2014年09月26日
オールガンダム史(黒歴史年表)のリビルドにトライ
セイ「ガンプラはどんな自由な発想で
作ってもいいんだって。僕はガンダムの
世界観や設定にとらわれすぎてた」
ガンダムビルドファイターズ第3話でのセイの台詞。
もうじき放送開始のガンダムビルドファイターズトライを記念して、
オールガンダム史を個人的に理想的な形にビルドしてみる。
ガンダムの生みの親である富野由悠季氏の言葉によれば、
あらゆる「ガンダム」の歴史は『∀』に終着するらしいが、何か嫌だ。
ガンプラと同じく、自由な想像の翼を広げてガンダムの歴史を創壊したい。
作者がどう言ったとか公式設定がどうだとか無礼にブレイカー(ノ*'‐')ノ ミ ┸┸エイッ♪
*2015年10月7日
「鉄血のオルフェンズ」追加
「Gのレコンギスタ」「EXA」に追記
西暦 -機動戦士ガンダム00-
(TV放映 2007-2008〔1期〕 2008-2009〔2期〕)
A.D.2307 TVファーストシーズン
A.D.2312 TVセカンドシーズン
A.D.2314 劇場版「A wakening of the Trailblazer」(完結編)
時が未来に進むと誰が決めたんだ?
「ファーストガンダム」が全てのガンダムの始まりである必要はない。
西暦から宇宙世紀に移行するのなら、トップに来るべきは当然この「00」。
俺がガンダムだ! 宇宙世紀を導く真のファーストガンダムだ!!
宇宙世紀 -ファースト〜UC〜V〜-
(TV放映 1979〔1st〕〜1994〔V〕)
U.C.0001 ラプラス事件 西暦から宇宙世紀へ
U.C.0079-0080 一年戦争 機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争 第08MS小隊
U.C.0083 テラーズ紛争 STARDUST MEMORY
U.C.0087-0088 グリプス戦役 機動戦士Zガンダム
U.C.0088-0089 第一次ネオ・ジオン抗争 機動戦士ガンダムZZ
U.C.0093 第二次ネオ・ジオン抗争 逆襲のシャア
U.C.0096 ラプラス戦争 機動戦士ガンダムUC
U.C.0100 ジオン共和国の自治権放棄 ムーンクライシス
U.C.0104 or 0105 マフティー動乱 閃光のハサウェイ
U.C.0120-0121 第一次オールズモビル戦役 機動戦士ガンダムF90
U.C.0122 第二次オールズモビル戦役 F91 フォーミュラー戦記0122
U.C.0123 ゼブラゾーン事件 シルエットフォーミュラ91
U.C.0123-0128 コスモ・バビロニア建国戦争 機動戦士ガンダムF91
U.C.0133 木星戦役 クロスボーン・ガンダム
U.C.0136 神の雷計画 クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
U.C.0149-0153 ザンスカール戦争 機動戦士Vガンダム クロスボーン・ガンダム ゴースト
U.C.0203 マハの反乱 ガイア・ギア
U.C.0218 地球連邦崩壊
U.C.0223 ガイアの光事件 G-SAVIOUR
U.C.0224 プロジェクト・レイブン G-SAVIOUR(PS2)
色々あって西暦から宇宙世紀に移行。
で、色々あって次の時代(ガンダム)へ。
制作順でいうと「Gガンダム」が来るところだが、
その前に新たにガンダム35周年記念作品が入ることに。
リギルド・センチュリー -ガンダム Gのレコンギスタ-
(TV放映 2014-2015)
R.C.1014
2014年10月スタート。
これはBFトライ同様、見てからのお楽しみ。
公式サイトはこちら。
ここから先、『∀』の設定に従えば「ガンダム」の文明は幾度となく興亡を繰り返しつつ、
破局的な「最終戦争」へと雪崩れ込んでいくものとされている。
<追記>
*2015年8月末配信の「夜のGレコ研究会 〜富野由悠季編〜」で、
Gのレコンギスタは『∀』の500年ほど未来のつもりで制作していたと発表。
しかし、ここでは当初のまま黒歴史に放り込んでおこうと思う。
正直、Gレコは最初から最後まで訳がわからなかった。こうして終了後も混乱を招く始末…
未来世紀 -機動武闘伝Gガンダム-
(TV放映 1994-1995)
F.C.60 第13回ガンダムファイト〜VSデビルガンダム(TV本編)
ガンダムファイト、レディーゴー!
