アニメ偉言

WDC（ワールド・デュエル・カーニバル）決勝大会、 2ndステージ。
4つのデュエルフィールドのうち、いち早く密林（ジャングル）で開戦だ。
戦うのは謎の少年トロンと、元大会運営委員ドロワ。
カメラの不調か、突然観客用のモニターが切れてしまう。

Mr.ハートランド「フッフッフ…
このデュエル、お客様に見せられないんですよねえ」

見せられないのはドロワか、はたまたトロンのほうか。
トロンのほうだとしたら、ハートランドは一体何を企む?



エースモンスターのフォトン・バタフライ・アサシンを中心に、罠・魔法、
そしてジャングルフィールドの効果を利用したコンボを組んだドロワ。
トロンがモンスターを召喚しようがしまいが、3ターンでライフを奪いきる作戦だ。

全ては、ドロワが愛するカイトのために。

カイト「すがるな!
すがった瞬間、己は己を失くす」

ハートランド機関の養成所（?）時代、ドロワはカイトに救われた。
「すがるな」。それが今の気丈なドロワの根底にあるものなのだろう。
何物にもすがろうとしないカイトが唯一の拠り所とする弟、ハルト。
そんな悲しき笑顔のカイトを守ろうと、ドロワは戦うのだ。

トロンが相手にしているのは「愛」。

トロン「でも僕は愛に勝つ!」

トロン「いいよ、凄くいい。人が人を想う愛の力。
僕も知りたいなあ。カイトの想い出に溢れた苦しい君の思い。
その記憶を、かじり尽してあげるよ」

トロン「エクシーズ召喚!　現れろ、ナンバーズ8
紋章王ゲノム・ヘリター!!」

トロン「僕は君のモンスターから名前を奪う」

トロン「名無しさん、つぶれちゃいな」

トロン「そうだ、いいこと思いついた。
君の記憶も奪ってあげる」

トロン「虫が良すぎるんだよ!
君の想いは、記憶は、僕が美味しく食べてあげる」

トロン「流れ込んでくるよ。君の意識が、記憶が、愛が」

トロン「僕の中でお休み、ドロワ」

トロン「ふん、なーんだ。
愛って記憶、ちーっとも美味しくない」

トロン「次は君の心を食べてあげる、遊馬」

トロンの実力は絶大だった。
相手の記憶を奪い、それを愉しむというイショクの能力。
今回はほとんどトロン語録となってしまった。
書くことを奪われてしまったみたいだ。

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