アニメ偉言

れいか「自分から進んで
何かを始めたことがないのです。
自分のやりたいことは何なのか、
私の道はどこにあるのか…
わからないのです」

曾太郎「ならば全てを辞めてみるがよい。
辞めて見えることもあろう」

どうして勉強するの?

というみゆきの一言で、れいかは混乱した。
れいかは才色兼備の優秀な生徒だが、振り返ってみると
自分の意志で始めたことが何一つない。勉強も、プリキュアも。

そんなれいかに、祖父・曾太郎は思い切った提案をする。
全てを辞めれば、自分が望む本当に「やりたいこと」が見えてくる…?



アカオーニ「あ!　なーんだ。
勉強なんて必要ないオニ。
プリキュアを倒せばそれでいいオニ!
オレさま、頭いいオニ?」

バッドエンド王国では打倒プリキュアを目指しての勉強会。
だが、アカオーニにもまた、勉強を辞めるという結論に達した。
それはれいかとは違い、単に考えるのが面倒くさかっただけなのだが…

こういう種類の疑問を突き詰めていけば、
何で人は生きているのか、という壁にぶち当たるかもしれない。
だからといって「生きる」ことは辞める訳にはいかないだろう。
生を手放す代わりに、人は「休む」ことで答えに近づく…?

キュアハッピー「犬も歩けば…ココホレワンワン!!」

時には「やりたくないこと」をやらなければならない時もある。
けれども犬も歩けば棒に当たる。何事も経験になることにはなる。
休んでいる時でも、心も体も生きて活動しているのだ。
迷うという行為を含め、勉強なのだとれいかは悟る。

キュアビューティ「僕の前に道はない。
僕の後ろに道は出来る」



高村光太郎詩集『道程』、はじまりの一節。
アカンベェが唐突に出した問題をビューティは完答。
それは、れいか自身の「今」であり「これから」でもあった。

スポンサード リンク