なるほど! シャイニングフィンガーとはこういうものか!!
戦争ではなく格闘。「アナザーガンダム」の筆頭。
後に『∀』で語られる黒歴史として包括されることになったが、
停滞する「富野ガンダム」に革命を起こした風雲児といえる。
アフターコロニー -新機動戦記ガンダムW-
(TV放映 1995-1996)
A.C.195 オペレーション・メテオ〜地球圏統一国家発足(TV本編)
A.C.196 OVA「Endless Waltz」(完結編)
MC(マーズセンチュリー)0022 Frozen Teardrop
Gガンダムに続くアナザーガンダム第2弾。
1997年に制作されたOVA「Endless Waltz」で完結。
つつがなく『∀』の黒歴史に収まることとなった。
…はずが、2010年から「Frozen Teardrop」という続編が始動。
W本編から数十年後という設定で、EWでの完結をぶち壊すかのごとき展開。
MCは火星圏で使われている元号。TVシリーズ以前のA.C.地球圏も描かれる。
アフターウォー -機動新世紀ガンダムX-
(TV放映 1996)
B.W.(ビフォーウォー) 便宜上の元号
A.W.001 第7次宇宙戦争勃発〜集結
A.W.015 TV本編
A.W.024 漫画「UNDER THE MOONLIGHT」
月は出ているか?
G、Wに続くアナザーガンダム「平成3部作」の3番手。
しかし、他の2作に比べると如何せん人気不足だったのか、
放送期間が短縮された上に放送枠自体が消滅してしまう。
ちなみに、第7次宇宙戦争にはTVシリーズ7作目という意味が込められているらしい。
地球圏の人口が100億から1億にまで激減したことをはじめ、興味深い設定が多い。
君は、生き延びた先に何を見るのか?
この「X」で、ガンダム自体が生き延びるかどうかの瀬戸際に立ってしまった。
1999年に始まる『∀』までTVシリーズは拝めなくなってしまうのだから。
コズミック・イラ -機動戦士ガンダムSEED-
(TV放映 2002-2003 2004-2005〔DESTINY〕)
A.D.? 「西暦」が用いられる
C.E.1 最後の核
C.E.9 R.C.War(第三次世界大戦)終結
C.E.15 遺伝子操作された新人類「コーディネイター」が爆発的に増えていく
C.E.71 TV本編(SEED)
C.E.73‐74 TV本編(SEED DESTINY)
『∀』後に制作された初の「ガンダム」TVシリーズ。(アナザー)
人気が高く、TV以外にも漫画「ASTRAY」シリーズが展開された。
2006年にOVA「C.E.73 STARGAZER」も発売され、
映画化の話もあったが残念ながら立ち消えてしまったようだ。
おまけに、2007年に発表された漫画「∀ガンダム 月の風」で
C.E.も黒歴史に含まれることになってしまったという。
となると、C.E.以前のA.D.(西暦)は我々の西暦と地続きとすることはできない。
「00」のように宇宙世紀に繋げて考えることもできないので、
黒歴史のいずれかの段階で(制作順でいえば「X」の後)、
再び西暦が用いられたと考えるしかない。
正暦 -∀ガンダム-
(TV放映 1999-2000)
黒歴史時代末期 ∀ガンダムがナノマシンを散布 地球圏の文明が消え去る
正暦2001年 黒歴史学者が「宇宙世紀公式百科事典」を発掘し出版する
正暦2343年 月からロラン・セアックらが地球に派遣される
正暦2345年 TV本編
この「∀」によって構築された歴史観は確かに素晴らしい。
「V」以降、別世界の「アナザーガンダム」として展開された
「G」「W」「X」を黒歴史として包括し、ガンダムシリーズ全体を
一本の、もはや神話の領域といえるほどにまで昇華してくれた。
これには胸躍った。
「ガンダム」の世界観が一気に広がった。
しかし、「∀」以後に制作されたガンダムまで
黒歴史に放り込むとはどういう了見だろう。
「SEED」「SEED DESTINY」はまあ仕方ないとして、
「00」と「AGE」は別格とすべきように思えた。
「00」は最前に申し上げたように、宇宙世紀の前、
つまり「ファースト」の前に置きたいと感じた作品だ。
そして…
アドバンスド・ジェネレーション -機動戦士ガンダムAGE-
(TV放映 2011-2012)
A.G.以前 コロニー国家戦争〜コロニー国家戦争〜EXA-DB蓄積
A.G.101 天使の落日
A.G.115 フリット編
A.G.140-142 アセム編
A.G.151 キオ・アスノ誕生 アセム消息不明に 〜追憶のシド〜
A.G.164 キオ編〜三世代編
A.G.201 マーズレイ克服 地球は元気になった
「アナザーガンダム」ながら、
『∀』をひっくり返して『A』に戻した野心作。
ゆえに、この「AGE」は決して黒歴史ではなく、
∀以後の超々未来を描くものと考えられる。
特に、「AGE」作中に登場したEXA-DB(エグザ・ディービー)が
『∀』の先を行く歴史であることを大いに示している―!
