでもある。
創という文字はまさに「破壊は創造と常に隣り合わせ」なのだ。


Eヒーロー「ヒカリの姉ちゃん…
ダメだこいつおかしくなっちまったよ!」

ヒカリ「いい?　カイト君!
おそらくナガレ君の自我はその
ジャスティスダラーの力に飲み込まれて
支配されてるの!　分かる!?」

Eヒーロー「お、おぉ…分かるぜ。
自我工作だろ?　俺は毎回
褒められてたぜ」

ヒカリ「それを言うなら図画工作でしょ!
自我よ!　ナガレ君の意識のこと!」

前はオバサン呼ばわりされてなかったっけヒカリ姉さん。
カイトにとって自我崩壊は図画崩壊も同然なのか。
つまり全然分からないと。


安立「人は等価値であるべきだ。
そうでなくなったのはカネなどという
道具が人の世を支配したからだ。
人を等価値に戻す。
人間全てをデータ化し、
そのデータを圧縮すれば
人と人との間に差は生じなくなるなる。
それはつまり、憎しみも悲しみも
怒りもない世界だ」

安立「彼（ナガレ）の君（カイト）に対する
負の力を育て、増幅させることで
世界をデータ化できるエネルギーを
生み出したのだ」

安立の計画の全容が明らかに。
憎しみの力をもって世界から憎しみを消し去ろうとする。

しかし、そんな方法で世界をリセットしたところで、
人間から感情が消えるわけではない。
喜怒哀楽愛憎六情表裏一体。

悟りとは世界を変えることではなく自分を変えること。
自分を変えることから世界は変わり始めるのであり、
世界を変えたところで自分が変わらなければ
何も変わりはしないのだ。

そうならないためにも、安立は世界から、人から心を消そうとするが…


ヒカリ「何とか時間稼ぎして。
ミツオ君とフクタ君が打開策を実行してるから」

Eヒーロー「え?　ダサい柵?」

ヒカリ「打開策!!」

打開策はJダラーの機能停止。
そうすればナガレ本来の意識が戻る。
今のナガレはJダラーに洗脳された状態なのだ。
本来のナガレに呼びかけることができればあるいは…


安立「まさか…メインシステムを開いて
私が過去集めたエッチな…いや
秘密の画像を集めたというのか!」

何やってんだ安立さん。
世界から全ての欲を消すということは
そういう欲も消すことであって
子孫残せなくなっちゃうじゃん。

データ化した世界ならどうとでもなるって?
もしかして自分だけそういう感情を残したままにするつもりだったのか。

というわけで、まさかの安立の性欲が鍵となって打開策完成。
ミツオとフクタは安立のデータベースから龍が作ったウイルスを入手し
Jダラーにぶちまけ一時的な機能停止に追い込むことに成功した!


ナガレ「ずっと強くなりたかったんだ。
強い君を…強く太陽みたいに輝く
カイトを超えたかったんだ!」

カイト「何かお前勘違いしてるぜ。
俺は強くなんかねえ」

ナガレ「嘘だ!
そんなこと言っても僕は誤魔化されない!
君が強いからみんなが君を慕い、
みんなが君に従うんじゃないか!」

カイト「お前バカか!
いつも俺の周りにはみんながいたけどよ。
俺がみんなといようとしただけだろう?」

ナガレ「え?」

カイト「俺は楽しいのが好きなだけで
後はよく分かんねえよ」

ナガレ「…!」

カイト「でもこれは俺でも分かる。
俺は強くなんかねえ。強くなりたいだけだ。
お前と一緒なんだよ」

隣の芝生は青い。
人が憎しみ合う理由なんてそんなもんだったりする。
互いに羨ましがってただけなのだ。

ナガレはそのことに気付き、カイトの許しを受け入れようとした。
そんな2人の姿に、安立も人間捨てたもんじゃないと思い始めるが…


安立「彼の負の感情エネルギーが
急激に引いたことによりジャスティスダラーの
バックアップメモリがそれを補おうとしたんだ。
このまま完全にジャスティスダラーの
システムに飲み込まれ化け物と化せば
何が起こるのか分からんぞ!」

バトルエクステンド。
ナガレは再びジャスティスダラーと化してしまう。
カイトもエンター・ザ・ヒーローに変身し今度の今度こそ最後の戦いへ。


Eスピード「火事場のケツ力〜!」

エンター・ザ・ヒーローからスピードへ、ゴールドへ。
徐々にパワーダウンしながもカイトは勝利をもぎ取る。
その結果の両者素っ裸。エッチな画像!　秘密の画像!?


カイト「ケツは災いの元ってな」

崩壊し始めたアンダーバンクを安立が支え、
カイトたちは無事脱出することができた。
ナガレも平和も戻ってきた。
しかし、早くも新たな不穏が!?

ここまでがゲーム「ヒーローバンク」のストーリーなのかな?
そしてここから先が「ヒーローバンク2」―?

動画：ヒーローバンク 第26話「決着￥ 最初で最後の大ゲンカ!!」

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