ポスト・ディザスター -機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ-
(TV放映 2015-)
P.D.315
2015年10月スタート。
公式サイトはこちら。
「厄祭戦」終結から約300年。
地球はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系による新たな世界が構築構築済み。
火星は地球の植民地同然の扱いを受けており、独立の機運が高まっていた。
歴史は繰り返す。
「AGE」で平和になった地球圏と火星圏がまた、
いつしか戦乱の渦に巻き込まれていったのだ…
と考えると複雑かつ感慨深いものがある。
エクストリームバーサス -ガンダムEXA-
(漫画連載 2011-)
EXA-DBとは、A.G.以前の軍事技術が収められたデータバンクのこと。
それは「AGE」のみに留まらず、それ以前のガンダムにも波及する勢いだった。
そして、TVシリーズではないが、ゲームや漫画においてはまさに、
「EXA」がガンダムシリーズの歴史を包括する新たなタイトルとなっている!
ガンダムEXA
木星軌道上の宇宙ステーション「ジュピターX(ジュピター・テン)」にある「GA(ジェネラルアンサー)」と呼ばれるデータ群。それは、全てのガンダムシリーズの世界が再現された仮想空間であった。人類進化の鍵を探す「Gダイバー」である主人公のレオス・アロイは、文明の衰退を迎えつつある地球人類の滅亡を防ぐ為、様々なGAデータにダイブして、ガンダムシリーズの世界を巡る旅に出る―
アーケードゲーム「エクストリームバーサス」と連動した世界観。
そこでは、「∀」を含めた「ガンダム」過去作の歴史がデータ化されている。
つまり、明らかに「∀」のさらに先の未来を描いた「ガンダム」なのだ。
2014年3月から稼動した「エクストリームバーサス マキシブースト」では
「AGE」の機体も登場し、いよいよ『∀GE』の様相を呈してきた。
<追記>
*2015年12月23日発売予定の「機動戦士ガンダム EXTREME VS-FORCE」に
「鉄血のオルフェンズ」のガンダムバルバトスが参戦決定!
EXAこそがAGE〜オルフェンズすらも包括する『EX∀』なのか―!?
富野由悠季史観 vs バンダイナムコ史観
「ガンダム」の生みの親である富野由悠季氏としては、
自分の関わらない「アナザーガンダム」に関しても、とりあえず
掌中に収めておきたいという気持ちがあるのかもしれない。
その苦肉の策が、「∀」における黒歴史だ。
「正暦」という「受け皿」を用意することで、今後来る
無数の「アナザー」に備えようとしたわけだ。
しかし、もはや「ガンダム」は富野由悠季氏だけのものではない。
「∀」を全てのガンダムの終着駅とするのに異を唱えるものは多い。
その最たるものがこの「EXA」、すなわちバンダイナムコ。
「∀」に呪縛されてはならないと警鐘を鳴らしているように見える。
富野由悠季氏の「ガンダム」に対する態度は、いわば親バカ。
いや、子離れできないどころか、子々孫々まで及ぶ禍根を残しかねない。
ガンダムシリーズの未来を考えたならば、「∀」は邪魔な障壁でしかない。
そんなものはさっさと乗り越えてしまったほうがいい。
だからこそ、「00」が「ファースト」の前であり、
「AGE」が「∀」の後であるという構図が求められている。
―とまあ、好き勝手御託を並べてみた。
あくまで個人的なガンダム史観なのでその点はご了承を。
こういうふうに考えている人間もいるのだと分かってもらえればそれで十分。
最初に言ったとおり、ガンプラと同じで想像=創造は自由だからね
*ガンダムビルドファイターズはガンダムではなく
ガンプラアニメとして黒歴史には含めない。
参考:黒歴史とEXA-DBとガンダムEXAのお話
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